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昭和の喫茶店、スパゲッティ・ナポリタン


 スパゲッティナポリタンである。昔は喫茶店でスパゲッティをよく食った。今時のように、おしゃれなイタリアンレストランなんてなかった。
 喫茶店のスパゲッティといっても、ミートソースとナポリタンの2種類ぐらいしかなかったな。喫茶店でナポリタンを頼むと、楕円形の銀色の金属の皿で出てくる。で、ケチャップで口の周りを真っ赤にして食べたもんだ。
 その、昔よく喫茶店で食べたナポリタンを再現してみた。ハムではなくソーセージを使った。バブル期以前の喫茶店で食べた、チープな感じが出ているだろうか。昭和の食べ物だな。これを食べている横で、ピコピコとインベーダーゲームをやっているやつがいたりして。
 ところで、星群の例会は、昔は京都でやっていた。会場は、今はなき烏丸丸太町の府立勤労会館。ここでの例会が終って移動。御池通りの「アインス」という喫茶店に立ち寄る。ここで軽く腹ごしらえ。たいていスパゲッティを食った。AスパとBスパの2種類があった。小生の記憶に間違いがなければ、Aスパがナポリタンだった。このアインスを出て、河原町に。河原町の居酒屋で三次会。さらには、もう1軒スナック。河原町から阪急で帰る。大阪神戸組は梅田で解散ということになるが、時には梅田で5次会ということもあった。
 時々、京都で阪急の最終に乗り遅れることもあった。その時は、当時は京大SF研で、今は東京創元社で編集者をやっている、小浜君の下宿で泊めてもらったりしていた。若かったからこんなアホができたんだな。
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阪神大勝。アニキ難敵ルイスをどつき倒す

 広島先発ルイス、阪神先発ジェン・カイウン。これだけ観ただけで、阪神の敗色は濃厚やろ。3回の表までは負ける思うとった。
立ち上がりのルイスのピッチングを観たら、こりゃあかんわ。一方、ジェンは2回の表、満塁の大ピンチ。なんとか切り抜ける。阪神はその裏、ルイスに3者凡退の押さえ込まれる。
 3回の表、ジェン、フィリップスにツーランホームラン被弾。ルイスの出来を観れば、これで勝負あった。と、だれでも思うやろ。
 ところがおもろいもんで、3回の表、狩野、浅井、平野、鳥谷の連打。そして、アニキがスリーランでルイスをどつき倒してKO。あとは阪神打線がやりたい放題。14点の今期最大得点で広島に大勝。ジェンは7回まで投げて、結局、失点はホームランの2点だけ、7回からは渡辺が一人でしめる。
 筒井、江草、アッチソン、藤川たちを休ませられたし、実に痛快な勝ち方。3位をキープ。大勝の翌日は気を引き締めて臨むべし。
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麻婆土鍋ご飯


 麻婆豆腐を一番うまく食べる方法は、あつあつの白いご飯にのっけて食べること。そして、あつあつの白いご飯は、炊飯器で炊くよりも、土鍋で炊いたほうがおいしい。では、この両方をあわせた、あわせワザがこの料理。
 まず、土鍋でごはんを炊く。洗米して浸水した米と水を土鍋にいれる。水は水道水ではなくミネラルウォーターを使った。
 フタをして中火で加熱。蒸気が吹いてきたら弱火で10分炊く。10分経ったら火を止める。フタをしたまま15分蒸らす。炊飯器で炊くよりふっくらした炊き上がりになる。
 麻婆豆腐を作る。豆腐は小さめのサイの目に切る。切った豆腐を熱湯につける。豆腐に弾力がでる。
 油ならしした中華鍋に油を少量入れる。そこににんにく、しょうがをひとかけづつ、長ネギの青いところを入れて香りつけ。
 まず最初に豆板醤を入れて炒める。香りが引き立つ。豚ひき肉を投入。しばし炒める。甜面醤、豆鼓、にんにくとしょうがのみじん切りを加える。豚ひき肉を充分に炒める。スープを注ぎ、豆腐を加える。醤油、酒、砂糖、塩で味付け。強火で煮込む。水溶き片栗粉でとろみをつけ、最後にごま油でお化粧。
 さ、これで麻婆豆腐ができた。これを炊きたての、ほかほかの白いご飯にかける。ほ~ら、おいしそう。
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新人王上園今期初登板。バンドぐらいちゃんとしよな。上園、桜井

 おや、上園くん久しぶり。しっかし、負けられん熾烈な3位争いしとる最中に、ファームから上がってきたばかりのピッチャーを、先発させなあかんとは。
 その上園、ボール先行ながら、なんとか投げとった。ええ出来とはいえんけど、かつかつ及第とワシは見た。次も先発させたらええんちゃうか。それにしても上園くん、バンドはちゃんと決めような。
 江草が勝ち越し点をとられたけど、あれは、ま、しゃあない。それよりも新井、8回1、2塁の絶好のチャンスに併殺。9回、1点負けとる展開で藤川。これはええんちゃう。金村あたりをだしとったら、本気で勝つきあるんかいなと疑うとこやけど。で、9階の裏、せっかく永川が、いっこも痛くないデッドボールを関本にあてて、サヨナラのお膳立てをしてくれたのに、桜井、バンドぐらいちゃんとせえよ。
 広島に引導を渡す予定やったんが、負け越しやないの。バンドぐらいちゃんとしよな。
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連休?どこの世界のはなしぞ

 どっかの世界では、連休だ、シルバーウィークだと浮かれとるが、なんのこっちゃ。どこの世界の話やねん。
 はっきりせんかったけど、結局、19日から23日まで全部出勤ということになった。ワシの会社では、現場の人間が一人でも出て仕事すれば、ワシが出ねばならん。現場が溶接の仕事をせんかったらええけど、ワシの会社の現場は必ず溶接作業はする。現場のおっさんらは、交代で休むけど、ワシの仕事やっとんのはワシ一人しかおらへんから、しゃあないわ。溶接用の液化酸素と液化炭酸ガスのバルブ開放をせなならん。
 この工場で、特定高圧ガス取扱主任の資格を持っとんのは、ワシと工場長と部長しかおらへん。病気したり、どっかに泊りに行ったり、物理的に不可能やったら工場長に頼むけど、可能ならば極力ワシがしょう思うとる。ちゅうわけで連休中はずっと会社に出とる。
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JFKふたたび

「弾の残量は」
「ほとんど残ってません」
 隊長のカダに聞かれた、クド軍曹はサバサバした表情で答えた。
「正確には、あとどれぐらいだ」
「全員、銃での自決はできません」
 ジャイの侵攻軍は、すぐ目の前にいる。ハンとジャイ。国境を接しているこの2国は、少々の小競り合いはするが、おおむね平和は保たれていた。先の大戦から60年。スポーツの交流を通じて、友好関係を発展させ、平和友好条約の締結にこぎつけるまでに関係は良くなっていた。
 ところが、1ヶ月前、突如、ジャイ陸軍が国境を突破、ハンの首都にあと50キロの距離まで迫ってきた。理由は簡単だった。ジャイのもう一つの隣国ドラの独裁者キチアイが失脚。あとにジャイの傀儡政権が樹立した。後顧の憂いをなくしたジャイの独裁者ベツネは、ただちにハンに侵攻した。ハンの情報不足が招いた危機だ。対外情報担当のオマリ少将は責任を問われ処刑された。
 ここは首都の西方50キロ。山あいの基地コーエン。両側を山に挟まれた、細長い土地にこの基地はある。ジャイ軍は基地の南に布陣している。このコーエンを落とされれば、ジャイは首都まで一気になだれこむだろう。
 不思議な静寂だ。銃声が途絶えてどれぐらいたっただろうか。ずいぶん前のような気がするし、ついさっきのような気がする。前線は完全に膠着状態となった。
「敵も弾がつきたか」
「判りません。ラハは何を考えているのやら」
 敵将ラハ大尉はしたたかな指揮官だ。白兵戦の上手さは世界1との評価もある。
「もし、敵も弾ぎれなら、白兵戦ということになるな。狭い山道だ。少人数の白兵戦だな。ところで敵に戦車はあるか」
「斥候のアカホの報告では3台は有るそうです」
「ラハはそれをどこで使うかだな。白兵戦のメンバーを選んでおいてくれ」
 3人の屈強な戦士がカダの前に並んだ。トリ、カネ、アラの3人。いずれも歴戦の勇士で、カダの部隊では、白兵戦にかけては圧倒的な技量の持ち主だ。
 突然、砲弾が炸裂した。爆風は少ない。代わりに濃密な煙が立ちこめた。
「発煙弾だ。敵も弾切れだ、白兵戦で来るぞ。行け」
 アカホが最初に陣地を飛び出した。快足を飛ばして走る。あとにヒラが続いた。ヒラのあとに3人が走る。
 煙が薄くなった。目の前にジャイ軍が忽然と現れた。重装甲機動歩兵の大群だ。オレンジ色のヘルメット、パワーローダー仕様の強化セラミック製の装備で身を包んでいる。群れの前面に巨大な兵が3人。オガ、ラミ、カメだ。ジャイが誇る白兵戦専門の機動歩兵だ。
 トリが敵と接触した。閃光が3度瞬いた。トリの光線剣がひらめいた。鎧袖一触。3人の敵兵が彼の足元に転がった。3人とも胸に小さな傷があるだけ。心臓だけを光線剣のレーザーがえぐった。恐るべきトリの剣技。手練の早業だ。
 トリの働きで、敵の陣形に乱れが生じた。そのスキに、カネ、アラの2人が突入した。最強の鉄人カネが、超高速高周波振動破壊槌を振るう。本来は重機に装着して、要塞を破壊する道具だが、パワードスーツを装着したカネは、手で持って軽々と振るう。パワーアシストが働いているとはいえ、おそるべき怪力だ。破壊槌に触れた敵兵は、一瞬で消滅する。超高周波振動によって分子レベルまでバラバラに分解される。
 カネのすぐ後ろで大巨人アラが鉄棒を振るう。彼が振るうのは、ただの鋼鉄の棒である。それでなくても強大な筋肉の持ち主のアラが、超強力なパワードスーツを着用して振るえば、凄まじい破壊力の武器となる。
 アラの鉄棒がジャイの兵士の頭をかすった。紅い霧が一瞬舞った。兵士の頭が破裂した。紅い霧の後、白い破片が飛び散った。兵士の脳が飛散したのだ。
 ジャイの若い兵士がアラに襲いかかった。ジャイ屈指の光線剣の使い手サカだ。アラはサカの剣をかわして鉄棒を振るった。サカの腹にまともヒットした。ヘソを中心に胴体が切断された。鉄棒に赤いひもがまとわりついた。大腸だ。サカの大腸がアラの鉄棒にからみついている。ドサッ。切断面を上にして胴が地面に落ちた。赤黒い物体がどろりと流れ出した。肝臓だ。
 ハンの3人がジャイの兵士を破壊している少し先で、オガ、ラミ、カメのジャイの3人が同様のことをしている。トリがオガに接触しようとした、その時、ジャイの陣地の奥から、3台の巨大な物体が姿を現した。戦車だ。カネの破壊槌と、ラミの破壊槌が激突した。達人が振るう破壊槌どおしが接触した時、振動周波数が一致することがある。そうなると、槌は分解せず、接触した瞬間、エネルギーを放出する。常人なら、エネルギーが槍となって、身体が真っ二つになるが、カネ、ラミともに超人兵。破壊槌をかまえたまま、ズズズズズと後方に滑った。摩擦で双方の靴から白煙が出る。
 カネが一瞬早く体勢を立て直した。ラミに向かう。ラミは後退した。オガ、カメの同じく後退した。
 閃光が三つ瞬いた。戦車が砲弾を撃った。トリ、カネ、アラの3人は至近距離から戦車砲の砲撃をうけた。
 トリが光線剣を振った。レーザーを止めて特殊チタン合金の剣が砲弾を受け止めた。トリは身体を回転させて剣を回した。砲弾はそのままジャイの陣地に飛び込んだ。
 カネが破壊槌を振った。高周波振動はOFFにしてある。破壊槌に当たった砲弾は一瞬、ひしゃげて、猛烈なスピードで飛んだ。カネが破壊槌を振ったあとで、砲弾が当たる音がした。破壊槌の先端が赤熱している。空気との摩擦で発熱したのだ。敵陣で閃光がしたあと、爆発音が聞こえてきた。
 アラが鉄棒を振った。砲弾の信管に当たった。砲弾が膨張した。爆発しているのだ。膨張しつつ飛翔した砲弾は、そのまま敵陣へ。着弾してから爆風が暴れた。
 伝説の再来だ。85年戦役のおり、シダ大佐指揮のハンの部隊が、やはりジャイの侵攻軍と接触。同じように戦車砲の直撃を受けた。その時の白兵戦の主力をになっていたのが、今の隊長で、当時のカダ中尉。そしてカケ、バスの3人。この3人がやはり、敵砲弾を撃ち返して、敵陣に甚大な被害を与えた。この3人の戦果は、長らく伝説としてハン国民の間に伝えられている。その伝説の3連発が、今、ここに再現された。
 カネたちの活躍で、戦車3台は進行を遅らせた。しかし、歩兵と戦車。それに、さすがにカネたち3人も、先ほどの荒業で体力を消耗して後方に退いている。戦車の後ろからは、ジャイの最強兵、ラミ、オガたちが進軍してくる。さしもの強力な、ハンの最前線部隊も、ジリジリと押されだした。このままだと、ここ聖地コーエンは落とされる。早急に戦車3台を撃破する必要がある。
「どうだ、あの戦車は処理できるか」
 カダが作戦参謀のキドに聞いた。
「あのタイプの戦車は特殊装甲です。まともに行ってはだめです。車両の前面に空気取り入れ口が開いているでしょう。あそこに正確に手榴弾をぶち込めば破壊できます」
「例の3人を呼べ」
 副官のクボに命じた。クボは発煙筒を打ち上げた。7色の煙が上空に上がった。
 シュッ、シュッ、シュッと空気を切り裂く音が3回聞こえた。3人の男がカダの前に立っていた。
「説明しろ」
 クボが状況を3人に説明した。その内の一人、ボタが立ち上がった。手には巨大な鉄球を持っている。鉄球に付いている鎖を持って回し始めた。鉄球も鎖もすぐ見えなくなった。かわりに銀色の円盤がボタの周囲に出現した。フッと円盤が消えた。次の瞬間、ジャイの兵たちに血煙があがった。真っ赤な太い一本の直線が現れた。その直線が戦車に延びた。ガゴーン。金属と金属が激しく衝突する音がした。ゴッ、鉄球が戦車の前に落ちた。一瞬、戦車が止まった。ボタの手を離れた手榴弾はその戦車の、空気取り入れ口に入った。ボゴン。戦車が止まった。内部の機構は完全に破壊されただろう。
 ジャフの左側に半円形の光が光った。ジャフが左腕を振ったのだ。彼の左手を離れた、チャクラムは自陣から敵陣まで、対角線の軌道を飛んだ。クロスファイアー。光の輪となったチャクラムは正確に敵兵の首をとらえて行った。その軌道上の兵はすべて首を飛ばされた。赤い線を引きながら、数十個の首が上空にとんだ。2投目をなげた。キーン。チャクラムが弾き飛ばされた。そこにオガが立っている。オガの振るう光線剣がジャフのチャクラムを弾いたのだ。
オガは戦車の前に立っている。戦車を守っているのだ。
 ジャフがチャクラムを手に持った。オガが剣を構える。静寂が走った。その場が凍りついた。ふわりジャフの右手がゆらめいた。1個のチャクラムが空中に舞い上がった。それはオガの脳天に落下。オガは剣でそれを払った。ジャフの左手が閃いた。もう1個のチャクラムが斜めに走った。ゴト、オガの首が落ちた。首のないオガの胴体がその場に突っ立っている。ぶわっ!かって首が付いていたところから鮮血がほとばしった。血の噴水が止まってからオガの胴体がゆっくりと倒れた。ジャフのチャクラム2段投げ。そのオガの死体を戦車が踏む。血液と臓物がキャタピラーにまとわりついてスピードが落ちる。ジャフの投げた手榴弾は正確に、その戦車を破壊した。
 フジの右手を離れたチタン合金の球は、彼の手を離れた瞬間真っ赤になった。炎の尾を引いた球が飛ぶ。ボッボッボッ。球がジャイ兵の身体を貫いていく。ヘソの下、腹、胸、後ろの兵ほど体の上に穴が開いていく。一番後ろの兵は頭部を破壊された。下あごだけが残っていて、顔の上半分が吹っ飛んだ。フジの投げた球は浮き上がって飛ぶのだ。2投目、3投目を投げた。行く筋もの炎がジャイの陣地を走った。球筋にいる兵は全員即死。フジの投げるチタン合金の球は、凄まじいスピードで飛ぶ。直撃をくらった兵は身体に穴が開くだけだが、その周囲は凄惨な光景と化す。穴の開いた兵の周囲にいた者は、着弾と同時に、その場を弾き飛ばされる。球のスピードがあまりに速いから、着弾した時のエネルギーは膨大なものになる。兵の毛穴から射出したエネルギーが物理的な破壊力を持って周囲の兵を襲う。弾き飛ばされた兵の中にジャイの古強者アベがいた。彼は30メートル飛ばされて着地した。顔がゆがんでいた。亀裂がいっている。裂け目から灰色の脳がこぼれている。右手は無い。左手は胴体からブラブラしている。骨の関節だけでかろうじてくっついている。地面に接触した背中は、べろんと皮膚が剥け、その中心に脊髄がむき出しになっている。衝撃で筋肉が飛散したため、肋骨がところどころ背骨に残っている。肋骨の間に赤い物体がピクピク動いている。心臓だ。さすがだ。さすがジャイの古強者アベ。強靭な生命力だ。
 フジの視線の先にラミがいる。ジャイ最強の兵だ。巨大な破壊槌を持っている。フジが投げた。ラミ、破壊槌を振る。炎の球はラミの頭をかすめて飛んだ。破壊槌は空振り。2投目。こんどは破壊槌とフジの炎の球が激突。一瞬に衝撃波は広がった。周囲に立っている兵はいない。死人の荒野に、二人の男が立っている。ラミの後方に残った1台の戦車が動いている。
 フジ投げた。ラミが破壊槌を振るう一瞬前に、球がラミの頭を破壊した。ドゴーン。戦車が砲を撃った。フジ投げた。砲弾と球がぶつかった。球の力の方が強かった。砲弾は弾き返され、フジの炎の球とともに戦車に向かって飛んだ。2発とも着弾。車体に巨大な2個の穴が開いた。その穴から火が噴出した。戦車が消えた。残の戦車砲弾が誘爆したのだ。
 ポンとフジの肩をカネが叩いた。トリ、アラ、アカホ、セキたちが、フジ、ボタ、ジャフにタッチしながら、ジャイの陣地に向かう。生き残った敵をしまつするために。
 聖地コーエンは死守された。
 
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阪神拙攻。またまた3チームが団子

 昨日までの巨人戦は、いわばエキビジションゲームみたいなもん。きょうからが本番。で、聖地甲子園で、広島に引導をわたすべく、先発した能見があかん。3回までに5点取られてしもた。
 一方阪神。広島より3本多い10本もヒット打っとんのに、金本のソロ、狩野のタイムリー、関本のツーランの4点。内容をからいうと、6点か7点取っとてもええ。拙攻といえよう。
 能見、久保、岩田の新3本柱がこのところ調子を落とし取る。大いに心配や。安藤はあの調子やし、誰を頼りにしたらええんや。
 またまた阪神、ヤクルト、広島が団子。おもろいことはおもろいけど、もうそろそろワシら阪神ファンを安心させてえな。
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巨人首位の意地。阪神ちょっとお休み

 ははは、負けてもたな。首位を走りマジックが点いとるチームの意地やな。さすがに、熾烈な3位争いやっとるチームに3連敗するわけにはいかんわな。
 阪神、昨日、一昨日と点の取り合いで勝ったから、少々お疲れか。押し出しと金本の犠牲フライの2点だけじゃ、東京ドーム限定ホームランを打つ巨人に負けるわな。
 久保は普通やったんとちゃうやろか。それより、タバスコたらオビスポたらいう、かわいい顔したピッチャーに7回まで投げさせたんがあかんかったな。
 今日はちょっと、休憩や。アッチソンと藤川を休ませたから良かったんとちゃうやろか。
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とつぜん対談 第8回 ななめメガネとの対談

 今回のゲストは、ななめメガネ女史にお越しいただきました。芦屋のお屋敷を出て、宝塚へ歌劇を観に行かれるところを、無理をお願いして、お時間を取っていただきました。女史の実家は昔からの大富豪で、日本を代表する超セレブでいらっしゃいます。

雫石
 すみません。歌劇の開演に間に合うようしますので。

ななめメガネ
 いいのよ。ワタクシ阪急の大株主ざます。開演を遅らせればいいだけざます。
ちょっとまってね。
「あ、ワタクシ。社長を呼んでちょうだい。はい、では伝言してちょうだい。宝塚大劇場の開演を、ワタクシが着くまで待つように」
 これでいいわ。

雫石
 宝塚へはよく行くのですか。

ななめメガネ
 オオギさんが誘ってくれたの。彼女あそこの出で、政治家辞めたから、ヒマで、後輩の舞台を時々観に行くんですって。

雫石
 そのピンクのななめになった眼鏡、すごいですね。その宝石みんな本物ですか。

ななめメガネ
 あら、こんな眼鏡安物ですのよ。ここはダイヤで、ツルの右はルビーで左はサファイアね。え、お値段?そうね、2000万で少しお釣りがくるぐらいかしら。ほほほほほ。

雫石
 ものすごいお金持ちですね。そんなお金何に使ってるんですか。

ななめメガネ
 3日前にハトヤマくんから電話があったの。オザワくんにはナイショのお金を手元に持ちたいから、20億ほど貸して欲しいっていうの。

雫石 
 貸したのですね。

ななめメガネ
 貸してやったわ。ソーリ就任のお祝いもあって、50億ほど。あ、アソウくんにも貸してたけど、ご苦労さんで、あげることにするざます。

雫石
 どうして、そんなにお金があるのですか

ななめメガネ
 さあ、判らないざます。ワタクシ、お金なんて生まれた時からあるから。あなたんちにも有るでしょう。

雫石
 ないですよ。お金なんか。

ななめメガネ
 よくそんなことをいう人がいらっしゃるが、なぜお金がないのか不思議ざます。お金なんて、そのへんからわいてくるものでしょう。

雫石
 今も増えているのですか。

ななめメガネ
 タクの主人が、ムコ養子なんですけど、遊んでいればいいのに、退屈しのぎに、なんですか、カイシャを始めまして。そのカイシャが大きくなって、ムコ殿、ウチにお金を入れるんです。まったく自分のお小遣いにすればいいのに。じゃまになって困っているざます。お金。

雫石
 ご主人、月収いくらぐらいですか。

ななめメガネ
 さあ、判りませんわ。5000万ぐらいかしら。

雫石
 いったい総資産いくらぐらいですか。

ななめメガネ
 判りませんわ。なんでもアメリカのビル・ゲイツたらいう貧乏人の小僧が、新しいOSの開発費に、いくらか出資してくれといってきたざます。

雫石
 出したのですか。

ななめメガネ
 もちろん、出してやりましたわ。ワタクシお金を出せといってきたら、み~んな出しますのよ。ほほほほ。なにせお金がじゃまで。

雫石
 私にもいくらか融通してくれますか。

ななめメガネ
 いくら欲しいざます。

雫石
 く、くれるんですか。で、では、3億ほど。

ななめメガネ
 そんな小金でいいの。ほれ。

雫石
 うう。ドテッ。(気を失う) 


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阪神、巨人に連勝。筒井、江草、アッチソン、藤川パーフェクト

 今夜も昨日に続いて、観ててごっついおもろい試合やった。点を取ったり取られたりのシーソーゲーム。
 阪神、岩田、巨人東野、両先発、よれよれ。原さんは早々に3回に東野を引っ込めたけど、真弓さんは岩田を6回まで引っ張る。その間、岩田6点失う。ところが、すでにマジックが点いとるチームと、なんとしてもクライマックスシリーズに出たいチームの、勝利への執念の差がでた。鳥谷のスリーラン、浅井のタイムリーで6対6の同点に。
 で、リリーフピッチャーの出来が勝負の分かれ目となった。岩田に代わって出た、筒井、江草、アッチソン、藤川の4投手がパーフェクトに押さえる。そして、鳥谷の2本目のホームランで勝負あり。
こうなりゃ、ついでに明日も勝って、巨人に3タコをくわせような。ヤクルトがやっと勝ったそうな。
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テレビCMとネット広告

 あとわずか2年後に迫った、地デジ切り替えに関連して、放送の世界が大きく変わろうとしている。それに関連して、宣伝会議9月1日号で「放送と通信の融合で変わる広告」と題する特集記事を掲載していた。
 この記事を読んで、小生の愚見を少々。小生は、タイガースの試合中継以外、民放テレビはあまり観ない。とはいいつつも自然と目につくこともある。お気づきの方も多いと思うが、最近のテレビCMはかなり様変わりしている。大手の企業のCMが減り、代わりに通信販売、自局の番組宣伝が増えた。盛んにCMを打っているのはパチンコ台のメーカーと、ハウス食品ぐらいだ。これは、この不況により各企業が広告宣伝費を大幅に削減しているからだ。
 テレビのCMは削減したが、広告そのものを止めるわけにはいかない。不景気だ、モノが売れない、利潤が出ない、といって広告宣伝を止めれば、いつまで経ってもモノが売れない、景気が回復しない、利潤が出ないと、悪循環におちいる。と、いうわけで新しい形の広告が模索されている。
 テレビCMなどに代表されるマスコミ広告は、いわば大きな投網で魚を獲るのと同じ。鯛を狙っているのに、海全面に巨大な投網を投げて、そこにいる魚全部に網をかける。その中に鯛が一尾もいなかったら、全くのムダとなる。女性用生理用品のCMを男性に見せてもムダ。育児用品のCMを独身の男子高校生に見せてもムダ。
 こういう状況で、現代、出稿量が増えているのがインターネットを使った広告。色々なポータルサイトのホームページにはたいてい広告が貼り付けてある。また、小生はやってないがアフリエイトを貼り付けているブログもある。あれも広告だ。中にはアフリエイトや広告だらけで、耳無し芳一みたいなブログもあるが。
 また、キーワードを検索して目的のサイトが出ると、それに関連した広告がそこに貼り付けてあるようになる。例えば、ハイブリッドカーというキーワードで表示された記事には、トヨタのプリウスやホンダのインサイトの広告が貼り付けてあるという具合だ。これだと、ハイブリッドカーに興味を持っている人に、ハイブリッドカーの広告を見せることができる。投網ではなく、鯛だけを狙って1本釣りが出来るというわけだ。
 このやり方は確かに効率が良いように見える。しかし、大きな欠点がある。これでは新しい客層の開拓が出来ない。自動車なら自動車、オーディオならオーディオに興味を持つ人にしか、それらの商品の広告を届けることしかできない。まったく自動車には興味はなかったけれど、なにかの拍子で、こんな車があることを知り、欲しくなって買う、という客にはインターネット広告は不向きだ。
 しばらくの間は、従来のマスコミ広告とインターネット広告の併用ということになるだろう。ただし、今のかたちのテレビも新聞も、近い将来、消滅するか、全く別の媒体へと変化/進化することは間違いないと小生は思う。そのことを考えると、広告そのものも変化/進化せざるを得ないだろう。しかし、今の広告を見ると、伝達手段の模索はしているようだが、肝心のクリエイティブそのものは旧態然とした印象を受ける。クリエイターにとって一番大切なことは「現代」を感じることだが、それだけでは不足だ。「未来」も感じなければならない。
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阪神、巨人に競り勝つ。3位の座を確保。

 いやあ、なかなか見応えのある好ゲームやったな。点を取ったら取り返し、取ったら取り返し。大量点ではなく、阪神、巨人とも1点づつの加点。複数点は11回の矢野のツーランだけ。このツーランが決勝点となった。
 やっぱり、こういう競った試合はミスした方か負けやな。11回坂本のミスでランナーを出し、矢野のツーランの呼び水となったんとちゃうやろか。
 それにしても、藤川、11回のピッチングはあきらかにお疲れ。なんとか事無きを得たからええようなもんの、危なかったで。藤川の2イニング使いはもうええかげんにせなあかんで。真弓さん。
 これで借金は5に減って、ヤクルトも広島も負けたから、1.5ゲーム差で3位。3位の座を確保しつつある。ま、けっこうなこっちゃ。
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冒険者たち


監督 ロベール・アンリコ
出演 アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカス

 青春映画の傑作である。1967年の作品だから、いまから40年以上昔の映画だ。それでも、この映画の持つみずみずしい感性は失われていない。名画は何年経とうが名画である。
 マヌーは冒険飛行機乗り。凱旋門を複葉機でくぐり抜ける事に挑戦する。ローランは自動車の技術者でドラッグレースのマシンを開発している。レティシアは彫刻家。鉄でオブジェを制作している。
 3人とも一流ではない。これからはい上がろうとしている。ところが、マヌーの凱旋門くぐりは失敗。飛行免許も取り消される。ローランのマシンは炎上。レティシアの個展は大失敗。
 夢やぶれた3人は、5億フランの財宝がアフリカのコンゴ沖あいに眠っているとの情報を得て、コンゴに宝探しの旅に出る。ネタばれになるが、お宝を彼らは手に入れる。ところがレティシアは、お宝を強奪しようとする一味に銃撃され死ぬ。ここまでが映画の半分。後半は、生き残った男二人が、レティシアの故郷を行って、レティシアが欲しがっていた、海に浮かぶ要塞島を手に入れる。その要塞島にも・・・。
 男二人と女一人という、定番の組み合わせの嚆矢となった作品。ワンピースのゾロ、サンジ、ナミ。スターウォーズのソロ、ルーク、レイア、緋牡丹博徒の藤純子、若山富三郎、菅原文太。明日に向かって撃てのブッチ、サンダンス、エッタ。
 男同士は親友。女も男二人と友達。男二人は彼女に気がある。ところが男二人は遠慮して彼女に、いい寄らない/寄れない。恋愛か友情か。男二人がとてもいじらしくかわいい。間の女も、二人と等距離を保つ、本当はどっちかに決めているのだが・・・。
 レティシアは若いが、マヌーとローランは決して若くない。宝探しをするにはいささかとうが経っている。彼らは宝を手に入れた。しかし、本当の宝を失った。宝は海の底から引き上げられた財宝ではない。本当の宝は、二人の手を離れ青い海の底に沈んでいく。そして、男はたった一つ残った宝までも・・・。
 一生に必ず観ておくべき映画が有るのなら、この映画はその内の一本だろう。
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ソースカツ丼


 ソースカツ丼である。だしでカツと玉ねぎを煮て卵でとじた、普通のカツ丼よりシンプルな丼。材料は、ご飯、とんかつ、キャベツ、ソースだけ。
 ソースカツ丼は、福井県、長野県駒ヶ根市、群馬県前橋市などが、ウチの郷土料理だ、いや、ウチが元祖だと、諸説入り乱れているが、おいしければどこの郷土料理でもいい。
 作り方もいたってシンプル。まずとんかつを揚げる。丼にご飯をよそう。キャベツを食べやすい大きさに切る。さっとゆでる。ご飯の上にキャベツを敷く。ソースをちょっとかける。ソースはとんかつソースとウスターソースをブレンドした。甘めがお好みならとんかつソース、辛めがいいならウスターソースを多くすればいい。
 キャベツの上にとんかつを乗っけてソースをかければできあがり。
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なんで福原やねん。なんで伝説のあのピッチャーに先発させへんねや

 暗黒時代、阪神には最強のピッチャーがいた。そのピッチャーは絶対に敗戦投手にはならへんかった。絶対に借金を作らんかった。そのかわり勝ち投手にもならんかったし、貯金も作らんかった。ともかく安定感抜群の投手やった。絶対に相手に点をやらんかった。その投手の名は雨。これほど心強い投手はおらへん。なんせ、雨→雨→湯舟→雨→雨。というローテーションやった時があんねんから。この雨投手にためにも甲子園は絶対にドームにしたらあかんねん。
 敗因は福原を先発させたことやな。なんで雨投手に先発させへんねや。福原よりよっぽど頼りになるで。絶対負けへんから。そのかわり勝たへんけど。
 赤星心配。
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