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10月22日(月) 655番のお客様、2番の窓口に

 神戸中央郵便局へお金を入金に行く。5時以降に行ったがすいていた。入金の書類を書いてお金といっしょに窓口に渡すと、係員が「順番にお呼びいたしますから、番号札をお取りください」といった。順番といっても周囲に小生一人しかいない。おかしいなと思いつつ機械から番号の紙を取った。655番だった。イスに腰掛ける間もなく、「655番のお客様、2番の窓口にお越しください」とマイクで呼ばれた。2番の窓口は最初にお金を渡した窓口。この、機械から番号札を取るという行為にはどういう意味があったのだろう。
 たぶんマニュアルかなんかで決まっているのではないか。先客から順に受け付けるため番号札を客に持たせると。混雑している時は、このやり方でいい。しかし、すいている時は直接窓口に来た客から処理していけばいいのでは。
 決められたことを手順どおりにこなすだけ。民間企業になって22日も経つのにお役所仕事の典型のようなことを郵便局はまだしている。このようなお役所仕事の弊害をなくすため、郵便局は民間企業になったのではありませんか。小泉さん。一事が万事、こんなことでは民間になったメリットはありませんよ。混雑している時は混雑しているやり方で、すいている時はすいているやり方で。臨機応変に対処していけばいいのではないですか。西川さん。
 小生は長年、製造会社の生産管理部門で働いてきた。そこで常に会社からいわれていたことがある。
 今しているその仕事はどういう意味がある。生産工程の中でどういう位置付けか。その仕事を省いたらどうなる。その仕事の前にこういう仕事をくっつけたらどうなる。後につけたらどうなる。別の仕事で代えることはできないか。並行してやっている別の行程の仕事といっしょにできないか。
 どんな仕事でも常に疑問を持ちながら行うことが大切。何も考えず、昨日と同じやり方で同じように仕事を処理していく。これではなんの進歩もない。
 このように常に新たな改善を実行して、常に前進を続けることに民間の最大のメリットがある。はたして神戸中央郵便局の職員で、客に番号札を取らせる、という仕事に疑問を持った職員が何人いただろう。もし一人もいなかったら小泉さんの口車に乗せられて、大騒ぎして郵政民営化した意味がない。
 

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