「かぶせ物をしているのだから、もう虫歯にはならないはずなのに」と思っていたけど、今、通っている歯医者さんの話では、保険料範囲内の虫歯治療はエラー(再発すること)が多いということです。ってことは、かぶせ物の下の歯が虫歯になるってこと?
そうなんです。虫歯治療が完全じゃないまま、かぶせ物をしても、かぶせ物をした歯が知らぬ間に虫歯菌に侵されることがあるのです。現に、この私の今の状態がそうだったのです。
本来、違う歯の治療で予約していたのに、かぶせ物はグラついているし、歯茎は腫れてるしで、先生が「こっちの治療が先決です」と小さく叫びながら、すまなそうに「腫れがあるので、痛くても麻酔はかけられないです」とつぶやく。おお、神様。ものすごく痛かったら、どうしよう!
「かぶせ物を取って中を見ないことには何ともいえませんが、多分、抜かずに済むと思うし、奥歯なので抜かずに済ませたい」と最初は言ってくれていたのに、いざかぶせ物を取って見ると、ものすごい虫歯になっていて、顕微鏡で撮影した歯を見せてもらったら神経根までやられちゃってる。
「ホープレスですか」と聞く私に、先生はまたまた激しくすまなそうに「ホープレスです」と言う。以前通っていた歯医者さんの治療が半端だったみたいです。結局、来週、奥歯を抜くことになっちゃった。
歯といえば、クリも歯が悪く(歯肉炎?)、ここへきて年中、口内出血が見られます。血液検査の結果「やや貧血気味だ」と先生に指摘されました。犬種によって血中内の赤血球の割合は違うらしいのですが、ラブだとだいたい40~50%。クリは38%しかなかったのです。
なぜかミニチュアダックスは60%くらいあるらしく、先生は「血の気の多い犬」などと冗談っぽく言ってました。
で、ひどい貧血ではないけれど、思い当たる節がなければ、消化器系の出血も考え得る。その場合、ならウンチの色が変わるので注意するようにと言われたのだけど、私は口内出血のせいではないかと思い、その旨、伝えました。
クリが成長不良だったり、歯がヤニっ歯みたく茶色くて、歯茎の状態も悪いのは、ペットショップにいたときの栄養不足が原因だと思っています。
かぶせ物を取られ、薬を詰めただけの奥歯は噴火口のようにぽっかり開いたまま。こんな状態では思い切り食事もできやしない。
トチの疑わしい疾患、クリの貧血気味の数値、私の抜歯決定…、ダブルパンチどころかトリプルパンチだわ。