走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

闘う営業公務員

2006年09月12日 01時56分41秒 | その他
 今、読んでいる本は、その帯に書かれた文書が好きでつい手にとってしまいました。
内容は次のようなものです。

「わたしは政治家を見るとき、こんな見方をしている。それは「闘う政治家」と「闘わない政治家」である。
「闘う政治家」とは、ここ一番、国家のため、国民のためとあれば、批判を恐れず行動する政治家のことである。「闘わない政治家」とは、「あなたのいうことは正しい」と同調をするものの、けっして批判の矢面に立とうとしない政治家だ。(中略)
 わたしは、つねに「闘う政治家」でありたいと願っている。

 わたしも、つねに「闘う営業公務員」でありたいと願っています。

先憂後楽

2006年09月12日 01時42分42秒 | その他
 前にも紹介したことがありますが、去年、行政の職員、民間企業の方、さらには大学生からなるスーパー公務員塾が開講していたのですが、そのお手伝いをさせていただきました。
 そして、その一期生の人たちが、その火を消さまいとして、なんとかつなげようとしています。
具体的には、より現実味のある政策を立案することで、その壁を乗り越えようとしています。
そのもがき、苦しんでいるのがよくわかりますので、自分が政策を立案する時、必ず意識していることをアドバイスします。

 ①目先にとらわれず、長い目で物事を見ること。
 ②一面だけを観察しないで、多面的総合的に観察をすること。
 ③枝葉にとらわれず、根本においてその問題を捉えること。

 この言葉は、陽明学者・安岡正篤(やすおか・まさひろ)の言葉だそうです。

 つまり、第一に、目前の問題解決だけに屈してはならないというのです。
「先憂後楽」という言葉は、今の快楽のために将来を犠牲にするのではなく、むしろ後の楽を望み、遠く時の流れ全体を展望する気持ちで、現実にある目の前の財政問題も考えねばならないという示唆が含まれています。
 第二には、財政の一面だけを見ては成らないということ。財政は、教育・産業振興、福祉等など、この社会のあらゆる問題と関係しあっているのだから、全体を多面的総合的に捉えて、全体を最善とする道を選びとらなければならないということです。
 第三には、より基礎の部分に対して的確な対応をしなくてはなりません。木において枝葉が茂るのは、その枝葉を支える幹があり、さらにその幹を支え、水分や栄養分を供給する根があるからです。その根や幹を正しく養うことなく、枝葉だけが茂ることはないということです。(「山田方谷の思想」より抜粋)

 私たちは時として、物事を一つひとつ組み立てがちであるが、それはかえって失敗する割合を増やすことになりかねない。
さまざまな事象が絡み合っているからこそ、各々に長期的見直しを行いながら、しかも根幹である住民の教育という面を重視して、全部を同時並行に、一気に遂行する必要があります。
その結果、各々が相互に強くリンクしながら、相乗効果を高めて、個々だけでなく全体として問題解決に向かっていくのです。
 この行為は、人から見ると単につっぱしているかのように見えますが、強い信念と志があれば、必ずや実現できるのであります。