あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

荒れ地の草花その2

2014-10-19 22:51:34 | 植物
 前回は群生する草花でしたが、今日は、わたしの独断と偏見で選んだ花をいくつか。



 藤のようでもあり、豆のようでもあり。しっかりと葉っぱを見てこなかったので、名前を調べるのが難しいですが。ナンテンハギ、かな?



 イタドリの花。こんなに純白の時期に出会うのは少なくて、気がついたときにはたいてい茶色く枯れかかっていることが多いのです。雑草とは言え美しい。



 それから、たった1本、わたしの背丈よりも高くなった草。高い木の上の方に届く高さです。多分、アキノノゲシ?



 もともと一メートルくらいにはなる草ですが、ここまで大きいのを見たのは初めてです。

 これは花と言うよりちょうちょがすてきだったので。



 そして、これがかわいいんです。



 木がネックレスをしているみたいでしょ? スズメウリです。これからだんだん白くなってきます。

 スズメウリに絡みつかれた木に、花が咲いていました。



 なんと、スモモの木でした。 おかしい。狂い咲きというのはたいてい一,二輪くらいしか咲かないものですが、これは花数が多すぎます。気がつけば、手入れされたスモモ畑のも、たった1本植大きく枝を広げたのも、蔓草に絡まれて弱っているのも、どれもこれも咲いているのです。スモモは春に咲くのですが、夏涼しかったせいで、また春が来たと勘違いしたかしら。まさか、もう一度実がなったりはしないでしょうが。

 もともと柿畑だったりミカン畑だったりしたところが、今どんどん雑草地になっています。きれいに草を刈られ、剪定をされて、大切に育てられている木のそばで、世話をされなくなった果樹は、蔓に覆われ、雑草に埋まりながらもわずかな隙間から枝葉を伸ばしています。それを見るとなんだか切なくなるのです。木は自分では抵抗することもできないのですから。
 一方、この雑草地の中は生き物の宝庫です。雉やヤマドリの鳴き声が聞こえ、イタチが走り出たりしています。タヌキやハクビシンもいるらしいです。耳をすませば、スズムシやコオロギ、マツムシやカネタタキの声まで聞こえます。すべての雑草地を整地してしまえば、生き物はすみかを追われます。
 う~ん、簡単に共存といいますが、人間の考え方にもいろいろあって、難しいですね。 

 
コメント (2)
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