あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

ポエム川内店開店

2009-05-21 08:41:20 | くらし

 桜三里を通る度に気になっていた、お菓子メーカーポエムの新工場。 着々と工事が進み、最近では


「5月20日10:00開店」


の大きな看板が掲げられていました。


 で、5月20日10時3分、ちょうどここを通りかかりますと、駐車場に車が並んでなんだかにぎやかな雰囲気。 ちょっと覗いてみることにしました。


 建物北側の国道に面したお客様用駐車場はいっぱいで、工場の西にまわったらそこもいっぱいで、南側にまわったらやっと2台ほどのすぺーすがあって係の人が案内してくれました。


 車から降りて工場の東側へ歩いていくと(つまり、工場を一周したわけ)


 あらまあ~



 道路からは見えなかったんだけど、なが~い行列ができていました。 ラジオの移動放送車キャピイまで来ています。


 なんだかわからないけどならんでみた 30分くらいならいいかな?


 左が工場と新社屋、右が直売店、その間に人が並んでいます。 とても日差しの強い暑い日で、帽子を持たない人がハンカチをかぶったりして並んでいました。



 向こうから、お茶を持った女性がー。 ぶじこのお友だちのひろしちゃんによく似た細面の美人です。 ひろしちゃんが10年歳をとったらこんなになるだろうなと思うくらいよく似ている。 そして、足が身長の半分くらいある!
 その人は、目の前にやってきたかと思うと
 「大変お待たせして申し訳ございません。 お茶はいかがでしょうか。」
と、紙コップに入ったお茶を差し出したのです。


 いやあ~、もちろん頂きましたよ。 今まで行列してお茶を頂いたのは、お葬式くらいのものでした。 暑い日でしたのでありがたかったです。 冷たくておいしいお茶でした。 
 その人は配り終えると小走りでどこかへ行き、またお茶を持ってきました。 後から後から人が並ぶので、何回もお茶を運んでいましたが、そのうちに
「お茶のお代わりはいかがでしょうか。」
と先に配った人たちに声をかけながら、最後尾あたりに運んでいきました。

 まあそのしぐさといい、心配りといい、これぞ美人と呼ぶにふさわしいーなんて思いながらしばらくその人にみとれておりました。 そのうち列が進んでやっとお店の入り口に近いところに来ました。



 ここから入り口まではざっと25人ほど並んでいます。 ここまできてやっと行列のわけがわかりました。 花のスタンドの横の方に長机が置いてあって、買い物を終えて出てくる人ひとりひとりに
「大変長くお待たせいたしました。 これはお土産です、どうぞお召し上がりください。」
と、ていねいなあいさつと一緒にお菓子の袋が手渡されていたのです。


 うちのほうにはチラシが入ってないので分からなかったのですが、店に張り出されているポスターを見るとなにやら新作のお菓子をくれるらしいのです。 それがあの袋に入っているんでしょうか。


 長机の向きは南向き。 係のお嬢さん二人は、降り注ぐ太陽の光を真っ正面から受け止めながらにこやかに笑っています。 えらいこと日焼けするだろうなあ、と見ていて気の毒になりました。 が、上司らしい男性がやってきて「帽子をかぶったら?」「いいんですか」 一人が帽子を取りに走っていき、男性がその場をカバーしていました。


 そうこうするうちに後ろの列が動きました。 どうやら建物の陰に並んでもらうことにしたらしいです。 そして赤ちゃんを抱いたお母さんの所に椅子が運ばれました。 そしてわたしもやっとお店の中に入れたのです。


 並んでいる間にしっかりと買いたいものをチェック
 今日のサービス品はバウムクーヘン YOONシュー(これは地元東温市の小麦粉や麦焦がしを使って作ったシュークリームらしいです)。 
 わたしはここのシフォンケーキがすきなのだけど、きょうはバウムクーヘンにしました。 そして新作のTOONシュー、久し振りにベビー母恵夢を買いました。 すると、新作の「のびやがり狸」の箱を・・・・・・え? じゃあ外で配ってるお菓子は?


 買い物を終えて外に出ると、
 おお~、記念撮影みたい


 


 日陰にたくさんの椅子が並べられて、皆さん座って待っていました。 相変わらずあのきれいな女性がお茶を運んでおりました。


 これがベビー母恵夢。 普通の母恵夢より一回り小さくて手頃な大きさです。和菓子なのですがミルクの味たっぷり。 今でこそどこにでも似たようなお菓子がありますが、これを初めて食べたときの新鮮な驚きは忘れられません。 うちの子はこれが大好きなんです。



 サービスでもらったのびやがり狸とお菓子の袋。 袋のお菓子はお待たせのお詫びだったのでしょうかね。
 のびやがり狸の箱には命名いわれが書いてあります。 東温市の狸の民話に基づいているらしいです。



 袋の中には、こんなにたくさんのお菓子が入っていました。 これってTOONシュー一箱より高いんじゃないかしら。



 ところで、行列に並んだのが10時5分ころでしたが、お店を出たのは


 11時8分!


 大幅に予定が狂ってしまいました。 でも、予想外だったであろう長い行列へ、精一杯の気配りをしていたのが快かったので、待つことがあまり苦にはなりませんでした。 人間ウォッチングもおもしろかったし、たくさんお菓子ももらったし・・・・・


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吉海バラ公園のバラ

2009-05-20 08:49:22 | 植物

 今治市大島にある吉海バラ公園。



 バラまつりは終わっていますが、客人を案内してやってきました。 


 


 


 色のグラデーションが美しいバラツリーの下には、写真を撮るためひっきりなしに人が来ていました。



 どこかの介護施設から来たらしいお年寄りが、職員さんと、花を手のひらでつつむようにして見ていました。 とても幸せそうな顔でした。


 
 これでもかとばかり開ききった花の中から、まだ美しい盛りのバラを探して廻りました。 花の名前ばかり見ていた去年とちがって、美しいもの探しもなかなか楽しいものでした。


 バラの定番、濃いピンク。 人間ならばアラフォーかな? まさに花盛り。



 お風呂上がりの赤ちゃんのほっぺのようなピンク。 花びらの数も少なく、軽やかです。



 


 中が白く外の方が色が濃い、珍しい色合い。



 


 暗い紫がなんとも妖艶。



  


 萬翠荘のバラ展で見てからすっかりお気に入りになったバラ。 ジュリアです。



 


 はちさんがんばれ。 我が家にミツバチがやってきてから、やたらとハチの行動が気になります。



 わたしの写真はたいしたことはないのですが、客人ー夫の弟は、ビデオと写真を撮るのが趣味らしく、プロかと思うような立派なカメラを持ってやってきました。 さて、どんな写真が撮れたのか、明日パソコンで編集するそうですので楽しみにしています。


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隙間を縫ってたくましく

2009-05-19 01:00:47 | 植物

 ヘクソカズラ



  黄色と黒の花器に活けている・・・・ように見えるでしょう? じつは、



 下の方はこんなになっています。 いったん地上に芽を出したつるが、ワイヤーの保護カバーのすきまにもぐってしまい、



 カバーの中でぐんぐん大きくなって、再び外へ



 中間が見えないために、生け花のようになったというわけです。わざわざ暗闇を求めて? ヘクソカズラの意図はわかりませんが。


 野生の草花は本当にたくましいです。 わずかな隙間も見逃しません。 まだ新しい道の端っこには、こんなふうにー



 コンクリートとアスファルトの隙間から生えています。


 道ができてわずか2,3年でこの通り。



 うちの近くの古い道では、隙間から生えた草がぼうぼうと茂っているんですよ。 舗装の意味がありません。


 


 隙間といえば、この花。 ヒメヒオウギなんですが、これも隙間の花。


 


 以前勤務していた学校の駐車場のアスファルトとコンクリートの校舎との隙間に、この花がたくさんはえていました。 これはその花の種を採取して蒔いたものです。 蒔いて2年目くらいから花がつき、今年はたくさん花が咲きました。 背丈は10センチくらい。 小さくてとてもかわいいんですよ。 おまけに、駐車場にはなかった白花まで咲いて!  こうした偶然によって新しい種類の花が生まれていくんでしょうか。


 この花を見る度に、照り返しのきつい、ほとんど雨のしみこまない、砂漠のような環境で健気に咲いていた小さな赤い花を思い出します。 それらは、うちのよりももっと小さく貧相でしたが、ずっとずっと輝いていたように思えるのです。


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麦秋です

2009-05-18 01:00:03 | 植物

  麦が色づいています。



 麦秋



 


  夕方の麦畑はことのほか美しく、黄金色に輝いて見えます。 今年は麦を植えている田んぼが多いように思うのですが、気のせいかな?


 稲穂の秋もいいけれど、どちらかというとわたしは麦秋の方が好きかもしれない。 野バラ、ほたる、みかんの花の匂い・・・・ この季節全体が好きだから。 


 麦の取り入れが終わると、田植えです。 きれいに耕耘された田んぼで鳩が無心にえさを拾っていました。



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絵に描いたバラー「薔薇空間」展へ

2009-05-17 01:52:28 | お出かけ

 昨日の続き。 展示されている花々を少しご紹介。 今時の若いもんに似合わず古い携帯を愛用している娘、室内での撮影には苦戦しておりました。 しょうがないよね、カード忘れたわたしがドジ。


 薔薇の花をぎっしりと埋め込んで作ったプレート、キャンドル、リース・・・・・



 


 シックな色合いの花ばかりを集めたアレンジ。 古い洋館にぴったりだと思いました。



 


 豪華。



 


 もう、食べてしまいたくなります。


 さて次は、もう一つのバラ展を見に県立美術館へ。
 


 図録を買ってきました。



 この絵に見覚えのある方は多いはず。 大人の塗り絵として、この人の作品がたくさん出版されていますね。 わたしも持っています。 19世紀初頭、花のラファエロと称された宮廷画家ルドゥーテの作品です。


 このルドゥーテほか2人の画家が描くバラの絵と、一人の写真家による巨大なバラの写真を展示しているのが「薔薇空間」です。


 図録の見開きにはこんなバラ。



 ルドゥーテの絵は、正確で、繊細で、生き生きとしてて、ほんとに美しい絵でした。
 そして同じようにバラの絵を描いても、人によって違いがでてくるものなんだなあと思いました。


 展示されている絵は247枚。 会場を見渡すとずら~っとバラの絵ばかり。 さすがに最後の方はお疲れ気味でしたけど。  


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バラの館ー萬翠荘バラ展

2009-05-16 00:09:48 | お出かけ

 バラの季節です。


 県立美術館では、ルドゥーテなどのバラの絵を集めた「薔薇空間」の展示が行われています。 また、美術館分館「萬翠荘」では第55回バラ展が行われています。 この二つの展示のセット券があるんですね。 どうせ行くならと、セット券を買いました。


 まずは萬翠荘へ。 ここは久松氏別邸として建てられたフランス風の洋館です。 バラ展へ行くのは何年ぶりかしら。


 木立に囲まれた坂を登り切ったところで目に飛び込んできたバラの数々。 ここにはルドゥーテが描いたバラも飾られているそうです。 さっそく写真に撮ろうとしたところ・・・・・


 うわ~、またやっちゃいました。 カードの入れ忘れ。


  では・・・・・・ あっ、携帯も忘れてきた


 娘が携帯電話で撮ってくれました。 珍しがってあれもこれもとたくさん撮っているので、バッテリーがなくなってしまわないかと冷や冷やしました。


  


 玄関を入ると正面に階段があります。 ずらっとバラで飾られていました。 ここから今にも花嫁が下りてきそうな、そんな雰囲気です。 



 この階段の踊り場には、ハワイへ発注したというステンドグラスがはめ込まれています。



 バラ展は、昔とはずいぶん違った印象でした。 以前は2階の部屋全部を使って、 一種類ずつ同じ瓶にさして並べていたと思うのですが、今回は下の部屋だけの展示でした。 人がいっぱいで少々窮屈な感じがするのは否めません。 でも、こんなふうに



 調度品の暖炉や、窓のカーテンを生かした展示がされて、すてきでした。


 この白い暖炉、大理石ですよね。


 2階の一部屋です。 白い壁にブルーのテーブルと椅子、壁際には大きな丸い鏡とやはり白い暖炉。



 もう、建物全体が美術品のような物です。 薔薇(こんな字の方が似合います)がとても似合う屋敷でした。


 建物の側面。 フランスの誰かのお城のように見えるでしょ? 圧倒的に多い中高年の女性たち。 着飾った奥方や姫君だと思ってください。 下に見える色とりどりのバラは即売品です。



 初めてバラ展をみた娘が「こんなに色も形も豊富にあったら、コレクションしたくなる気持ちが分かる」と言っておりました。 そうそう、つい買ってしまいそうになります。 のめり込んだら大変、見るだけにしなくては。 つづく


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お隣さん同士のニオイバンマツリ

2009-05-14 23:37:32 | 植物

 ゴミ捨てに行って、ひときわ目立つ花を見つけました。


 ニオイバンマツリ。 塀越しにちょっと失礼。 写真を撮っているとなんともいえない良い匂いがしていました。



 もうすでに満開で、遠くから見ると葉っぱも見えず、まるで紫がかった雲があるように見えます。
 塀越しによそのお宅を写すのはどうも怪しまれそうで気がひけます。 せかせかと写しましたので、あまりこの花の魅力を伝えてないですね。


 


 その家のお向かいにもニオイバンマツリ。 白い花と紫の花とがちょうどいい具合に混ざり合っています。



 


 で、お向かいさんのお隣さんにもニオイバンマツリ。 ここのお宅は咲き始めのようでした。 白はあまりなくて、薄紫と紫の花が多いです。 咲き始めはこのように葉っぱもよく見えているのですよ。



 まだまだあってそのお隣さんにも咲いていました。 それからはじめのおうちの裏の家にも! 隣近所合わせて5軒のおうちがこの木を植えているのです。 ふむふむ、魅力的な植物は伝染するのね。 なんだかご近所の人間関係まで分かるようで・・・・


 こうやって並べてみると、ニオイバンマツリの咲いていく様子がよく分かります。


 咲き始めは紫で、だんだんと紫が薄くなっていき、



 


 花が古くなってくると白くなるみたい。


 
 


 雄しべも雌しべもとっても小さくて、枝の先に作り物の花をちょんと乗っけたように咲いています。 だから満開になると全体が花で覆われたように見えるんですね。


 下2枚のUPの写真は、まだ咲き始めたばかりの我が家のニオイバンマツリです。 木も去年より一回り大きくなって、咲きそろったらきっと見事だと思います。


 そして、うちのニオイバンマツリのお隣さんはラベンダー。 先日(みつばちや~い2)よりさらにたくさん咲いてこんな状態。



 すごいでしょう。 ニオイバンマツリとの競演が楽しみです。


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藍染めの古布

2009-05-14 00:27:28 | くらし

 今日は目の正月をしてきました。


 お友だちのうちで、長い間かけて集めてきた藍染め木綿の古布を見せてもらったのです。 
 衣装ケースいっぱいの美しい布。 ざっと200枚ありました。 全部並べて写真を撮らせてもらいました。


 比較的新しいのは黒ぐろと、使いこなし洗いざらしたのは色あせて柔らかくそれがまたいい味になっていました。 中にはかぎ裂きを繕ったのや、布を当てたのも。 
 昔の人は、浴衣など着古したのを赤ちゃんのおしめにしていたという話を聞いたことがありますが、着古したものは本当に肌触りも良く、昔の人が最期まで大切に活用していたということが分かります。



 


 菊模様。 これらはすべて型染めです。 渋紙を切り抜いて、抜いたところに糊を置き藍で染めてあります。糊を置いたところが防染されて白く残るのです。 この型紙の細かいこと! 正確なこと! 



 同じようなモチーフでもどこか変化をつけて、違ったものに仕上げています。 職人の心意気でしょうか。


 牡丹。 白地は大胆に、紺地は繊細に。



 友禅などの華やかな絹物とはちがう、素朴さの残るこれらの反物は、誰がどのようなときに着たのだろうか、想像がふくらみます。


 めでたいものづくし。 鶴亀はセットで、それに熨斗や松竹梅を組み合わせています。



 


 さくらや亀甲模様など。 今でも帯などに使われている模様です。



  


 左下は、海松(ミル=海草の一種)のモチーフ。 こんなものまで模様にしてしまうんですね。



 これらの布はすべて買ったときのままおいてありました。 もったいなくてはさみを入れる気にならないと彼女は言います。 かつて、仕事に疲れたときは、この布をながめて心を癒したのだとか。 分かる気がしました。


 すでに何かに使われて残った小さな切れ端です。 こんな小さな状態で売られていたのだそうです。 これも大切に保存してありました。



 布団に使われていた絵絣は切らずにのれんに仕立ててありました。
 梅と幾何学模様です。



 ほのかにただよう糊の匂い。 わたしは祖母が織っていた木綿の布団を思い出しました。 祖母は子どもの頃から機を織っていて、そのためかどうか分かりませんがすっかり背中が丸くなっていました。 それでもいろいろな木綿糸を組み合わせて縞模様やごばんの模様の布を織って布団に仕立てていました。 わたしは小さい頃、退屈になると祖母の手元を眺めていたのです。 できたての布はちょっとごわごわとして、ふっと糊の匂いがしたものです。


 一反の布が織り上がるまでずいぶん日数がかかったと思うのですが、そのころはもちろん機織りが根気の要る、単調な作業だなどとは考えても見ませんでした。 綿から糸を繰り、布に織り上げ、染め上げるまでどんなにたくさんの工程を踏み、時間をかけてきたか、今なら分かります。 だからこそ最後の最後まで大切に使い切ったのでしょう。 
 


 彼女はパッチワークの袋物なども作っています。 


 これは新しい布だと思うのですが、小さな端切れをつなぎ合わせて作ったバッグ。 全部手縫いです。 裏にはかわいいうさぎさん。 うさぎの周りを細かく縫って立体感が出るようにしています。 白い丸い縫い取りはお友だちのアイデアだそうです。 


 


 そのほか、自分が昔着ていたブラウスなども、大切につなぎ合わせ、いろいろなバッグを作っていました。 袋の内側は、お母さんや自分のブラウスやワンピースだった思い出の布が使われています。 わたしも根気のいる作業をしているのではありますが、ひたすら布をつないでいく彼女の粘りには脱帽です。 


 現代にも通用する美しい染めの布、この模様を革で染めたら楽しいのではないだろうか、先日買った酒袋と組み合わせてもおもしろいだろうなあ。 わたしの頭の中でまた思いつきが増えました。 次々と作りたい物はあるのですが、手と時間とが追いつきません。 実現するのはさて、いつになることやら。


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小さな働き者

2009-05-13 00:07:17 | 生き物

 テントウ虫が、花の中でお昼寝中。 メルヘンですねえ。 ちょっとベッドがしおれてるけど。



 


 ゆりの中にも。



 


 しかし、まあこのゆりの汚いこと。 これは一大事ですよ。 このよごれの犯人は



 うへ~、 アブラムシ大発生。
 右の方の白いのはすでに死んでいます。 いや、抜け殻なのかな? 真ん中の緑色のぷつぷつしたもの、これが生きているアブラムシです。
 うちのほうではこれを「きられ」と呼びます。 県外からきているぶじおくんは きられ=アブラムシということがなかなか理解できなかったようです。 さらに、アブラムシというと、この辺ではゴキブリのことなんです。 ややこしいですねえ。


  それでテントウ虫がせっせとアブラムシを食べていたというわけです。 



 


 1本のゆりに4,5匹のテントウ虫がとまってアブラムシ退治をしているのでした。



 


 こんなちいさなあかちゃんまで。



  幼虫は、成虫に似合わないグロテスクな容姿をしていますね。 動くのがとても早くて、やっとこさカメラに納めました。


  家の周り、どこを見てもテントウ虫がいます。 こんなに多いのは初めてではないでしょうか。 それだけアブラムシが多いということなのでしょう。 テントウ虫がせっせと働いてくれてはいるのですが、退治しきれるのかしら。  植えて2年目のゆりが今年はたいそう立派に育っていて、期待していたのですが、アブラムシにやられてしまいそうです。  スプレー式の農薬を撒きたいのですが、テントウ虫も一緒に死んでしまいます。困りました。


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母の日のプレゼント

2009-05-12 08:43:53 | レザークラフト

 母へ贈ったプレゼントです。 じつはわたしが作ったものではなくて(もう長い間手作りの革製品を贈っていません)、Iさんの展示会で買ったもの。 



 B4のノートくらいの大きさで、 使っている革は、豚革にエナメルのようなコーティングがしてあります。 一見、上等なビニール素材に見えてしまいます。 薄い一枚革なのでとても軽いんです。 まちはついてないけど、中央近くにタックを取ってふくらませてあります。 市販のお花の付いた持ち手がついていてかわいいんですよ。


 展示会で「病院行きにちょうどいい」と、えらく気に入っていましたので、母の日のプレゼント用に買っておきました。


 でも、


 年寄りが持つんだから、バッグの口がしまるようにしておく方が安心なのでは?


 そこで、口の部分にマグネットをつけることにしました。



 見返し用の革のマグネットに当たる部分に補強用の革を貼ってマグネットをつけました。


 見返しと、内袋用の布を縫い合わせ、さらに外袋と同じ形に縫います。



 あとはこのまますっぽりと入れて、口を縫い合わせるだけ。 最近いくつもバッグを作ったせいか、このくらいの作業はおちゃのこになってきましたよ。 


 遅ればせながら、今日、持って行きました。 
 外で、「はい」と渡したら、母は中も見ずに持って入りました。 わたしも特に説明もしないで、感想も求めないで・・・・ 


 あのとき気に入ってたバッグだとわかってるのかしらねえ。 あのときは付いてなかったマグネットと内袋がついていること、気がついたかしらねえ。 


 ところでわたしへの娘たちのプレゼントは、
 ぶじこはUVカットのなが~い手袋。 肩まで覆ってしまう手袋です。 甲の所に白い花の刺繍がしてあって、紫外線に当たるとそれがピンクに変わります。 おもしろくてわざと日に当てたりして
 下の娘はお茶したときのケーキセットをおごってくれました。
 ふたりとも、ことしは節約バージョンですね~    ちなみに去年はこれ 
 でも、誕生日においしいフレンチをごちそうしてくれたし、これでいいの。 ありがとう~。
 


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