Le ton fait la chanson,le ton ne fait pas la chanson.

<創る>がテーマのアイディア帳。つくるココロを育てます pour votre creation d'avenir

赤いパウンドケーキ

2010-12-24 | ●Recette 実験レシピの部屋

  真っ赤な お・は・なっの~~♪ ということで、赤いパウンドケーキです。(ケーキの割れている部分から、赤ピンクの色がのぞいているのが見えます)

  赤いといえば、なんかドラマの”赤いシリーズ”という単語が頭をよぎりましたが、ドラマも見たことないので割愛。 ”赤いパウンドケーキ”みたいなタイトルだと、ドラマのコンセプトにはぜんぜんひっかからなさそうですね。

  さて、こちらのパウンドケーキ、クリスマスディナーとは別に、ちょっとクリスマスの食卓の横に置いておく用のケーキです。

 (そういえば、前、日本に旅行に来たフランス人に、クリスマスケーキのパンフレットに載ってたイチゴのケーキなどを見て、”これ、ナニ用のケーキ?”と不思議がられました。 そうです。フランスでは、クリスマスのクリームがのったケーキは、ブッシュドノエル(bûche de Noël)”しか存在しないので、丸いホール型のケーキは、クリスマス用のケーキとは言わないわけです。それ以外に、焼菓子であれば、ドライフルーツの入ったパウンドケーキっぽいものや、シナモンが入ったパンデピスという日持ちのするお菓子はクリスマスには登場します。)

   「赤いパウンドケーキ

   Gâteau aux pralines roses et aux fruits secs

      Ingrédients: 150g de pancake mélangé, 2 oeufs, praline rose, raisin sec, noix, cannelle, 50g de sucre, 20g de beurre, canneberge, 2c.à soupe d'eau chaude, 1c.à soupe de liqueur PICON

     材料:ホットケーキミックス150g・卵2個・砂糖(てんさい糖)50g・バター20g・赤いプラリネ*・レーズン・胡桃・クランベリー・お湯大さじ2・シナモン・PICON大さじ1

  *赤いプラリネ:フランス・リヨン名物の、ナッツの周りに赤い砂糖をコーティングしたもの。 砕いたものは、お菓子などに使われる。日本人からすると、紅ショウガに見えるビジュアル。

  ① 砕いてある赤いプラリネを大さじ2杯くらいのお湯で溶かす。(赤い砂糖部分が多少、溶ける。)そこに、上記に書いてあるその他の材料すべてを加え混ぜる。そのとき、卵は、ハンドミキサーで、しっかり混ぜたものを使う。

  ② パウンドケーキ型に流し込み、上から軽くさらにシナモンをふりかけ、180度のオーブン(余熱なし)で35分焼いてできあがり。

  

     ちょっと分かりづらいですが、赤茶色のパウンドケーキになっていて、特に上の割れている部分からは、ピンクっぽい色が顔をのぞかせています。 ちょうど、ホットケーキミックスがあったので、それを使ってしまいました。ホットケーキミックスの箱にパウンドケーキの作り方がのっていたので、それを参考にしています。もちろん、赤いプラリネは日本では手に入らないと思うので、レーズンやナッツに食紅を加えてパウンドケーキを作れば、ふつーにこれと同じかんじになると思います。


   前回、リヨンの名物、この赤いプラリネ(praline rose)を使ったブリオッシュを作っています。 それを使って今回はパウンドケーキをつくりましたが、リヨンでも赤いプラリネを使ったパンとか、タルトはあっても、パウンドケーキのタイプは、なかったと思います。 それにしても、赤いプラリネって、なんかほほえましいわ。