風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

課題

2006年10月25日 | 雑感
今朝、五時に滝場に着きました。
もちろん空は真っ暗です。
参道にはぽつんぽつんと街灯があり、お堂も24時間電灯がついているのですが、滝壺が真っ暗です。
ロウソクを何本か灯しましたが、ロウソクに暗闇を照らす力はありません。

入念に作法をして、真っ暗な滝壺を手探りで進んで、音を頼りに滝の下に入ります。
滝に入ってしまえば、暗かろうと明るかろうと関係ありません。
水はずいぶんと冷たくなっているのですが、寒いという感じはしませんでした。
緊張感を持って入ったせいか、いい感じで集中できました。

滝から出て滝つぼから出るとき、二度ほど転びました。
足元がまったく見えないのですから、まぁしかたがありません。

真夜中の滝というのは何度か経験しましたが、そのときは大量のロウソクで滝場を照らし出しますから、
まったくなにも見えないということはありませんでした。
でも、暗闇の中で入る滝というのもなかなか奥深い経験でした。

時差ぼけもどうやら抜けかけてきたみたいです。

今回の旅行は基本的にはぼく個人が経験したことに留めておりますが、
いろんな人のいろんなエピソードがまだまだたくさんありました。
でも、いろんな人について書くのは遠慮しておきます。

アイカさんとネネさんに関してはまぁ不特定多数の人を相手にしている人たちですからさらっと触れていますけど。

ということで、そろそろ日常に戻って前に進もうと思います。
前に進んでいると思っても、ぐるぐる同じところを回ったりしているわけですが。
回りながら上昇すれば、螺旋状に進化したことになります。
上昇というのがポイントになりますが、身も心も軽々としていなければなりません。
軽々とするためには、喜びが無ければいけません。
その喜びに嘘があってはなりません。
ウソをウソと気が付くための正直さと勇気が必要です。

こうやって上昇するためにはいろんな課題が次から次とあるわけです。
喜んで課題を受け止めていくためには、なんというか、自分の生命への信頼が基本的にはなければなりません。
信頼が何処から生まれるかというと、課題を正直に受け止めクリアしていく過程で生まれます。
初めから喜んで課題を受け止めることなど誰ににも出来ません。
課題の一つ一つが心が臆すると克服不可能なものに見え、嫌なものに見え、怖いものに思えます。
まず目の前の課題の一つに勇気を持って体当たりすることからすべては始まるのでしょう。
課題に体当たりして失敗ということはありえません。
唯一の失敗は課題から目を逸らし、逃げてしまうことです。
課題というのは体当たりした瞬間に課題ではなく、成長の過程になるからです。

ま、そんなことを考えながら、明日からも頑張ります。