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TOPPO WORLD

TOPPO(ダックスフンド)から見た周りの出来事いろいろ。

動物園 動物写真その6 『オカピ』

2016年11月13日 | 動物園 動物紹介
ジャイアントパンダ、コビトカバとならんで世界三大珍獣と呼ばれている動物『オカピ』の紹介です。
金沢動物園のオカピを中心に紹介します。



日本の動物園でも、オカピは上野動物園、ズーラシア、金沢動物園にしかいないようです。
どこもトッポパパの家から近距離なので、これからも観る機会が多いでしょう。
ズーラシアが日本で初めてオカピを公開しました。
上野動物園のオカピはまだ見ていませんが、ズーラシアではオカピの位置によってはガラス越しになるケースが多いので、ゆっくり見るならズーラシアで、写真を撮るなら晴天の金沢動物園がおすすめです。



ウマと言いつつ、ロバのような頭にシマウマのようなおしりです。
大人しく臆病な性格で、ずっと森の奥に隠れていたため、1901年になってようやく発見された動物です。
そのシマシマ模様から、当初はシマウマのなかまだと思われていました。



オカピと名のつく動物はオカピしかいません。
1901年にイギリスの探検家ハリー・ジョンストン卿によって発見されました。
ビロードのような毛並みがとてもきれいで、足のしま模様が美しいことから、「森の貴婦人」とも呼ばれています。



世界22箇所の動物園で42頭が飼育されています。
オカピの繁殖に世界で初めて 成功したのはドイツのフランクフルト動物園で、ズーラシアでは 3世代繁殖に成功しています。



オカピは足の部分がシマウマのように縞模様が付いているため、シマウマなどのウマの仲間と思われる方も多いですが、オカピのひづめはシマウマなどのウマとは違い、二つに割れています。
これは、ひづめが二つに割れているのはキリンの特徴なので、オカピはウマではなく、キリンの仲間です。



生きた化石といわれる動物の中では、オカピはわりと歴史の浅いものに分類されますが、それでも1000万年もの間オカピはその姿を変えずに生活してきているといわれています。
1000万年前とは、新生代第三紀にあたります。複数いる哺乳類の中での生きた化石の中では、歴史の長い動物といえるでしょう。



オカピはキリンの祖先といっても過言ではない生き物です。
オカピは古代においても、現在においても密林、森林に生息していたのですが、そのオカピの一部が草原での生活に適するように進化していった先がキリンだといわれています。



本来であれば、オカピの方が先にこの生態系に出現しているのですから、オカピ科が正しいような気もするのですが、オカピよりも先にキリンの方が先に見つかったことと、オカピが発見された当初は、オカピはキリンではなくシマウマの仲間だと思われたことも重なって、オカピはキリンの仲間という位置づけが定着しているようです。



オカピの成熟したオスの頭には小さいながらも、キリンと同じく皮膚に包まれた角があります。
さらに、密林に生息するオカピは自分の身を守るための保護色として黒褐色の綺麗な体毛を持っています。



最近の動物園はいろいろな動物がいます。
新しい散歩コースになりそうです。

次回は『キリン』の紹介です。