あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

桜はまだか

2017-03-31 21:55:49 | くらし
 今日、冷たい雨が夕方にはみぞれに変わりました。今年は何時までも寒いですね。雨の中車を走らせていると、色濃いピンクの帯が目に飛び込んできました。



 ここは、工場と田園を隔てる道の、川沿いの土手。あじさいロードの反対側です。
 へえ~
 気がつかなかった。こんなにたくさんの桜があったなんて。
 一つ一つはまだ小さいのですが



 故高岡正明さんが鎮魂と反戦の思いを込めて世界各地に贈ったという「陽光桜」。海外ではソメイヨシノの淡いピンクではなくもっと鮮やかなピンクが好まれると、こだわりを持って作り出した木だそうです。そのとおり、桃に近い濃いピンク。小さくてもめだちますねえ。
 陽光桜はソメイヨシノに先駆けて咲きます。つい2日ほど前桜三里を通ったのですが、陽光桜にも色がついてなくて、今年は桜が相当遅いなと思ったのです。だって、昨年だったか一昨年だったか、4月1日にはもう散り始めていた年がありましたもの。

 よかった、昨日がこんな天気でなくて。
 昨日はトラオもウマオも保育園に行かず私とお留守番。ぽかぽかといい陽気で、元気をもてあましていましたので、本谷温泉公園に連れて行きました。
 運動公園の大型遊具ではトラオは全部の遊具制覇をしたいでしょうし、ウマオはまだ遊べません。二人を同時にお守りするのは無理。どこか目先の変わったいい場所はないかなあと思案して、この公園を思いつきました。
 だけど残念。少しばかりの遊具は今メンテナンスの最中らしく、ずうっとペンキをはがすグラインダーの音が響いていました。
 あ~あ、せっかく来たのにねえ。でも、大丈夫。こんな場所があるのです。



 「あ、橋がある。渡ってみよや。」小さな石橋がいくつもあって、トラオの探検心に火がつきました。

 「おお!とんぼがおる!連結トンボじゃ。はやっ! もう夏じゃん。」
 どれどれ



 わかりますかねえ。地味な糸トンボで何組ものつがいが連結して飛んでいるのです。

 もちろん、大きな鯉にもびっくり。
 「ブラックバスみたいじゃ。」
 テレビでしか知らないのに見たことがあるようなセリフ。

 そして水の中をゆらゆらと泳ぐオタマジャクシを発見して、トラオだけではなくウマオもばあちゃんも大興奮しました。

 

 なぜなら



 こんな大群、見たことがなかったからです。
 去年の夏、ぶじこといっしょに何度もオタマジャクシを取りに行って、オタマジャクシは夏のものと思っていた彼、
「ここだけ夏じゃ。」トラオは何度も叫びました。
 オタマジャクシって春先から現れるけどね。それにしても今年のような寒い春に、出現が早い・・・
オタマジャクシだけではなくアメンボも浮かんでいました。
 15年ぶりくらいに訪れた本谷温泉の公園ですが、こんなにたくさんの生き物に出会えるとは。今度はお母さんとお花見に来るといいね。 

 桜は広場の周囲にあります。


 花はまだかな? 
 近くで見ると


 もうすぐ咲きそうね。 高い枝に2輪ほど咲いていました。

 おまけ
 
 毎日がこんなに寒いのではなく、寒暖の差が大きい今年、久々に訪れた白木蓮はすでに変色し始めていました。



 

 いいタイミングで花を見るってむずかしいですね。
 
コメント (4)
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