あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

たねがいっぱい

2009-08-23 09:51:48 | 植物

 こんなふうに並んでいると、花に劣らず美しいと思ってしまいます。 これは何でしょう。



 ヒントなんかなくても分かるとは思いますがー
 悲しげに、いや恥ずかしげにうなだれているこの植物のものです。



 本当は重みで耐えきれないんですよね。


 うなだれたひまわりのところから鳥が飛び立ちました。 おいしいものがあるところをよく知っています。形のきれいなうちに収穫をしました。 
 
 これはほんの一部です。
 花が咲いたときぱふぱふさんにコメントを頂いて、ニコニコマークの種を作ってみたのですが・・・・成功してたんですよ。 成功してたんですがとるのが遅すぎて顔がくずれてました


 


  これ、パーフェクトです。 つまり全部の花に虫が訪問したということですね。



  ところがこちらは、ぱらぱらとしかできていません。 ゴージャスなゴッホのひまわりの種です。



 花が枯れたところ。  花びら1枚がひとつの花です。 こんなにもしゃもしゃとたくさんあったら、どの蜜をもらってどこはまだもらってないのか分からなくなってしまいますね。 黄色い花にはまだ蜜が残っているんじゃないかしら。お~い、はちさ~ん。



 褐色のひまわり。 
 はちさーん、これもまだ真ん中は花粉がありそうよ~ 。 



 ミニひまわりはすでにほとんど種が残っていません(落ちてしまったか、食べられてしまったか)。 食べるのは鳥だけではなくて、イモムシなども種の中に潜んでいるのですよ。


 ひまわりは昔2年生の理科教材でした。 種を蒔いたら、芽生えからずっと観察記録を書いて、背丈を測り、葉の大きさを測り、種の数を数えて、絵をかいて、・・・と、理科だけでなく他の教科でも活用できるすてきな教材です。 
 自分たちで育てたひまわりの大きな葉の長さを測るとなると、勉強嫌いの子でも喜んで取り組みましたね。
たくさんの種は10個ずつひとまとめにしながら数えます。 ひとつひとつ間違いなく数えるという面倒な作業も、いくつあるかなあという期待を持って、仲間たちと根気よく数えていました。 だから100個以上の種のあるひまわりでは、10進法が学べるのです。


 理科のねらいとしては、たった一粒の種からこんなにたくさんの子孫を残す、それに気づかせることも大切なことではありましたが、今思うと、その種がすべて次世代に生き残るわけではなくて、虫が食べ、鳥が食べ、人間も食べて、実に多くの命を養っているということにもっと気づかせるべきでした。
 家庭科室のフライパンを借りて煎って食べるもよし、 種を冬までおいて鳥に食べさせるもよし、ここまで活動して子どもたちはひまわりのめぐみと命の連鎖を実感できたのではないかと、ちょっと反省。 もちろんそこまでしなくても良かったわけですが。 
 人間の営みを、環境を含むトータルなものとして考える人間を育てることが、これからの教育にはとても大切なことのように思います。


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10 コメント

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Unknown (ぱふぱふ)
2009-08-23 15:02:39
沢山の種がぎっしりですね・・
こちらの向日葵も今首を垂れて・・
もう少ししたら種をとりますが・・
まだ少し乾燥の時期です
これからほとんどが・・
小鳥にあげる餌です(爆)

手の上に置くと・・
野鳥でも手に乗ってくれるんですよ
それがかわいくて・・病みつきで毎年。
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Unknown (みっちゃん)
2009-08-23 20:02:32
こんばんは!
 
 向日葵の種が、幾何学的な模様で素敵ですね。
 我が家の子供達も、小学生1年生の時には朝顔、2年生の時には向日葵観察をして、たった一粒の種から、向日葵がこの様に沢山の子孫を残して、我が家の子供は驚き、喜び、感動した事を想い出しました。。
 この話は、数十年前の話ですが~~~。。(笑)
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ぱふぱふさんへ (あた子)
2009-08-23 22:27:12
野鳥が手の上に!恐るべしひまわりの種(^^)そうなったらすてきですね。今年の冬はえさ台を作ってみましょうか。でも大半は人間様の口にはいるかもしれません。
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みっちゃんさんへ (あた子)
2009-08-23 22:32:47
なかなかこんなにきれいに揃っているところは見られないので、早めに採ってみました。一粒の種がたくさんの種をつけるのはどの植物でも同じですが、ひまわりはそれが一目瞭然で、大人でも感激です。
子どもさん、優しいお子さんだったのですね。
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Unknown (ねね)
2009-08-23 23:12:37
すごい数の種ですね~
そうかぁ、ひまわりで、長さを測ることも、数を数えることも学んでいたんですね★
それから人間の営みや環境のことまで教えることもできるのですねぇ、知らないうちにたくさんのことを教わって大人にしてもらったんだなぁと感じます!
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Unknown (ねこ♪)
2009-08-23 23:33:02
あた子さんは長年教育にたずさわってこられたから、発想が「教育」に関連したところから・・・なんですね。
経験豊かなあた子さんのような先生ばかりならば、子供たちの勉強もずーっと楽しく実り多いものになるでしょうに。
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種がいっぱい (りんご)
2009-08-24 00:48:08
うわ~ ぎっしりですね。
種が一杯
向日葵はリスも大好きでしたね。
大きな向日葵だったのですね。
あた子さんのブログからたくさんのこと教えて頂いています。ありがとうございます。
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ねねさんへ (あた子)
2009-08-24 21:30:55
こうして考えてみるとひまわりって、広がりのあるすばらしい教材だと思います。ただ、先生が活用しなければ何にもなりませんけどね。今は3年生で植えるので、算数にはあまり活躍の場がないかもしれませんね。
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ねこ♪さんへ (あた子)
2009-08-24 21:34:13
いえいえ、わたしが特別経験豊かだとかは思いませんが、子どもの頃からちょっと算数は苦手だったので、なんとか楽しくわかりやすく教えたいなあとは思っていました。 
ただ、身近にあるものを見て「これは教材に使える」というひらめきは教師にとって大切ですね。
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りんごさんへ (あた子)
2009-08-24 21:35:39
そうそう、リスもたべますね。ハムスターも。ひまわりが好きな生き物って多いんですね。とても大きく育ったので種もいっぱいです。全部収穫したらすごいと思います。楽しみです。
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