あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

珍しいお茶 石鎚黒茶

2023-02-21 00:41:09 | 野菜・果物・料理など
 お茶畑のそばで信号待ちしていたら、カラスがお茶の木に乗っかっていました。
 
 
それも4.5わ。何をしているのかしら。



 白いものを咥えたのがいました。お茶の花の蕾かしら。花の季節ではないと思いますが、まだ花が咲いていたりするのです。
 
 これは、別の場所で写したものですが、
 




 果樹園の境に植えられていて、手入れもしてないので枝も伸び放題でした。
 それが、去年の秋に短く枝を切っているところに通りかかりまして、どうするのかと聞きました。そうしたら、黒茶にするんだという返事。枝もお茶に?黒茶は枝ごと切って使うんですって。知らなかった。
 この黒茶、古くから石鎚山の麓の集落で作られていましたが、次第に製造者がいなくなり石鎚村最後の住人、曽我部さんただ一人が作っていたそうです。石鎚村についてはこちら そういえばお茶畑がありました。
 
 
 
 茶葉を蒸してから発酵させるお茶は、日本では4か所しかない珍しい製法だそうです。そのうちの3つが四国に残っています。枝ごと蒸して葉を取り、まず糸状菌による好気発酵、さらに乳酸菌て嫌気発酵させるという複雑な過程で作られたお茶です。
 西条独特のお茶を絶えさせてはならないと、地元の生活研究グループが製法を継承しています。今では大学や研究機関と連携して製法を工夫し、製造するグループも3つに増えました。そして高校生も、黒茶を使ったクッキーなどの開発に取り組んでいます。
 
 このお茶、大変健康に良いそうなのです。体に脂肪がたまることを抑え、整腸作用があり。花粉症にもよいとか。以前それを聞いて買ってきて飲んだのですが、酸っぱいお茶というのはどうも・・・
 私の口には合わないなあと思い飲み切らずに去年処分したばかり。けど国の重要無形民俗文化財に指定されたと聞いてもう一度買ってきました。
 
 
 
 
 中身はこんなの

 
 これを2グラム急須に入れて・・・2グラムって・・・・? 葉っぱが大きいので小さじ何杯ーなんてことはできにくいですね。しかたがない、きっちり計りました。上の写真の三分の一くらいでした。
 お湯はしゅんしゅん沸いている熱湯。 2分蒸らして
 



 きれいな黄色。
 飲んでみると、前に飲んだ時ほど酸味が強くなくてさっぱりした味わいで、素朴な番茶のかおりも。多分前は濃すぎたのでしょう。これなら1パック飲み切れそう。ダイエットに効果があるかしら。
 発酵に使う乳酸菌ですが、石鎚山のふもとにある乳酸菌なので、違う場所で同じ製法で作ったとしても風味が違ってくるのだとか。不思議なお茶です。
 
 もう一つ面白いお茶を紹介するつもりでしたが、長くなりますので次回に回します。




















 
 
コメント (2)
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