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阪神油断。天敵三浦番長にやられる

 だからゆうたやろ、大勝のあとは油断すなと。天敵三浦番長が投げることわかとったやろ。で、こっちはエースもどきの安藤。気のゆるみとしかいいようのない敗戦であった。
 せっかくアライさんが、ラッキーなポテンヒット打ってくれはって、先取点取ってくれはったのに、その裏に金城にホームラン打たれてアッというまに同点。それでも安藤、2、3回はおさえる。ところが3回にボークをとられてからメロメロ。内川にタイムリーを打たれ、佐伯にスリーランを打たれ、5対1。三浦相手やったら絶望的な点差。4回からは日本一の無敗ピッチャーの桟原に替わるが、桟原、おまけの1点を献上。8回には江草がもう1点。
 ピッチャーのバンド失敗。覇気のない走塁、セーフティバンドを決められる。矢野の悪送球。油断としかいいようがない。非常に機嫌の悪い金本、ベンチで落胆するブラゼル、この二人の表情が、油断して負けた試合のもったいなさを良く表している。
 こんな点差のあいた試合の後半、よく最後に意地を見せてくれとか、明日につながる1本とかいうけど、あれ、ワシは反対やな。こんな試合は、あっさりさっさと負ける方がええと思うけど。
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マルタのやさしい刺繍


監督 ベティナ・オベルリ
出演 シュテファニー・グラーザー、アンネマリー・デューリンガー 

 珍しやスイス映画である。長年映画を観ているがスイス映画を観るのは初めて。
 スイスの山あいの小さな村に住む、マルタは夫に先立たれた80歳の女性。刺繍、裁縫が得意。夫が経営していた小さな雑貨店を引き継いでいるが、商売はパッとしない。ある日、村の合唱団の旗の修理を依頼される。それが、彼女にスイッチを入れた。マルタが若いころ持っていた、下着専門店をオープンさせるという夢のスイッチを。マルタは年寄り友だち3人の協力を得て、念願の下着専門店をオープンする。
 マルタの店をオープンさせるために協力する3人の友人たち。それぞれの事情を抱えながらも、年寄りとは思えない行動力で、夢実現に向けて動く。齢80を越えて、自動車の運転を覚える。下着のネット販売をするために、インターネットの勉強をする。
 マルタを含めた4人の老婆(一人は中年だが)が実に、バイタリティがあってエネルギッシュ。下着専門店という店の性質からか、いわれなき偏見をもたれるが、臆せず立ち向かう。
 若いもん(といっても中年のおっさんだが)の方が、保守的で伝統を振りかざす。年寄りの方が進取の気性に飛んでいる。マルタが息子をやりこめるところは痛快。チャーミングなおばあさんを楽しむ映画。敬老の日の夜に鑑賞するにはぴったり。お勧め。 
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