日本大学文理学部社会学科・後藤範章ゼミナールの日誌☆

社会学科後藤ゼミナールの実態とゼミ生の生態が一目で分かるゼミ日誌! しかと見れ!!!

9月17日 通いゼミ合宿2日目(午前)

2022-09-17 12:30:00 | 2022年度

こんにちは。

後藤ゼミ4年荻野哲平です。

917日通いゼミ合宿2日目(午前)のゼミブログを更新します。

2日目の午前中は3年生の「下高井戸・桜上水物語」企画コンペを行いました。

その前に、まず初めに後藤先生から昨日16日にあった日本大学の会議での出来事についてお話がありました。より良い日大になってほしいと思うと共に、高いお金を払って大学に通わさせてもらっているので、残りの授業はゼミのみですが、精一杯学生を頑張りたいなと思いました。

企画コンペは3年生全員が各自、今年の「下高井戸・桜上水物語」の企画案を紙の資料、もしくはパワポにまとめ、みんなの前で発表、その後3.4年生全員が良いと思った2つの案にそれぞれ投票し、その投票を加味して後藤先生が最終決定するという形で行われました。

 

最初から順に

①杉並区立下高井戸青空公園 池頭くん

②下高井戸の学生、子供について 小林くん

③下高井戸を支える街の電気屋さん「電気のビック金光」 細田くん

④しもたか希望の家Ibuki  日野くん

⑤介護施設の地域交流 玉井くん

⑥住民の声で立ち上がり愛され続けるお味噌屋さん 及川さん

⑦小倉庵 風間くん

⑧古書豊川堂、coffee &roaster. 松田さん

⑨日本大学文理学部が地域発展への意義 倪さん

⑩深夜、酒場の人間観察 等々力くん

以上1011案が出されました。

 

そして投票の結果

④日野くん、⑥及川さん、⑩等々力くん、3人の案が採用され、今後作品化に向けて進むことになりました。

④は40年以上障害福祉を担ってきた法人が新たに下高井戸の地に整備して一昨年オープンした知的障害者のための総合福祉施設に焦点を当て、SDGsのダイバーシティの視点から障害者の働き方、下高井戸桜上水地域への活動と関連付けた作品案です。質疑応答では、プライバシーの配慮はどうするのかなどの質問がありました。日野くんによると、この点は許可取りが済んでおり、ケースバイケースで進めることができるという回答がありました。

⑥は双葉屋さんという主に呉服、衣料品を取り扱っている店がある。実は、お味噌を販売しており、その背景にはかつて下高井戸で愛されていたお味噌屋さんの閉店によって悲しむ住民の声に応える形で味噌の樽を引き継ぎ販売を始めた、その成り行き、人と人との繋がり、商店街の関係性に注目した作品案です。質疑応答ではどのようにして売られているのか、興味深い、面白いなどの意見とエピソードは面白いがインタビューのみの過去の話になりがちになってしまうのではないかという意見も出ました。

⑩はオフの状態に近い人の動きは街のありのままの姿を反映するのではないかという考えから深夜と考えて等々力くんが実際終電後に下高井戸を散策し見つけたバーがメインで、マスターや深夜に訪れるお客さんに話を聞き、この街をどう思っているのか、様々な人の意見の違いなどを題材にした案です。質疑応答では撮影時間についての懸念などが出ました。

 

先生からは

SDGsの観点が入るのは◎、一見施設自体は新しいが40年以上前から下高井戸である法人のため歴史は問題ない。                        ⑥服屋が味噌を売っている点、口コミで伝わる、社会学的背景がしっかり見える。 ⑩新しい着眼点、地元民しかいない点がプラス撮影とインタビューが大変で忙しいだろう。                                   というコメントをいただきました。

また全体で 

ドキュメンタリーは説明映像や紹介動画ではないのでそこを間違えてはいけない。
案を出す時はアポ取りがとても大切であり、その案が実現可能かわからないとそもそも成り立たないというアドバイスがありました。

以上有意義な企画コンペができ、素晴らしい案が出て、3点の作品化に向けて動き出すことになりました。

 

最後に、私自身も2年次に同じように映像作品を作りました。今までの勉強や部活、スポーツではテストで100点とる!英検2級合格する!試合に勝つ!ヒットを打つ!などと分かりやすいゴールがありました。けれど、この活動は良い作品を作る!というゴールはあるかもしれませんが良い作品とはなんなんだろうと明確なゴールが見えない中、何度も試行錯誤を繰り返しました。。3年生はもちろん初めての経験であり、なかなか良い映像を取れなかったり話を聞けなかったり、3年生的には良い!と思っても先生にダメ出しをされたり、たった10分?程度の作品なのにとても大変だと思います。けれど今振り返れば楽しく良い経験でしたし、素晴らしい案がたくさん出て面白い作品が出来上がると思うのでみんなで力を合わせて頑張ってほしいです。

文責:荻野哲平 (2022年ゼミ生4年)

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