ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

ここ300年ほどの音楽

2012年02月29日 | 音楽

        並んでます!3点並ぶと豪華です!高橋創デザインの限定ジャケ!

 

今月はグールドの映画、もう終わっちゃったけど91歳の老婆の映画「木漏れ日の家で」など観ました。上映中の『スリーピング・ビューティー』も観たい。

 

国立劇場で文楽も観てきました。着物を着ようと思う日はいつも雨。

会場内でも着物姿はダレも見ませんでした。小雨でもやっぱり着物は無理よね。。

あきらめません。まだ雛祭りがあるわ

と言いつつ:ひな人形を飾ってる余裕もありません。

 

何日か前に生誕ン十年になりました。去年は珍しく友人とフグを食べましたが、結局この時期は20年続いて忙しく:ピアノ弾いたり金勘定に明け暮れて(確定申告ですよ)終わるのだ。母親が生きていた時は、ひな人形を飾りに来たり、ケーキの差し入れがあったり、しばらくすると人形を片付けに来たりしてたので、なんとか季節とトシを感じていたわけで。気がつけば生誕ン十年だし。なんてこったー

つい『91歳の婆さんの人生最後の選択』がテーマの映画なんか観ちゃいました。予想どおりのストーリーでしたよ。

 

グールドの映画も面白かったです。音楽家で抗欝剤とか、安定剤を服用してる人は多いのですが、心配になりました。グールドの変人ぶりは薬の副作用ではないかということでしたね。人を癒したり励ます役目の音楽家が、自分は癒されなくて薬に頼るというのは皮肉なことです。まーなんでもそんなものです。

 

非常に繊細な神経でなければ人の心に訴えるような演奏は出来ないわけで。しかし人前で堂々と弾くには心臓に毛が生えていないと無理というこの矛盾。


ヤザワの場合は:教育ママゴンに:発表会の時には新しいステキなワンピースやドレスを買ったり作ってもらって、本番前はステーキ食べて、当日は美容院でカールしてもらって可愛くなったし、上手に弾けると先生まで何かプレゼントを買ってくれたりと、パブロフの犬教育 をされたので、人前で弾くのが楽しみになったのでした。思う壷。決して心臓に毛が生えてるワケぢゃないのよ 

 

おかげでいまだにピアノを弾くと贅沢をしたくなるので、いかに収支のバランスを取るかが難しい。弾いた分より使わないようにしないと中村うさぎになっちゃうよ~(←カネ勘定ちうにつき

ただ沖縄に来て以来、服は要らなくなったので、今年の莫大な出費はひとえに引っ越しのせいであります。4、5年で償却するか。。。

 

と収支大決算をしつつ、Absolute-MIX最終回の準備もしています。

 

1回目がショパンとジャズ、2回目がベル・エポックでドビュッシーやサティにライヒ(笑)、3回目が世紀末でやはりドビュッシー、サティにスクリャービンにミュライユ(笑)とキタので、4回目はかなり現代に近いものを弾くことになってます。

 

ですが:

 

先日、4回目のゲストである建築家の平良和繁さんと打ち合わせしていて、平良さんが:「僕がイタリアに留学して特にフィレンツェに住みたいと思ったのは、古い物から新しい物が全てあって見れて、その変化が分かって面白いと思ったから」

という言葉に触発されて、「すごく古い」音楽から「すごく新しい」音楽を弾いて、その時代の建築様式なんかについてお話してもらったら面白いんじゃないかと思ったのでした。

 

久しぶりにバロック弾くか!

 

新たに挑戦するリュリと、イタリアン・コンテンポラリーのノーノは決定

 

フィレンツェ出身のリュリはルイ14世のお抱え音楽家。マリー・アントワネットもヴェルサイユや劇場で聞いたことでしょう。練習してたかもしれないよね。

そしてバリバリ左翼のインテリのノーノ。こういう哲学者を生むのもまたイタリアという土地柄。

 

平良さんは北欧の有機的な建築もお好きだということで、2010年にヨハン・ヨハンソンがヤザワのために作ってくれた曲もセレクト。

プログラムが決まったら、ちょっと抜け出して雛祭りとお誕生会をしようと思ってます  

 

 

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