風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

集団と個

2009年11月25日 | 雑感
連休中はずっと集団でいましたので、少し疲れました。
集団でいることはどうも苦手です。
苦手なことは克服すべきと考えますので、前向きに捉えようとはしているのですが、どういうわけか消耗します。
余計な自意識を手放せないのでしょう。

ぼくのクセとして、いちいち人の挙動に注意が向いてしまいます。
探偵ならばなくてはならない適正だとは思うのですが、集団でただ楽しめばいいという時と場所には不毛なクセです。
意識的には周囲のことを気にしてはいないつもりなのですが、センサーが勝手にキャッチして脳に伝えてきます。
より一歩進んで、周囲に溶け込むというところまでいければいいのですが。
酒がある程度入ると無駄な自我意識も融ける感じはあるのですが、ただの酔っ払いだということでもあります。

人の集団に身心を完全に委ね、屋根から飛び降りる感じになればいいのだとは思うのですが。
修業が足りません。

パーティーや集会といったものに参加するときに心に発生する妙な緊張感というのは、ぼく自身が不快です。
不快なままで集団にいるものですから、その不快感が凝り固まっていきます。
不快な波動が僕自身から発生することになります。

尋常じゃなく開放的な人たちの集団にいたものですから、ぼく一人が勝手に不快の波動の中に閉じこもっているわけです。
他の人たちはそうは感じていない様子なのですが、ぼくが僕自身に堪りません。
根深い何かの塊が心の底に潜んでいそうです。

一人が好きだと思っていたのですが、一人が好きなのではなく、集団でいることの不快感から逃げ続けてきただけなのかもしれません。
これはなかなか時間がたてば解消するというような問題ではなさそうです。
問題のありかを真正面から見据えて、訓練を重ねるしかなさそうです。

ここ数年、集団に参加することも増えているのですが、どうも慣れません。
慣れの問題ではなく、心の問題なのだと捉えたほうがよさそうです。

一対一なら強気です。
自分のペースでものを語れるからでしょう。
不特定多数の人々がいるときに、自分のペースというものが無化されます。
それなら集団のペースにゆらゆらと合わせればいいものを、自意識が意味もなく頑張ります。
自分のことながら厄介です。