あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

二度目のニオイバンマツリ

2008-07-11 23:58:19 | 植物

 

 強い夏の日差しの中でニオイバンマツリが咲きました。 本来5月に咲く花です。 この木も、もちろん5月にも咲きました。

 

 5月の雨に濡れたニオイバンマツリ。

 
 

 おもしろいのは、一本の木に、紫や、薄紫や、白の花が咲くことです。 そして良い匂いがします。

 ある学校に勤務していたとき、通勤途中の畑に大きなニオイバンマツリの木がありました。 そして5月中旬になると花が咲き始めるのですが、木全体が紫の花で埋まってしまいます。 毎年この木を見るのは楽しみでした。 

 今年の5月、久しぶりにこの木を見たくて会いに行きました。ところが・・・・・・

 なんということ。 あの大きな木がありません。 そのかわりに小さな木が2,3本あの木のあった当たりに生えていました。 もしかしたら古い木は枯れてしまったのかもしれません。 ちゃんと跡継ぎを植えているところを見ると、このうちの人もこの木が大好きだったのでしょう。

 この木を見た人は皆好きになるようで、隣近所どの家もニオイバンマツリを植えていたりします。 わたしもあちこち探し求めてようやく手頃な木を買い求めました。

 植えた次の年、2,3輪の花が咲いただけでしたが、5年たった今はこんなに花をつけました。

 5月のニオイバンマツリです。

  

 夏に咲いた花は、さすがに5月の半分くらいしかありません。 この日差しの中ではかわいそうな気もします。やはりこの花はさわやかな5月が似合いそう。

 ところで、なぜいろいろな色の花が咲くのかですが、最初から色の違う花が咲くのではなく、どうもひとつの花がだんだん色を変えていくようなのです。 初めは濃い紫色、それが咲いてからしばらくたつと薄い色になって、枯れ落ちる前には白い花になってしまうようです。

 たとえば、あるおうちの庭先で見つけたニオイバンマツリ。 

 ほとんどが白い花で、一部枯れかけています。

 昔、お花の先生が、紫の色は色変わりしやすいので婚礼の席には活けないようにと言われたことを思い出します。 色変わり=心変わりなんだそうです。 紫の色が変わりやすいって本当だったんですね。                                                                                                      

 

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スモモ採り

2008-07-11 00:14:35 | くらし

 スモモが食べ頃になってきました。 メスレーという種類です。



 写真で見ると(実物を見ても)あまりおいしそうに見えませんが、これがおいしいのです。一皮むぐと、中はルビーのように真っ赤で透き通った果肉です。 


 たくさん実がなるよ、とすすめられて苗木を買ったのは20年近く前。 3年もすると、なるわなるわ、鈴なりどころかひしめきあいながら実がつきました。


 これでもつきかたは少ない方。


 


 すべての枝にこんな風に実がついたのです。 それはとてもうれしかったのですが、食べてみてびっくり。 

 まずい!!


 酸味が全くなく、甘みも足りないようで、なんとも間が抜けた味がしました。 ・ももなのにねえ。


 


 ある年まずくてもすもも酒にしたらおいしいからという人がいたので差し上げました。 味はどうだったか聞かずじまいですが、きっとまずかったと思います。 また下さいとは言われませんでしたので。


 しばらくは実がなっても落ちるに任せて放置していましたが、 数年前、まだ青そうなのを採ってかじってみたらなんとおいしいのです。 甘みがしっかりのって、ほどよく酸味もあって・・・・
 若木の頃のあのまずさは何だったんだ?


 残念なことに、わたしがあまりに敷地の端っこに植えたため、枝が隣の柿畑に張り出すのですね。 じゃまになってはいけないと、張り出した枝を切ってしまいます。 すると枝は横に伸びず上へ上へと伸びて、高いところに実がなるようになってしまいました。 今では、脚立によじ登ってでもきちんと収穫しています。


 スモモが大好きな昆虫。 カナブンです。 ゆだんするとかじりかけにされてしまいます。 今は、ひとつの実にだけ群がっているようですがー。



 カナブンは6匹です。 木を揺らしても逃げもせず食べています。
 よく見ると、アブもいますね。 アブは用心、用心。 刺されると痛いです。 腫れてきます。 この間からわたしは、なんだかわからない虫に刺されて、 1回目はまぶたが腫れ、次はくちびるが腫れ、2,3日前には下まぶたが腫れて、人様にみられたくない顔がようやく治ったばかり。 こんなによく虫に刺される年は初めてです。 この上にアブにまで刺されたらー 
 でも、アブも食べるのに夢中で飛んできませんでした。 やれやれ。 まだ残っていますが、今日の収穫作業終わりです。 


 

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