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となり町戦争


監督 渡辺謙作
出演 江口洋介 原田知世 瑛太 菅田俊 飯田孝

 北原は地方都市にある旅行会社の社員。舞坂町という町に住み、森見町という町を通って通勤している。
 ある日北原の携帯が鳴る。相手は舞坂町役場の「戦争推進室」の香西と名乗る女性。あなたには偵察要員の辞令が出たので役所での辞令交付式に出席せよとのこと。わけがわからない北原は香西とあう。いかにも有能なキャリアウーマン然とした香西は、舞坂町ととなり町の森見町が戦争に突入したとの説明をした。わけがわからぬまま辞令を受け取った北原は偵察業務を遂行する。担当の香西は、典型的な役人でなんでも杓子定規に業務業務。
 戦争状態といいながら両方の町の生活は平和そのもの。ただ、子供たちが軍事教練を受ける声。戦況、戦死者を報じる新聞、戦意発揚の幟などで戦争中であることがわかる。毎日何人かの戦死者もでている。なぜ戦争になったのかと北原が香西に聞くと確たる理由はない。「議会で決まったから」とのこと。
 やがて北原と香西は潜入偵察員として森見町へ住み込めとの命令を受ける。二人は擬装結婚して一つのアパートで住み始める。独身の男と女が同じ屋根の下で住む。男女の関係に発展するのが自然。ところが骨の髄からの町職員の香西はなんでも業務。業務が服を着ているような女。その香西に心境の変化か北原とキスを交わす。はたして恋か業務か?そしてある夜北原はとうとう実戦が行われている最前線に紛れ込み、そこで戦争の実際を体験する。
 香西役の原田知世がうまい。アイドルだった大昔の角川映画実写版「時をかける少女」の時の可憐さを残しながら良い大人の女優さんになった。
 なんでもかんでも業務業務と北原に接しながら、本当に業務だけで北原と接しているのか、それとも男性として魅力を感じているのか。オンナと業務人間のどちらとも見える。そのあたりの表情の移り変わりがうまい。その香西の本心はラストで分かる。
 
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10月1日(月) きょうから10月

 
 今日から10月。正直なもので9月中はあれほどの残暑だったが、10月になったとたんに涼しくなった。神戸の今日の正午の気温23度。快適な温度といえよう。晩酌のお酒もビールから日本酒に切り替える。もうしばらくするとお鍋に熱燗の季節。阪神の試合もあとわずか。クライマックスシリーズ、日本シリーズ、アジアシリーズと勝ち続けてくれると、当分楽しめるが、ま、阪神の今の状態ならムリやろな。
 プロ野球が終わると毎日の夜のお楽しみがなくなるが、来年4月の開幕まで半年間、毎日夜1時間か2時間ほど時間があく。有意義に使わなくっちゃ。11月中旬までは宣伝会議賞、そして書きかけの小説が2本あるので、それを完成させよう。1本は100枚の中篇。もう1本は600枚の長編に仕立てる予定。近未来SFアクションにして来年の日本SF新人賞に応募してやろう。昼間はまじめな勤め人なので夜の時間は貴重なのだ。
 帰りしな芦屋のパルヤマトに立ち寄ると栗を売っていた。買った。栗ご飯にしてもおいしいし、鶏と里芋といっしょに煮てもおいしい。これから秋の食材が色々出てくる。
 栗の料理は絶対に生栗を使おう。少々めんどくさいが自分で鬼皮と渋皮をむこう。むき栗は栗ではなく栗の残骸である。小生の料理は趣味でやっている料理なので、めんどくささを楽しむという一面もある。
 と、いうと小生をマメな人間と思われるかもしれないが、本当は大変なめんどうくさがり屋である。そのわりにはブログを毎日更新してるし、めんどうな料理をするし、イライラのつのる阪神の試合を観たり、しんきくさい文章書きをする。これらはみんな好きだから。好きなことだけマメ。小生は勝手マメである。
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