あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

予防接種3回目

2022-02-20 14:37:48 | いろいろ

 寒い日が続いています。水曜日の朝

 


 
 納屋の外になが~いつららが。もちろんほかの水道の蛇口も水が出ませんでした。
 今冬、松山市が氷点下になったのは4回目だったそうです。 4回・・・数年前には16回も氷点下の日があったそうなので、この冬はやはり暖かいのでしょう。だから寒い日は余計に寒く感じます。 
 この日、3回目のコロナ予防ワクチン接種日なんですけど、何を着て行こう? 前は夏だったので半袖でよかったけど・・・上着は脱ぐとして、簡単に肩まで袖をまくり上げられる服がありません。

 予約時間にかかりつけの病院へ行くと、知り合いに2人も会いました。マスクをしているからすぐにはわかりません。名前を呼ばれたのをきいて「ああ!」と思うありさまで、せっかく会っても隣り合って話すこともできず、離れてるからと大声を出すこともできず、「お元気?」とあいさつするだけで終わりました。注射を終えた人が上着を着ながら出てくるのを見たら、下に半袖を着ていました。ああ、それでよかったんだねえ。後から気が付くなんとやら。

 昔、予防接種の後は激しい運動禁止、お風呂も禁止、学校で集団接種した後は必ず念を押していたものです。今はお風呂もいいですよ。15分は病院で様子を見てくださいね。と言われるだけですが、わたしは昔のように自主安静に努めます。ポチの散歩もショートカットで。ポチはかなり私の言うことが理解できるらしく、最近では飼い主の気分も察してくれるようになった気がします(ポチばか)

「今日はここで帰るよ。」というとくるっと引き返してくれるので助かります。

 引き返し地点で見つけた杉ぼっくり。

 花もついていました。また花粉の季節がやってきますね。



 見たところ、まだ飛ぶまでにはなってなさそうです。

 翌日、寒さと大風とを言い訳に自主安静。さすがにぐうたらばかりもできないので、頼まれていたバッグづくりに精出し(四苦八苦)していました。この日外に出たのは、ポチのえさやりと散歩だけ。 なんだか体が重いので散歩はまたも短縮で。先週淡路が峠へ行ってからろくに運動してなかったので、体重が増えたからかな? 筋肉が減ってしまったのかな? ワクチンの副反応は? 注射痕は痛いですが高熱は出ませんでした。 しかし、散歩が終わるころには鼻の奥ものどの奥も異様に乾燥してきたのです。涙も出ます。

 夕方昔からの友人から電話がありました。以前作ってあげたリュックを親の敵みたいに酷使していたら、肩ひもが切れたと。ええ~、そんな壊れやすいもの作ったっけ?

 金曜日 朝少しの鼻血がでました。ティッシュを突っ込んだら、鼻の中が埃で真っ黒。ああ、昨日は有害物質が飛んでいたのかもしれません。 なんとなく調子が悪いので、今日も自主安静。昨日まで作業でいっぱいにしていたホールを片付けて、なんだか腰が痛いなあと思いました。そこへ壊れたバッグを持って友人がやってきました。 

「さあ、どうぞ、上がって。」と案内する私に、遠慮なく

「お腰が曲がってるよ。」

「ああ、そうなんよ。」さぞかし年寄りに見えたんだろうなあ。もともと脊柱管狭窄症があって、長時間農作業をしたり、座っていたりすると痛くなるのですが、最近は上手に付き合っていたつもり。腰が曲がるほど痛むのは久しぶりなのです。半年ぶりくらいにシップを貼りました。意識して腰を伸ばさなければね。

 早速見せてもらいました。 

 
 糸が朽ちたのかと思ったらそうではなくて、肩ひも自体が付け根からばっさり。2枚重ねの革が切れるなんて、ありえないんですけど~
 しかも下のほうも本体にくっつけてある場所が破れてるって。

 
 表のほうはまあまあきれいだけどカービング部分の色が本体の色と合わなくなっています。このリュックを作ったとき、全体をグリーンにして、ということで、かなり苦心してグリーンの色合わせをしたつもりです。少し色褪せましたかね。
 


 使いこなれたリュックは柔らかくて気持ち良い手触りで、ああ~ 革が柔らかすぎたのか、と思いました。 もしかしたら、子牛の革だったのかもしれません。
 
 昔、小さな小さな子牛の革を手に入れた時のことを思い出しました。その革は畳半畳分くらいしかなく、柔らかくて扱いやすかったです。

 その時のブログにこう書いています。 (全文はこちら

『この子牛たちはどうして命を落とすことになったのでしょう。 せっかく生まれてきたのに母さん牛のミルクもろくに飲まないままに。 
 やわらかい子牛の肉を食べるためでしょうか。 
 まさかこの薄い革をとるために殺したのではありますまい。 貴重な革だったら、こんな所にまでは出回らないはず。大きくなれば広い革がとれるのに。 お値段は成牛よりうんと安いです。 こんなに小さなうちから殺すような効率の悪いことをするでしょうか。

 わたしは、牛皮は、食用に殺された牛の皮で、皮をとるために殺されたのではないと思っているのですが、どうなんでしょう。 ミンクのように毛皮をとるためだけに殺してしまうのはいやなのです。
 うう~ん、この子牛、革をとるために死んだのではないと、そう思いたいです。』 

 この思いは今も変わりません。が、

 人間の世界にも、大人になるまでに命を奪われたこども、自ら命を絶った子ども、貧困に苦しむ子ども、大人に利用され心身ともに傷ついた子ども(オリンピックでさえも)・・・大人に虐げられる子どものニュースが多すぎます。わたしは菜食主義者でもなんでもない、肉も食べるし魚も食べる矛盾だらけの人間ですけど、もう子牛肉のステーキは食べないかも。そしてその時コメントをいただいた皆さんのご意見のように、せめて残された革だけでも長く愛されるような作品を作りたいな、と思いました。

 こんなに痛むまで使ってくれてありがとう。 何とか工夫してまた使えるようにするね。

 そう言って彼女を見送ったのですが、

 これからスイミングに行くという彼女、真っ赤な素敵な車に乗り込む後ろ姿が・・・

「ねえねえ、歩くの遅くない?」と言いたくなりました。お互いに、若いつもりでもはた目にはおばあさんなのよねえ、と実感したのでした。

 その夕方、腰が痛くてゆっくりしか歩けないので「ポチ、歩いて」と声をかけながら相変わらずショートカットで散歩を済ませました。夜、テレビを見ながらうとうとして気が付いたら、不思議なことに腰の痛みが消えていました。そしてやっとわかりました。

 わたし少し熱があったのかもしれない。熱があるといつも腰が痛むので。やっぱり予防接種の副反応はあったかーと思いました。

 

 気分を変えるために先週今治の直販所で買ったアネモネを生けなおしました。小さな花束だったのですが、花が開いて窮屈そうにみえたので。

 
 春らしくてすてきでしょ?(自画自賛) 300円だったか500円だったかで買ったブリキのじょうろに、ペットボトルを入れて挿しています。
 

 
 こんな優しい色もいいけど、一番好きなのは一重のアネモネ。
 素朴で野性味を残していて


 
 最後に、ちょっとうれしかったことを。

 今年3回目のウグイスの鳴き声を聞きました。2日前は

 ホイショ ホイショ

 と、鳴いていましたが、ホ~~~ホイショ と鳴けるようになっていましたよ。

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2 コメント

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こんばんは (みーばあ)
2022-02-23 19:34:07
ワクチン3回目接種されたんですね
私は腕が痛いだけでしたけど
やっぱり発熱していたんですね
接種後は安静にした方が良いと言われていますよね
腰痛が治って良かったです
ポチはおりこうさんですね~
可愛い
イヌ飼いたいけどもう飼えませんしね
散歩の犬みるとかわいいなと思っています
つい声かけたりしてしまいます
皮製品は長持ちしますよね
布の物とはじゅみょうがちがいますね~
又修理して再生されるんですね
素晴らしいです
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みーばあさんへ (あた子)
2022-02-24 01:40:59
多少熱があったのかなと思います。友人は熱がでてひたすら寝たそうですから、それに比べたら軽かったのでしょう。ちょっとだるいだけでも気力が萎えますね。
ポチは私が飼える最後の犬だと思っています。小さいときもっとかまってやったらもっといい犬になったのに、とすまない気持ちでいるんですよ。孫の成長とともに大きくなって、小さいときは孫優先でしたから。
ぼろぼろになるまで使ってくれるって嬉しいでしょう? なんとか修理してみるつもりです。それが革のいいところですから。
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