年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

麻布の在日韓国人歴史館と横浜JICA海外移住資料館の記憶

2024年08月12日 | 宅老のグチ
都立中央図書館から大江戸線麻布十番駅駅まで歩いて帰るのだが、行きはいつも226事件の関係者を祀る賢崇寺の脇を通り、目礼して急な登坂を上がり、バブル時最高価格のドメスブランドのマンションと逃亡者ゴーンさんが住んでいた、尻すぼみマンションを眺めつつ、常駐している歩道の警察官をよけつつ、図書館へ向かう。もう十年以上通っているが、シルバ-パス利用の前は、日比谷線広尾駅から歩いていたので気にはしなかった。
 ほぼ無料に近い都内の移動で時間が余っている高齢者の移動は歩数稼ぎの運動も兼ねている。今は体温に近い気温ですぐ汗が吹き出し、冷えない図書館で汗が収まるまで待って読む。それも根気力が年々無くなって、今は全体で5時間の行程だが図書館では2時間もいない。いても居眠りがやってくる。
 帰りにいつもと違う道を選び、ふと在日韓国人歴史館のホームぺ-ジがコロナ明けに予約制の文言が消えていて、行ってみようと思った。そこで入り口を探したのだが、前に行った時のドアが封鎖されていて、掲示の紙によると領事館の方のようだった。そこで行くと警備の人に止められ、予約していないと入れないと言われ、携帯で歴史館の人に電話し、警備の人に携帯電話を渡し、入れるようになった。不思議なことに金属探知機があるのに、カバンが小さいため不通で入った。そこから隣のビルに行くドアを開けゆくと見慣れた歴史館のエレべ-タに着いた。上に上がって用件を伝え、展示物の変化を知りたくて、入場料を聞くと高齢者のため、無料とのこと。早速展示室に上がって見るが、あまり変化はない。それよりこんなことがあったのかと思う展示が多い。
 自分は横浜のJICA海外移住資料館でタクワン貿易の資料を見たことがある。そこでの日本人移民の歴史と在日韓国人歴史館の中身が似ている様に感じる。タクワン貿易とは日本食品の貿易の業界用語。在韓国人歴史館はキムチの知識のため。
 展示物の確認後図書室で蔵書の確認。この図書室は半分強はハングル文字の本。キムチの関連本は何か手の届かない上段にある。チョット文句を言って、前より減ったのではないのか。
 受付に戻って雑談。土曜の講演会が始まるというので、メールアドレスを書く。すると力道山の展示があるというメールが届いた。そこで領事館の休みの土曜日に昔の入り口から入って力道山の業績本を見て、自分の父の死に至る脳溢血がプロレス中継のテレビを見た後と知っていて、感慨にふける。
コメント
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