年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

うらやましい韓国のキムチ愛

2024年08月05日 | 宅老のグチ
築地にいた時から感じていたのだが、日本の統計で日本食品の輸出が新聞に報道されるようになったのはいつ頃だったのだろうか。毎年2回ほど隣国の韓国貿易統計が日本で報道されるのもいつだったか。ネットの見出しになるくらいなので、韓国の食文化が日本に浸透して、報道価値が出てきつつあるのだろう。日本の普通のス-パ-でも辛ラーメンが定番となり、種類も増え、売り場の小さいコンビニでも並んでいる。韓国の今年前半までのキムチの輸出統計で金額が日本円換算で120億円という。すると年間では240億円。日本の漬物の統計では業界新聞の記録で年間3000億円程度で、その6割が浅漬けと言われる分類となる。その浅漬分類でキムチの割合が半分程度という。ス―パ-の売り場構成を見ると統計が正しいと実感する。従って日本のキムチの売り上げが年間900億円程度となる。韓国の貿易統計でキムチの輸出の1位は日本で30%台で、小差の2位がアメリカである。アメリカの2位の理由はアメリカで韓国人移住者が多いためである。従って日本の韓国製キムチは年間70億円から80億円程度となる。統計から日本産キムチが圧倒的に多いが、見分け方は商品表示で白菜(国産)となっているのは日本製で多くの商品の賞味期間が30日程度となる。韓国製は輸入手続きの時間を見て45日以上の賞味期間の設定がある。韓国自体ではキムチの商品知識があるので賞味期限は長い気がする。日本の中の輸入キムチの割合は1割となる。輸入キムチの中に中国産激安キムチがあるのだが数字は知らない。多くは無料で出される飲食店需要だろう。
 この辺りは漬物に関して節操のない日本の漬物業者の対応の早さと感じる。韓国はキムチに関して、中国東北地方に朝鮮人系統のキムチの起源論があって、アイデンティ-の問題でしばしばトラブルとなる。手抜きの製造のキムチの動画が流出し大騒ぎとなる。日本で迷惑行為の動画は飲食店系が目立つが韓国ではキムチの時に大騒ぎとなり、対岸の火事的に日本のネットを騒がす。この様なことが2年に1回ほどあって、日本産キムチを強調するため、日本のス-パ-では和風と国産という文字が大きい。
コメント
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