高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

八坂石鹸 ~せっけんだよりより

2021-04-30 09:00:00 | 日記

愛媛に「石けんを広める愛媛県連絡会」
という会があります。
毎月「せっけんだより」を発行しています。
一昨年の11月号に、
皆さんおなじみの「台所固形石けん」について
八坂石鹸の増田明宏さんが書かれていたので、
抜粋して紹介します。


「石けんブームが起きた時、
おなじような容器に入った
固形石けんが並びました。
見た目は変わりませんが、
使ったら違います。
台所固形石けんは
八坂石鹸独自の製品だと思っています。


婦人会などの石鹸は、
大豆や菜種の廃油をメインにつくっています。
植物性ですから
できあがった石けんは柔らかい。
柔らかいから溶けやすく、
容器からこぼれやすくなります。
簡単に混ぜ合わせて作っていますから、
鹸化(油がせっけんになること)も
一定していなく、
手が赤くなる、等良く聞かされました。

それらの点を考慮して、
動物性の廃油を混ぜることで
ある程度の硬い石鹸を作ることができます。
釜で塩析をしますから、
泡立ちの良く、
長持ちする石けんが出来上がります。

もう33年以上も
台所固形石けんをつくっていますから、
熟練していて、アルカリや配合物も
いつも一定に心がけています。
作った当初、
石けんだから滑るのですが、
「つるつるしていて、お皿を割った」と
苦情が来ました。
それ以来、珪藻土を入れ
滑りをなくしています。

きちんとした製品になるまで、
試行錯誤しましたが、
私が継いだのは42年前ですから、
もうベテランです」


なるほど、使い勝手が良く、
長持ちする「台所固形石けん」は
いろんな工夫をして
出来上がったものなのですね。
この石けんに合わせて使う
「キッチンスポンジ」は、
土といのちの定番人気品です。
皆さんも使ってみて下さいね。


※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2021年4月号より転載しました。

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