TOPPO WORLD

TOPPO(ダックスフンド)から見た周りの出来事いろいろ。

神奈川の景勝50選、 その1の3 『山下公園の紹介』 

2005年11月05日 | 神奈川の景勝50選

「赤い靴はいてた女の子」のお話です。

トッポもちゃっかり隣に座って記念撮影です。



この話も、ネットを通して知ったことです。                               

”赤い靴 はいてた 女の子 異人さんに つれられて 行っちゃった...”
この野口雨情が作詞した童謡を,誰でも一度は聞いたことがあるかと思います。

ところが,この「赤い靴をはいた女の子」は,実在の少女だったという事はご存じでしょうか?


少女の名は,清水市出身の「岩崎きみ」ちゃん。

彼女が母親に連れられ北海道に入植したのは,彼女が生まれてまだ間もない頃でした。

なけなしの全財産を投じて入植したものの,一家はなかなか生活苦から脱することはできず,とうとう口減らし同然に米国人牧師の養女にもらわれることになりました。彼女が3歳の時でした。

その米国人牧師が,日本での任期を終え本国に帰ることになった時,彼女が結核におかされていることが判明する。

今では結核なんて何でもない病気だけど,当時はまだ不治の病。
結局彼女は,渡米できず,当時麻布十番にあった鳥居坂教会の孤児院に預けられることになる。

そして...
明治44年,この地で9年の短い生涯を閉じました。

一方,母親の「かよ」は,そんな娘の死も知らないまま,昭和23年,「きみちゃん,ごめんね」の言葉を残して64歳で他界したという。


そんな「赤い靴はいてた女の子」の像が,なぜ山下公園にあるのか,私にはわかりません...

横浜は,1859年(安政6年)の開港以来,外国人居留地が設けられ,日本の西洋文化発祥の地となりました。

アイスクリーム,ビール,石鹸,ガス灯,写真,女子教育などなど,日本の近代化の萌芽のほとんどは,ここ横浜港を通して入ってきたのです。

彼女がもし病に冒されていなかったら,
この横浜港から異国へ旅立ったのかもしれません。

週末には,たくさんの人が,四季折々の銀杏並木が美しい通りを横切り山下公園を訪れます。

そんな山下公園で,彼女は今日も一人,静かに横浜港を眺めていました。





そして、横浜にはこんなバスも走っているのです。
普段は誰も気にしないでしょうが、こんなところにも『あかいくつ』と書かれています。

横浜らしいですね。

...........................................

バカ親父は、大陸のほうに仕事ででかけます。
更新は海外からでもできますが、ご返事が遅れたらご容赦ねがいます。

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24 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
赤い靴 (ココのママ)
2005-11-04 23:48:02
TOPPOさま

赤い靴は~いてた女の子

歌ってしまいましたぁ~ いいなぁートッポくんのツーショット。。良い子で写真を撮らせてくれるのですね。
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赤い靴の女の子 (島流し)
2005-11-04 23:57:34
赤い靴ー は~いてたら、ぬげた!!!

という替え歌を思い出しました。

本名が、きみちゃんで結核を患っていたとは・・・9年の短い命、泣けてきます。知らなかった。実在する女の子だったとは・・・

バスに書いた人は、この事実を知っているのだろうか?1つづつ感慨深いですね、横浜は。

こちら、感情浅い人種に囲まれてます。

お勉強になります!

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どこかで聞いたような・・・ (baronママ)
2005-11-05 07:38:19
お早うございます。

もう、大陸にお出掛けですか?

お返事のことなど気にせずに、お仕事頑張って下さいませ。



「赤い靴」このお話、私もどこかで聞いたことがあるような・・・

ただ、結核であったこと、当時麻布十番にあった鳥居坂教会の孤児院に預けられていたこと・・・などは知りませんでした。

たった9歳ですか・・・切ないですね。



>山下公園で,彼女は今日も一人,静かに横浜港を眺めていました。

 どんな思いで眺めているのでしょうか・・・そんな彼女の横で、トッポ君はちょっとおすましですかね。
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実在の人物である事 (かのん)
2005-11-05 11:40:26
赤い靴の女の子が実在の女の子である事は

知っていたのですが、そのようないきさつがあり、

実際は渡米してなかったなんて知りませんでした。



子供心に、この歌を聞くたびにとても辛く悲しい

歌だと思った事を思い出し、今ふと頭の中で

歌ってみても、やっぱりとても切ない曲ダナ・・・

って感じました。



横浜って、都会的ではあるけれど、

でも確実に時間の流れが他の街とは違うって

いつも思ってたんです。

それはきっと、水兵さんの話やお船の話、そして

この赤い靴のお話と、歴史ある場所だからでもある

のカナ・・・と思いました(^ー^)

いつもとは違う横浜を見れた気がします♪
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赤い靴 (アマナツ)
2005-11-05 12:42:10
赤い靴の童謡は子供の時知って、実在の少女がアメリカに渡ったと聞いてました。

実際は渡米せず,亡くなったんですか・・・。

実話を知ってよけい、この歌が悲しい歌になりました。





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悲しい歌 (ニャン豆ママ)
2005-11-05 17:18:39
赤い靴もシャボン玉飛んだも悲しい歌ので、嫌いです。

どっちも実話だけど、渡米してなかったのは知りませんでした。

悲しすぎて更にこの歌が嫌いになっちゃった。
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こんばんわ (ひろ。)
2005-11-05 20:38:05
やっぱり このお話はちょっと物悲しく

なりますね。。。

色々な説があるようですが どれにしても

やっぱ 考えちゃいますね;;



でも その悲しさをトッポくんのお写真が

和ませてくれました^^
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Unknown (エルmama)
2005-11-05 20:40:38
このお話知りませんでした・・。

切なく、悲しいお話ですね。ものすごく考えさせられました。



TOPPOたんとのツーショット、なんか心に残ります・・。
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感激 (おーちゃん)
2005-11-05 21:59:45
このお話知りませんでした・・。

いいお話ありがとう御座います

勉強になります

悲しい歌なのですね
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Unknown (ひろぽん)
2005-11-05 22:01:24
赤い靴の少女をTOPPOくんが慰めているみたいですね。

それにしても、実在の話だったとは知りませんでした。何か、悲しいお話ですね(T-T) ウルウル 実の子の死を知らずにこの世を去ろうとしている母の言葉・・・・

今は、きっと一緒に暮らしているはずですよね! 横浜ガイド もっと('-'*)ヨロシク♪
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