はや6月、5月中旬からホトトギスがやかましく鳴いています。ホトトギスって昼でも夜中でも、飛びながらでも鳴くんですねえ。いつ寝るんでしょうか。そして3日ほど前にカッコウの声をききました。昔ならばきっぱりと夏の着物に替える時期に春の思い出ばかりというのも・・・・撮りためた写真を思い切って整理しましょう。
今回は山歩きの際に見つけた花を集めてみました。
今愛媛では、貴重なツガザクラが咲いているようです。が、3年連続で盗掘に会い、一部ごっそりと持ち去られているそうです。ツガザクラは愛らしい花ですが、平地では育てるのが難しいそうです。にもかかわらず取っていくのです。わたしはまだまだ山の植物には疎く、何が貴重なのかもよく分かっていません。なので、今までに、あまり人に知らせたくない場所の花も得意げにアップしていたかもしれないと反省しています。
4月初めこの植物の花を確かめたくて山に行ったのですが、
残念ながら花が咲いていませんでした。
去年同じ場所でこれを見つけ、このときはまだつぼみでしたので確信が持てなかったのですが、ショウジョウバカマではないですかねえ?
こちらは黒川山へ行ったとき、リフトに乗っていて下に見つけたもの。せっかくの葉が刈り取られていますが、これもショウジョウバカマではないでしょうか。
こちらは黒川山へ行ったとき、リフトに乗っていて下に見つけたもの。せっかくの葉が刈り取られていますが、これもショウジョウバカマではないでしょうか。
実際咲いている花も見つけたのですが、写真には撮れませんでした。あっさり刈られているところを見ると、山では、わたしが思うほど珍しい花でもないのかな?
この特徴的な斑文のある葉。これは多分カタクリですね。何本か咲いているのを見ました。残念ながら動いているリフトの上ですから、写真は間に合いませんでした。
これは道ばたに咲いていたツクバネソウ(多分)花の咲いているのを見たのは初めてです。
そしてー
なんとまあ可憐な花なんでしょう。
フデリンドウ? ハルリンドウ? どちらにせよ、名前だけ知っていて見たことのなかった花です。
とにかく見られてうれしかったです。想像以上に小さくてかわいかったです。
これは雲辺寺山頂公園のスキー場だったところにまばらに生えていたユリ。きれいに草刈りされたところにユリだけがぽつぽつと残っていましたから、あえて刈り残したのか、草刈りの後から生えてきたのか。どんな花が咲くのか見てみたいです。
これがねぇ
どこで写したか思い出せない・・・困ったものです。山じゃなかったかもしれません。キュウリ草かも。ただあの小さい花をスマホでここまではっきり写せたことがなかったので自慢げに載せておきます。
これも小さな花です。ヤマハコべ? さすがのiPhone12でしょう? これに代えてからもう1年がたつのに、マクロ撮影ができることを知ったのは最近なんです。それも偶然に。
小さいと言えば、4月30日に黒川山に登ったとき、まだ桜が咲いていたのです。とっくに咲き終わったソメイヨシノ等に比べると花が小さくて、わたしは単純に山桜かあ、ずいぶん遅くまで咲いているなあと、とりあえず1枚だけ写真を撮っておいたのですが、先日の草木染め体験の際、石鎚にだけに生えている「石鎚桜」というのがあって、花は遅く小さいそうなのです。もしかしてこれって「石鎚桜」だった? もちろん確信はありません。普通の山桜かもしれません。間違っていたらごめんなさい。
白いウツギが今花盛りですが、赤いウツギも咲いていました。
あ、白いウツギとこれとは多分違う仲間なんですよね。
興味深かったのはこの、実。ずいぶん大きい実です。
おまけ
花ではありません。多分きのこです。風船ガムをふくらませているような姿がおもしろかったので。
崩れかけや斜面に生えていました。
以前四国カルストで見たクチベニタケかしら。ただ、口紅のように赤いところがないので何とも言えません。生えている環境は同じような場所でした。
とにかく平地で見られない花に出会えるのは山歩きの魅力。娘などは、山頂に登るのが楽しいそうでさっさと登っていきますが、ぶらぶら歩きのわたしはついつい寄り道をしては山頂へ到達しないで下りることもしばしばです。