塾も色々あっていいと思う。
大手の有名講師を揃えたガリバーのような塾もいい。
俺の塾のような2教室程度の塾もいい。
どちらの塾でもその地域での存在意義があればいい。
選んでいただくのは保護者あり、実際に通う子どもなのだ。
今年俺は子ども達の前でこう言った。
俺は5教室も6教室もあるような
塾を創る力も器も能力もない。
でも2つの教室のお前達をピカピカにする自信はあるよ。
俺の想いを直接伝える絶妙の距離感があるこの教室を大切にしてるから。
仮に大手塾が俺のすぐ隣りにやって来ても
堂々と生き残って行く塾を創って行くよ。
上野塾を卒塾していくお前達が「上野塾に行っていた」と
胸を張って言える塾に必ずするから。
上野塾はまだまだ無名に近いよ。
でもな、今回も第1期生の小林や有紀子が訪ねて来てくれたり、
2期生の悠希や大悟、奈津美が上野塾を応援してくれたり。
3期生の一樹とそのお母さんが上野塾を気に留めていただけたり、
そして4期生・5期生のOBやOGが今日も皆の応援に駆けつけてくれたり。
こういった縦のつながりは、駅伝のタスキリレーにも匹敵すると思うよ。
区間賞を取るような時もあれば、ぐっと踏ん張る時もあるよ。
その時その時のタスキを持った者が
自分のことだけを考えるのじゃなくて
次の者に「このタスキ、頼んだぞ!」と言って渡して行く。
そんな塾にしたいと思って今日までやってきたよ。
それがやっと目に見えて来たように思う。
でも完成したとはまだ言えないな。
もう少し俺も頑張ってみるよ。
大きなことはできないが小さなことを続けることは俺にもできるから。
先輩達からのタスキは今、お前達が持っているんだ。
精一杯走れよ。
自分だけが苦しいのじゃない。
先輩たちの「想い」がきっと戦う勇気を与えてくれると思うよ。