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あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

文化系の男の子

2008-07-14 00:52:20 | 少年少女合唱団

 今日は、恒例、市のコーラスフェスティバルでした。 毎年9月末頃開かれるのに、今年は夏。 どうしてかな? 


 大ホールの舞台でリハーサルです。



 


 あれれ? なんだか少ないねえ。
 聞くところによると今日は子どもたちにとってはあまり都合のいい日ではなかったらしいです。 なにやらスポーツ少年団の試合があったり、学校のほうで合唱の講習会があったり(合唱コンクールが迫っています)、ピアノの発表会があったり・・・・ 
 ほんと、なんで今年は開催日を変えたのかしら。


 ところで、今日の司会者はらくさぶろうさん。
 歌う前に代表者がインタビューを受けます。 らくさぶろうさんのジャケット、鮮やかですねえ。



 らくさん「緊張してますか?」
 うちの子「いいえ、してません。」
 らくさん「どうして?」
 うちの子「もう慣れてるから。」
 客席からどっと笑いが。 そう、合併してから4年間ずっとこのフェスティバルには出ているのです。


 らくさん「先生はこわいですか?」
 別の子「言い方はやさしくて、良いところや上手になったところをほめてくれます。 でも、いけないところはきちんと注意して教えてくれます。」ー模範解答。やらせではありませんよ。
 らくさん「中学生とは思えない答えですねえ。」
 またもや笑いが。


 らくさん「男の子は少ないねえ。」
 そうなんです。 うちの合唱団で男子は3人。 もう一つの児童合唱団も男子は3人だったと思います。どうしても男の子はスポーツに流れてしまいますね。
 この3人の男の子、学校はみんな違います。 「たとえ友だちがいなくても好きなことをやる」、そんな信念を持ったあっぱれな根性の子たちなんです。 今まで在籍した男の子はほとんどが小学校卒業までやり通しました。 


 先日、俳句甲子園の愛媛県予選で優勝したチームが新聞に紹介されていましたが、実にさわやかな笑顔でした。 そして、「ピュアに熱く、すがすがしい文系の姿」という表現に共感しました。 ともすれば体育会系が注目を浴びがちですが、文化系だってひとつのことに情熱を注ぐその精神にかわりはないのです。 そろそろ、男の子=運動という図式を変えてもいいんじゃないでしょうか。


 今日のコーラスフェスティバルでは、うちの子だけでなく「ピュアですがすがしい」男の子をたくさん見ることができました。 
 去年全国大会に出場したK中学校。 男声を真ん中おいてのすばらしい歌声でした。
 そして今年も見せてくれました。 楽しいパフォーマンスと、確かな技術に支えられた表現力。 かつての男の子や、まだ男の子と言っていい年代(高校生)の男声合唱団です。



 それにしても、子どもたち、よくがんばりました。 新しい曲を初めて2ヶ月ちょっと。 小学2年生で早くも3部合唱。 めちゃくちゃハードです。 技術的にはまだまだだけど、客席を歌に引き込んでいく表現力がついてきました。 だからなおさら、もう少し団員が欲しいのよねえ。  


 


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隠れファンがいた?

2008-03-29 23:30:03 | 少年少女合唱団

 きょうは、わたしたちの合唱団のプチコンサートでした。 コンサートといっても1年間の総まとめとして、練習の延長を見ていただくだけのもの。 リハーサルも、会場作りも、打ち合わせもすべてお客様の前でー。 というわけで緊張感も何もないコンサートなんですけれど。 ちなみにわたしは生け花担当。 これもお客様の前で抜いたりさしたり・・・

 会場は、練習の根拠地、丹原文化会館の小ホールで、100個ほど椅子を並べたらそれでほぼいっぱいになる小さなホールですが、音の響きはとてもいいのです。 でも・・・・・

 開演10分前だというのにこの空席。 子どもたちの保護者の姿さえあまりなくて、わたしたちは気が気じゃありません。 今年はいったいどうしたのかしらー。 

 というのは、ことしはゲストに秋川先生をお迎えしているからなのです。 あまりに少ないと、せっかくきていただいた先生に申し訳ないし、どうしよう・・・・・

 秋川先生というのは、「千の風になって」の秋川雅史さんのお父様ですよ。 わたしたちが新しく児童合唱団を作ろうと準備をしていた頃、顧問としていろいろ助言してくださった関係で、ゲスト出演を快く引き受けてくださいました。 今年古希を迎える先生は、4月3日、コンサートを開かれる予定です。 息子さんの雅史さんが後押しされているとかで、チケットは1日で完売だそうです。

 さて、開演5分前くらいから次々とお客様が入り出して、100席ほどの椅子はほぼ埋まりました。 そして第2部、秋川先生の独唱のころには、予備の椅子をだすほどに。 よかった~。 

 日頃から、「息子よりわたしの方がうまい」と豪語されているだけあって、とても70歳とは思えない若々しい声で5曲も歌ってくださいました。 それもマイク無しで。 今日歌われた曲は、雅史さんにまつわる歌だそうで、いろいろなエピソードを交えながら歌ってくださいました。 たとえば「マンマ」は、雅史さんが小学校の低学年の頃、毎日歌いながら家に帰ってきたとか、雅史さんが音楽の道を志したとき初めて歌った日本語の歌が「夢路より」だったとか。 あきさまファンにはたまらないお話だったでしょうね。 3日のコンサートにはもっとたくさんの情報が聞けるでしょう。 東京から聞きに来られる方もいらっしゃるんですって。

 花束をわたしているのは、合唱団のたった二人のイケメン、かつ美声の持ち主です。

 最後に、先生も、会場のお客様も一緒に「千の風になって」を歌いました。 

 コンサートが終わってから、先ほどの美声ボーイ二人に話しかけている初老の紳士がいました。 「いい声が出ていたね。 男の子は少ないけどがんばりなさいよ」とほめてくださっていました。 わたしが来てくださったお礼をいうと、その紳士いわく

 「PRが足りませんねぇ。 こんなにいいコンサートなのに。

 聞けば、去年も聞きに来てくださったのだとか。 

 おお~、もしかしてわたしたちの合唱団の隠れファン? 

 確かに、PRはあまりしてないんですよね。 なにしろ舞台裏丸見えのコンサートなので、あまり大々的に宣伝しても~って気持ちがあるかもなあ。 おっしゃるとおり中身はとてもいいんですけどね。
 来年また来てもらえるように、そしてファンが増えるように、がんばらねば。 

 

 

 

 

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「ピアノリレーコンサート」と「千の風になって競演フェスティバル」

2007-12-17 01:39:17 | 少年少女合唱団

 昨日今日と、合唱団の子どもたちは続けざまにステージ発表をしました。
 15日土曜日は「ピアノリレーコンサート」
 これは、1000円の参加費を払えばだれでも文化会館のピアノを弾けるというもので、ピアノ演奏に限らず、合唱でも吹奏楽でもなんでもピアノを弾くことが入っていればOKです。 市内二つの文化会館で開かれます。 もともと文化会館の立派なピアノをコンサートの時だけ使うのはもったいない、広く一般の人によい音を楽しんでもらおうと言う趣旨で始まったものです。 とってもいい行事です。 その一つの文化会館の今年の出演者は二日間で210人、3歳の幼児から一般まで多くの人が参加しました。

 

 舞台写真をとらせてもらいました。 かわいらしいツリーとプレゼントの箱がクリスマスらしい雰囲気。 出演者には、プレゼントもあります。 真ん中のピアノは、はじめもっと高いピアノを買う予定だったのですが、学校のピアノがボロボロなのにーという議員さんの意見で、まず小中学校の古いピアノを買い換えたため、当初予算の半分の値段のピアノになってしまったといういわくつき。 それでも1千万円以上だったと思います。十分きれいな音です。 
 あいにくわたしはいそがしくて子どもたちの演奏は聴かずじまいでした。

 16日日曜日は「千の風になって競演フェスティバル」です。 今年初めて開かれる催しで、当初出演の計画はなかったのですが、秋川先生(秋川雅史さんのお父さん)から直接お電話をいただいたので出演することにしました。 2日連続は、子どもたちにとっても、先生たちにとってもきついスケジュールなのですが、何しろ秋川先生はわたしたちの合唱団を結成するときに色々アドバイスをいただいたり、発表会にも来ていただいたりしてますので。

 でも、「千の風になって競演フェスティバル」っていったい何なのでしょう。 町おこしの一つらしいのですが。 

 会場はもう一つの文化会館。 町おこしというだけあって、コンサートだけでなく、女性起業家まごころ市なるものが開かれておりました。 小ホールいっぱいに、手作り作品や商品が並べられて、大勢の人が買い物をしていました。

 コンサートは、秋川さんの出身校・小松高校生徒の琴による「千の風になって」の演奏から始まりました。 ほんとうは写真を撮ってはいけないのですが、フラッシュ無しでちょっとだけ撮らせてもらいました。 すみません  

 二つの少年少女合唱団による「千の風になって」の合唱。

 あまり期待してなかったと言うのが本音ですが、始まってみるとどうしてどうして、なかなか楽しいものでした。

 司会のらくさぶろうさんのインタビューに子どもたちが答えます。

 司 「千の風に乗ってはどんな感じがしますか?」
 子 「う~ん・・・・・・・・・・・・・・・(しばらくして) 本当は死んでるのに、生きてるみたいでうれしい。」 聞いている大人たち、拍手。

 司 「この曲は、どこが難しかったですか?」
 子 「死んだ人の気持ちになって歌うのが難しいです。」 思わずのけぞる。 
 司 「そうだねえ、まだ死んだことないもんねえ。」 

 コンサートはかならずしも「千の風になって」を演奏しなくてもよいようなのですが、いろいろな「千の風になって」を聞かせてもらいました。

 英語でゴスペル
 大正琴の合奏
 混声合唱
 ブラスバンド
 マンドリン合奏ーこれはすばらしく、曲が終わるやいなや大変な拍手でした。
 吹奏楽の伴奏で秋川先生の独唱「千の風になって」ーもうかなりのお年ですが、柔らかなテノールで味わい深い歌でした。 秋川先生は、「プライドもあるので」「息子より自分の歌の方がうまい」と言っています。 じっさい、本当にお上手。
 最後は、出演者、観客全員で「千の風になって」の大合唱

 観客の中には、広島県や九州から来られた方がいらっしゃるとか。 こうしてみると、「千の風になって」をそれぞれの表現のしかたで演奏し合うのもいいかもーと思えてきました。 遠く県外からも一つの曲を演奏するために集まるようになったらすてきだな、と思います。一つの歌が人々を結ぶ力になるならすばらしいことです。 

 コンサートの途中で、秋川雅史さんからのビデオメッセージが映しだされました。

 まず、祭りの日にだんじりをかつぐ秋川さんの姿。 ことしも祭りは帰ってこられたそうです。 40年間皆勤だと言っていました。 相当のお祭り男です。 それからわたしたちに向かってお話を。 今年も紅白に出られそうだとかいろいろ。 もう出場はきまってます。 お父さんは、NHKホールで聞くための整理券を手に入れるため、400枚の葉書を出したそうです。 あたったのはたった1枚。 きびしいですねえ。

 最後にもういちどお祭りの場面が写りました。 神社の御旅所でしょうか、広場に男どもがあつまっています。 真ん中に祭り衣装の秋川さん。 みんなすっかり出来上がっているみたいで、手拍子をたたきながら大合唱。

 ここからは、声に出してお読み下さい。 手拍子もいっしょに。

せんのか~ぜ~に ヨイトセー
せんのか~ぜになぁ~~って ヨイヤサー
あの~ おおきなそ~らを ア、ヨイショ 
ふきわたぁっています 
ハイハイ

 伊勢音頭バージョンでした。

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「古川五巳とアカンサスフォー」コンサート

2007-11-12 01:42:59 | 少年少女合唱団

 今日は、合唱団の子どもたちにとってすばらしい日になりました。 ふれあいコンサートで、「古川五巳とアカンサスフォー」の皆さんと共演したのです。 

 このコンサート、二つの文化事業団(よんでん文化振興財団、芸術文化振興基金)の助成をうけての公演で、チケットは500円という破格の安さ。 サイン会つき、出演の子どもたちや指導者にはお弁当付き、出演者、関係者の懇親会つきというとてもうれしいコンサートなのでした。

 ピアノの古川さんは愛媛県松山市出身、アカンサスフォーの皆さんは東京芸大の同級生4人で構成する4重唱団です。 アカンサスというのは、東京芸大の学章にもなっている花だそうです。「 まっすぐな茎に花が寄り添うように咲いている姿は音楽の道一筋に4人が寄り添って活動してきた姿に似ている。」と会場の文化会館の館長さんがお話しされて、なるほどなあ、と思いました。

 このコンサートには市内のSH中学校の音楽クラブのメンバーも参加していました。練習場兼控え室となった小ホールで中学生が練習を始めると、その迫力ある美しい歌声に、子どもたちのお箸を持つ手が動かなくなりました。お弁当を食べるのを忘れて呆然と見ていたのがおかしくもあり、かわいくもあり。
 「さすが中学生はすごいね。」
 「でも、小学生は日々成長するから楽しい。歌えなかった子がいつの間にか歌えるようになるんだもの。」
 ほんとに、ステージに上がるたびに上手になっていくのを見るのは指導者にとって最高の喜びです。この子たち、11月は2回、12月にも2回、ステージ発表の予定です。 

 コンサートは、なつかしい日本の歌を美しい4重唱できかせていただきました。

 コンサートが終わったあと、サイン会です。一般のお客様へのサインが終わった後、子どもたちもサインをしてもらっていました。 どこに?

 ほら、楽譜をいれるファイルの表紙です。グッドアイデア

 サインが済んだら懇親会の会場へ。 子どもたちの目は、テーブルの上のお菓子にくぎづけ 。 でもお行儀よく待ちました。 

 

 ソプラノの古川博子さんと一緒に記念撮影。 どうしたらオペラ歌手になれるのか質問している子もいました。

 

 わたしはよんでん文化振興財団のかたに電化住宅のPRをされてしまいました。 「よんでん」というのは四国電力のことなのです。

 一人の子がぽつり。 「あした学校が休みだったらいいのにー」

 そうですねえ。 家に帰れば、明日の準備だとか宿題の残りだとか、学校モードに切り替えなければ。 でも、とっても楽しいことやうれしいことがあった日は、学校や仕事のことなど考えずに余韻に浸っていたいものですよね。 

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コーラスフェスティバル

2007-10-01 00:39:58 | 少年少女合唱団

  市のコーラスフェスティバルに行ってきました。 わたしがちょこっと関わっている少年少女合唱団も出演するのです。 このコーラスフェスティバルには、市内の二つの児童合唱団はじめ、中学校の合唱部やシルバーコーラスなどいろいろな合唱団が11団体参加しました。


 うちの子どもたちはやっぱりかわいい。 今年4月に入団した小学2年生がもう3部合唱をしています。発表の機会がある度に上手になっていくので、将来が楽しみです。


  


  華やかな衣装の女性合唱。指揮をしているのは、「千の風になって」でブレイクした秋川雅史さんのお父さんですよ。なんと市内だけでも3グループもの指導をされています。もちろん市外でも。いったいいくつの合唱団にかかわっておられるのか。お元気です。



 小さな市なのに男声合唱団もあります。メンバーも20人くらい。結構多いです。高校生も3人混じっていて、とてもきれいな声でソロパートを歌いました。



 もちろん混声合唱団もありました。とても上手。


 ところで「千の風になって」はここでは大変な人気で、出演11団体中4団体が歌いました。 だいたい一つおきに聞いている感じです。 最後に全体合唱で、わたしたちも歌いました。3時間ほどの間に5回です! さすがに聴き疲れました。


 わたしの住んでいるところは、今は合併して市になっていますが、もともと郡部の町でした。 近隣の町の有志で児童合唱団を作ったのは8年前。 そのとき、先輩の混声合唱団の方に、「音楽文化の育ちにくいところですよ。」と言われました。 だからこそ、合唱団で音楽好きの子を育てて欲しい、応援します、と。
 ところが合併した旧S市ではとにかく合唱が盛んです。 大して多くはない人口なのに、今日出演したうちの7グループが旧S市の合唱団。  特筆すべきは、写真でも分かるように、歌を歌う男性が多いことです。 また、すべての中学校と高校にも、合唱部があります。 こちらではすべてブラスバンド部なのに。 このちがいはなに?
 古くはトワエモアの芥川さん、そして今の秋川さんを生み出した土壌がこれか、と思いました。 
 


 全体合唱のときの秋川さん(父)のお話で少し訳が分かってきました。
 今年亡くなられたF先生が若い頃、たくさんの合唱団を作られ、育ててこられたんだそうです。 S市の児童合唱団もF先生の創設だそうです。 秋川さん(父)も、その中の一つの合唱団で歌い、やがてその後を次いだのです。 たった一人の熱意が、年を経てこんなにも大きく花開いたということに感動を覚えました。 8年前わたしたち数人の教師が手探りでまいた種も、やがて大きく花開くときがくるでしょうか。 将来オペラ歌手になりたい、といって歌っている子がいますけど・・・・なってね!秋川さんみたいに 

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