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在日というだけで善意の献金までだめなのか

 小生は、前原誠司という政治家はあまり好きではない。少々ハッタリめいたところがあるし、なんか危なっかしい感じがする。それに松下政経塾出身というのも気に食わない。だいだいが松下幸之助なるおっさんが胡散臭くて嫌いだから、坊主憎くけりゃケサまで、のきらいもあるが。でも、ま、これは小生の個人的な好き嫌いの問題である。
 その前原氏が在日外国人から政治献金を受け取っていたとのことで、外務大臣を辞任した。そういう法律があるのだから、致し方なきこととは思うが、別に辞任まですることはなかったと思う。
 なんでも、4年間で20万もらっていたとか。1年5万である。小学生のお年玉みたいな額だ。もちろん法は法だから1円でも不正は不正ではある。
 なぜ外国人や企業から献金を政治家が受け取ることはいけないのか。そのことによって政治が歪められるからだ。特定の外国や企業に都合の良い政治にねじ曲げられるから献金はいけない。
 新聞に寄れば、前原氏に献金していた人物は、京都の焼肉屋さんで、前原氏を子供のころから知っていた人物。ちっちゃいころから知っていた誠司くんが、出世して大臣までならはった。少ないが、誠司くんを応援してやろう、というその人物の善意からでたことだと思う。その人がたまたま在日外国人であったというだけのこと。その献金によって焼肉屋さんに都合の良い政策を前原氏が行うとは考えにくい。
 この件で、自民党のなんたらいう議員が、声を荒げて追求していた。かような役をおおせつかって張り切っているのか、鬼の首を取ったかごとく前原氏の辞任を要求していた。なんと醜いことか。私、小物です。と、大声でPRしているようなものだ。
 建設会社から何千万もの献金を受け取って、自然破壊のダムや狸や狐しか通らぬ道路を作っていた自民党に、えらそうに言う資格はあるのか。
 法は厳格に守らねばならぬが、法はなんのためにある。国益を守り、社会の秩序を維持し、最終的には国民一人一人が幸せになるためではないか。ここで一国の外務大臣を辞任に追い込むことは、果して国益に沿うことなのだろうか。
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