日本大学文理学部社会学科・後藤範章ゼミナールの日誌☆

社会学科後藤ゼミナールの実態とゼミ生の生態が一目で分かるゼミ日誌! しかと見れ!!!

9月28日 ゼミ後半

2017-09-28 17:50:00 | 2017年度
こんにちは。後藤ゼミ3年の長谷川です。
前半の小林さんに続きまして、9月28日後半のゼミブログを執筆させていただきます。

前半では、全員が作品を読んだ後、全体的な先生からの講評がありました。

後半は、各班1作品ずつ進捗状況の報告がありました。
ここでは、各班ごとの進捗報告を書かせていただきます。

1班
1班は光が丘公園、おまけつきポスター広告、公道ゴーカート、タクシーの休憩所の4作品です。
光が丘公園の作品は「公園の方に球技の注意はどのような際に行っているのか」というインタビューを
行ったそうです。
おまけ付きポスター広告は7月に行った期間限定広告なので、SNSの投稿内容をさかのぼって事実関係を
確認したとのことでした。
公道ゴーカートでは直接観察法で利用実態を確かめ、タクシー休憩所の作品はタクシードライバーにインタビューを
行い、タクシードライバーの勤務形態を確認したそうです。
ですが、先生より「調査が甘い」「調査データを文章に活かせていない」とのご指摘を受けていました。

2班
2班は豊洲の小学校児童数から見る人口急増、東京湾の屋形船、豊洲アーバンドックの3作品です。
豊洲の小学校児童数から見る人口急増の作品は江東区役所にインタビューに区側の街づくり政策に関して
インタビューを行ったとのことです。東京湾の屋形船は屋形船を運行する会社に歴史的経緯のインタビューを
したそうです。アーバンドックは写真の説明を詳しく書いていました。
後藤先生から「一つも調査になっていない」との厳しいコメントがありました。「人は平気でうそをつくので、1人に聞くだけでは、全く普遍性がない。最低5人には聞くべきだ。」「事実関係を聞くことはヒアリングではない。」とのコメントもあり、私も勉強になるアドバイスでした。

3班
3班は都電の終点三ノ輪橋、反原発ステッカー、小泉牧場、南池袋公園の4作品です。
三ノ輪橋は商店街のお客さんへの調査、反原発ステッカーは通行人の目視調査、小泉牧場と南池袋公園は歴史を調べたとのことでしたが、
これも後藤先生曰く調査になっていないとのことでした。「幅広い層にインタビューをする必要がある」や「なぜ東京23区で唯一の牧場になってしまったのかが分からない」というアドバイスがありました。

4班
4班は築地本願寺、外国語の案内板、東京の中学受験の3作品です。
築地本願寺は本堂の歴史的経緯、外国語の案内板はどのくらいの外国人が案内板を使っているか、中学受験は東京の私立中学の校数とどのエリアが私立中学への進学率が高いかのデータを調べたとのことでしたが、この班も後藤先生曰く外国語の案内板を除いて調査になっていないとのことでした。「写真をもっとよく見る必要がある」とのアドバイスがありました。

5班
私がリーダーを務める5班は赤坂ヘリポート、虎ノ門・麻布台再開発、デジタルサイネージ、西葛西インド人コミュニティの4作品です。デジタルサイネージは直接観察法による調査を行いましたが、正直、それ以外は基本情報の収集で終わってしまいました。
私たちの班がやろうと思っていたドキュメント分析は、データを収集、加工したうえで分析を行わなければならず、この写真と合わない調査方法であるため、インタビュー調査に変えようと思います。





上から1枚目 5班の第二次案(左:デジタルサイネージ、右:西葛西インド人コミュニティ)
上から2枚目 5班の第二次案(左:赤坂ヘリポート、右:虎ノ門・麻布台再開発)

以上のように各班とも「現状ではかなり厳しい」「一次案とほとんど変わっていない」という状況だったので、残り2週間、かなり気合を入れていきたいと思います。

次にPLP部会より今年のソシオフェスタのポスターの一次案の発表がありました。
今回発表されたポスターは、ポスターに必要な視認性(目で見た時の確認のしやすさ)、訴求性(訴えかける力)、判読性(情報が読みやすいこと)の3点がほとんどそろっており、あとはイラストの位置を変えたり、文字情報を大きくしたりと少しの修正でいいのではないかということでした。



上記写真 今年度のソシオフェスタのポスター第一次案(PLP部会作成)

最後に、メインプロジェクトの作品について、今の段階だと小手先の修正ではいけないので抜本的に方針を見直す必要があるということで、「写真だけを見て感じ取れるところ・おもしろいところ」を話し合う時間になりました。
この時間を持ったことで、予想外の気づきが多くありました。次回以降は私たちの班も抜本的に変わったなという文章を持っていく必要があると再確認しました。



上記写真 写真に注視しながら、皆で議論をしているところ(左:3年園木君、右:3年佐藤君)

以上で、9月28日のゼミは終わりました。

本日も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

文責:長谷川圭亮(2017年度3年ゼミ生)
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9月28日 前半

2017-09-28 14:30:00 | 2017年度
皆さんこんにちは。
後期第一回の授業が始まりました!
後期という事で夏休み気分を切り替えて気を引き締めて行きたいですね。

この日はは2次案の発表日でした。
1次案で出た様々な問題点を各班ごとに改善してきました。
さあ、ゼミの始まりです。


全体図 皆今から発表するために気を引き締めています。

前半は班ごとに発表してゆき、それに先生がコメントし、その後ゼミ生がコメントするという形式でした。
始まる前に時間を取り、各自でそれぞれの作品を読み込みました。
私個人の意見だと、面白くなってきている作品も大体各班1つくらい有り、他の作品ももう少し調査をすると面白くなりそうな作品もいくつも見受けられました。


今回の18作品 机いっぱいに広がるため若干取りづらい…

全体的に読んだ先生から「全体的に調査が出来ていませんね」という一言がありました。
ほとんどの班で行っている事は、情報収集やヒアリング止まりであり、そこから知見を引き出す調査の段階に至ってない、という事でした。
私の班でも直接観察や文献の情報を集めたりしておりましたが、文献の情報収集はドキュメント分析にはなっておらず、直接観察もデータを集めただけになってしまっていました。
私たちの班ではこれを言われたおかげで3次案に向けてやらなければならないことが明確になり、動くことが出来たと思います。

全体が読む時間が終わった後、1班から発表を始めました。


1班の面々

後半に続く
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9月21日(クイックデー)後半

2017-09-21 18:00:00 | 2017年度
ここからはクイックデーの後半について書きます。
前半は先生を交えて一次案の検討を行いましたが、後半は前半で発表していなかった人たちが発言をし、その後班で話し合いつつ、ゼミ全体で写真について話し合いました。
お互いに発言し合ったことにより、班ごとに新たに問題が見つかりました。

私は1班から、私が撮影した練馬区の光ヶ丘公園の写真について質問され、
その写真について語り合いました。
写真の中にはバットを振っている少年が、その後ろに球技をしている人々が写っています。
しかし写真の中には球技禁止の張り紙も一緒に写っており、その中で沢山の人が球技を
している所が面白い写真だと思っていました。


光ヶ丘の写真 手前が球技禁止の張り紙

その時1班から、作品化できるかどうかに関わる事が調査で分かったと言われました。
それは、「この場所は球技禁止ではない」というものです。
1班が管理事務所に調査したところ、張り紙がしてあるが球技を禁止しているわけでは無い
と言われたそうです。
その報告を聞いた後1班と、元が日本軍の施設でその後アメリカに接収された事等
話し合いましたが、その時は作品化できる道筋が見えず不安な気持ちでした。

ここ以外でも撮影者に写真について聞くような動きや、写真の場所に詳しい人に情報を
聞く人たちも見受けられました。

班での話し合いは活発に行われ、2次案に向けてどのような調査が必要か練り上げていました。


3班の様子 パソコンで情報を集めつつ計画しています。


我が5班の班長長谷川君 港区史を読み込んでいます。

他の班も残って話し合い、調査をする班、早速調査に向かった班など様々でした。
今年のソシオフェスタはどのような形に出来るのか、今から楽しみです。

文責:小林誉英(2017年度後藤ゼミナール4年)

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9月21日(クイックデー)前半

2017-09-21 13:30:00 | 2017年度

クイックデー前半の様子をお伝えします。

夏休みが終わり、ゼミ生とも久しぶりに再会し、
夏休みの思い出を話しつつ後期の後藤ゼミが始まりました。

毎年行われているソシオフェスタに向け、ゼミ合宿で写真の選定したのち、5つの班に分かれ、
夏休み中にそれぞれ調査を行い、作品の第一次案を作ってきました。

後藤先生が話す様子

自分たちの班以外の作品を一通り確認した後、先生からの批評をいただきました。

ゼミ生が真剣にキャプションを見ている様子

どの班もフィールドワーク(ただ現場に行くのではなく、インタビュー調査などしっかりと行う)が
まだまだ足りていないとのことでした。

先生がキャプションを見て話している様子

さらには写真から「東京性を見出す」「物語を想像する」という大事な部分が
欠けているとおっしゃってくださいました。
その部分が欠けていると問いを見出すこともできなければ調査を行うこともできません。
2次案に向けて各班の課題です。

今年の写真たち

まだまだ始まったばかりなので、2017年度ゼミ生一丸となり、
ソシオフェスタに向け活動をしていきたいと思います。
前半はここまでです。

文責:本多 凌(2017年度ゼミ長)
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