小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

エネルギーシフトパレード

2011-06-13 | つぶやき

 6月11日、『6.11 脱原発100万人アクション・東京』に賛同して開催された、第3回「エネルギーシフトパレード」に参加した。

 大雨でも出かけるつもりだったが、午後から雨も小降りになり、やがて上がった。

                          

 このお守りの威力かも。これはカヌービルダーのスザワさんから授かったイヌイットの「荒天を切り裂く剣」。つまり荒ぶる天の神を鎮めてくれるお守りだ。「そうだ!これを」と思い出して下げて出かけたのがよかったかも!

 さて、このパレードは「ちょうど3か月が経過する6月11日午後2時46分、犠牲になった方々への祈りを捧げること」と「福島第一原発からの放射能漏れの被害を繰り返さないよう、もっと安心でやさしい自然エネルギーへのシフトを求めること」の2つの願いをこめて開催されたのである。 

 石油資源も有限かもしれないが、ウランだって同じである。原発はクリーンでコストがかからないなんて、もはや言えやしない。ひとたび事故が起きれば人の手で容易に収束できないばかりか、その自然への被害は何百年後にまで及ぶ。

 インディアンは「自然は子孫から借りているもの」という概念を持っていたというが、先人の叡智として素晴らしい言葉だと思う。私たちはできるなら子孫へ破壊された自然を残してはいけない。
           

 2時46分に黙祷を捧げる前、グリーンピース・インターナショナル事務局長クミ・ナイドゥ氏の挨拶のあと、山本コウタローさんが壇上にあがり「20年以上前から脱原発を訴えてきたのに、こんな事故が起きてしまい、力不足だった」と詫びたので、1300人ほどの参加者一堂じいんとしてしまった。

 落合恵子さんも同じことを言っていたそうだが、団塊の世代、安保闘争の世代の人たち、あの世代のほかの人達は、日本の現状、原発の在り方をどう思っているんだろう?

 コウタローさんは福島原発は決して津波でやられたのではなく、地震によって、また人災によって引き起こされた事故だと述べだ。「そうだ、そうだ」の声と拍手の嵐。

 黙祷後、加藤登紀子さんの次女で歌手のYaeさんさんがゴスペルのような祈りのメロディーを口ずさみ、「あまりにも痛ましいことが起きてしまった」と涙ながらに話すので、思わずもらい泣きしてしまった。

          
          メディアの取材を受けるクミ・ナイドゥ氏

 現地で、カメラマンのカサハラさんや『カヌーライフ』時代に仕事を依頼したカメラマンのヤマムラクンに会う。ヤマムラクンお手製の「おサカナ」をプラカード代わりに振り上げて歩いた。

                         

 たくさんの子ども達が参加し、元気よく声をあげて歩いていた。ごく普通の高齢の夫婦やご婦人方、ミニチュアダックス、ラブラドールなども一緒に歩き、ごく当たり前に「エネルギーシフトをしていこう」という思いで、渋谷、原宿の人手の多い通りを練り歩いたのだった。 

              

 こんな可愛い兄弟も参加。って、これは私の甥っ子たち。声をかけ合い、兄家族とともに参加したのだ。

 日本の御用メディアは、この6.11運動を取り上げないようにしていたみたいだけど、外国メディアが多数来ていて、あとで確認したところ、海外では日本の全国規模の脱原発デモがきちんと報道されていた。よしよし。

コメント
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