年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

分離したドレッシングを見ていて・中国デフレを想う

2024年08月18日 | 宅老のグチ
野菜を食べるためドレッシングをかけようした時、ボトルの中が二層に分離していて、振って液体を混合し使った。多くのドレッシングは量販店の売り場では分離している。混じっているのがある商品は乳化剤で分離を阻止していると見える。
 商品の表示を見ていて、ふと日本社会はこの分離しているのが2種類でなく、少なくとも3種類の分離の世界があると思い始めた。それは中国がしきりに日本のバブルを研究していると言っていて、なぜデフレになったかの研究していなかったのだろうと思い出した。中国が日本の発展を研究し、その欠点も調べていて、いわゆる先行有利の発展方法の改良型の歴史だった。日本が明治維新時に多くの外国人が高給で日本で活躍し、物まねし、安価な労働力で輸出を増やし、工業化し、軍事力を増やした歴史を知っている。この方法を中国が見習ったと言える。改革開放の政策を取り、輸出を増やしたがスピ―ド感が日本が不足していて、日本の土地制度で定期借地権という制度を中国に取り入れ、不動産が国有という制度から中国国民に家の大きさが自由になる夢を与えた。稼いでも金を見せびらかす行為に手段がなく、家の70年間の占有権を購入し、広い家に大型のテレビを据え付け、一族で食事をするという見栄社会になった。これは安定した中国になったからで、デフレの日本は各駅停車の電車の様に予期せぬ自然災害で経済発展と消費の拡大から貯蓄へ回っている。ところが中国は家が大きいので物の収納力が大きいい。さらに労働者の年齢の若さがあって、いわゆる宵越しの金を持たない世界に入っていた。これは各駅に停車している日本列車をあっという間に通過していった超特急列車経済。何しろ10倍の人口と平地の広さは公共工事の速度は速い。そして地方行政の指導者たちは出世と利権のために、働く。欲の塊。中国は本当は民主主義・資本主義の国家の方が良いのだが人治の世界では強権で無いと中国は統治できない歴史でもある。もし習体制が崩壊すると、昭和前期の中国軍閥の乱立で内乱になる気がする。

 なぜ日本は3層以上の社会があると思ったのかと言うと江戸時代の士農工商の身分でも、実際は工商は一つの様に感じるし、維新時に没落した士族は農に戻り、開拓民となり、満蒙開拓団思想の根源ともなった気がする。そこから江戸時代の日本は身分区別上の最下層と見なされた遊民の人達がいる。これは多様で記録がない所は漏れていて、今でも非差別部落を侮蔑している人たちの優越感の根拠としている。ところが今の日本は異国人との婚姻増大で彼らの優越感の根拠が消えつつある。
 今は準戦時になりつつある。先の戦争で生き残った人たちが武器の進歩で非戦闘員でも戦争に参加する時代に入った。手に乘るドロ—ンが位置測定、探索等の操作は体力のない女性・子供でも戦闘員になりそうだ。理不尽な核兵器による脅しに対抗するには、何があるのだろうか。福島沖の公海で操業する中国漁船団の漁獲を中国産で売る国に対抗できるのだろうか。
 先の戦争に誘導した日本の言論はもう戦争に向かう言論誘導に対処できるのだろうか。SNS侵略はそれがばれた時に、大きな反動がある。自由世界は見えざる手で修正が出来るが強権中国では指示待ちになるしかないのでかっての先行有利の世界から、各駅停車の列車の様に権力列車が先行するまで、駅に留まるしかない気がする。今の中国での不動産問題処理は日本の先行事例で成功例が無いために、中国政府は対策の創出に苦労しているように見える。日本の最下層の人達がバブル崩壊で、政府の対策不振から給付金を支給されても貯蓄に回る。節約こそ生き残る道。
 デフレ中国で個人の貯蓄率が40%と言う。この辺が日本の高学歴学者の欠点で、高学歴の人は親が裕福で無いと高学歴とならない。そんな親ガチャ学者の底辺研究を先行事例とした中国の不運ともいえる。日本デフレの象徴と言えるマック65円バ-ガ-、牛丼280円が中国で見える。いくら統計をごまかしても政府不信では節約で対抗するしかない。唯一の救いは中国が監視社会で平穏が維持している。996では消費促進しても、無金・時間消費に向かう様子が見える。
コメント
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