NHKスペシャル「原発危機・事故はなぜ深刻化したのか」に続いて、NHK・ETV特集「続報・放射能汚染地図」を見ていたら、恐ろしく哀しくなってしまった。
福島第一原発の1号機、3号機の爆発した瞬間の映像は、広島・長崎のきのこ雲や水爆実験の映像を思い起こさせて、震撼とさせられた。
官邸は何を守りたかったんだろう。
あんな事故の最中に当事者であるにもかかわらず「撤退したい」と何度も官邸に申し出た東電前社長・清水氏の心はどこにあるのか。すでに辞任し、矢面に立つことはなくなった歴代の東電社長らは、人としてきちんと苦悩しているのだろうか。
医療従事者の中にも、将来を生きていく子どもたちが被曝しても関心を持たない人たちもいる。それも哀しい。医療被曝とはまったく異なる現実が引き起こされていても、それをNGと言えないそれぞれの立場があるのは分からないではないけれど……。
核開発にしても、遺伝子操作にしても、生命の維持にしても、技術を進化させることで、人間は踏み込んではいけない領域にまで踏み込んでしまっているような気がする。科学の進歩や正義と称して、機械や技術で自然の摂理まで征服できると考えている人間の驕りが、今回の原発事故なのではあるまいか。
私の尊敬する方のひとりであるダライ・ラマ法王。法王の思慮深さ、叡智、人類愛、慈愛に満ちた言葉の数々……、心の強い方だと思う。
やはり法王を敬うチベット好きの知人が、チベットに行ったお土産にと法王のブロマイドやステッカーをくれる。チベット仏教者でもないのだけど、法王を敬うひとりとして写真などを飾り、心が折れそうになると写真を眺めながら「負けまい」と思ったりしている。
本もずい分読んだ(つもり)。中国の暴挙は許し難い。高齢になられても、平和と相互理解、非暴力を訴え続けているダライ・ラマ法王はやはり尊敬に値するなあと思う。
今日、ダライ・ラマ法王がツイッターをしていることを知った。ちょっとびっくり!
なんだか身近に感じられてうれしくなった。英語だからネ、すらすら読めもしないのだけど、思わずフォローしてしまった。これからは英和辞書、活躍か?!