平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

不思議な気温分布

2013-08-31 07:00:00 | 自然科学全般

現在、午前7時。台風くずれの低気圧を伴った秋雨前線が通過中。
これまでに経験したことのないような大雨が降っています

「ただちに命を守る行動をとらなければならない」かもしれません


グラフは8月30日から8月31日にかけての広島市の気温分布を示したものです。
普通は山型の分布形になるのに、このグラフは谷型になっています。
8月30日の0時に最高気温を記録し、徐々に下がって13時の気温が最低になり、それからまた高くなる。
こんなこともあるのですね。面白いな。

秒針が止まる時計

2013-08-30 20:03:03 | 雑談


火曜日の深夜、時計の秒針が12時の位置で止まっていることに気付いた。
わが家の時計は電波時計で、時計が勝手に時刻合わせをしてくれる。時刻合わせをしているのかなと思ったが、いくら待っても一向に動く気配がない。秒針は止まっているのだが、長針は正しく時を刻んでいる。故障ではないかと思い、説明書を探したが見当たらない。おそらく妻が捨てたのだろう。妻には必要なものを捨てて、要らないものを取っておく習性がある。仕方がないので修理に出すことに決めて、その夜はそのまま寝ることにした。
つぎの朝、時計を見るとなんと秒針は動いている。そうか、この時計は深夜に秒針が止まるのだ、深夜には時計を見る頻度が少ないので、秒針を止めて軸の摩耗を防ぐように設計されているのだろう。うまく出来ているなと感心した。しかし、これはあくまでも推測にすぎない。説明書があれば、真偽を確かめることができるのだが、あいにく紛失している。私は事情を妻に説明し、気に留めておいてくれるよう頼んだ。
水曜日は疲れていたので23時に寝た。妻は遅くまで起きていたので、秒針が止まっていたかどうかを尋ねると、0時を過ぎたころに確かに止まっていたという。予想通りだった。予想が的中したので安心したが、今度は正確な時刻が知りたくなった。深夜とは何時から何時までなのだろう。妻にその調査を依頼するのは酷なので、自分で確かめることにした。木曜日は0時まで起きていた。0時をまわったが、秒針は動き続けている。そのうち止まるだろうと思い、0時5分まで待った。秒針は止まらない。やはり、故障か電池の残量が少なくなったためだろう、ということで納得し、寝ようと思って時計が掛けてある居間の灯りを消した(寝室の灯りが漏れているので、真っ暗ではない)。すると、秒針が12時の位置でぴたりと止まった。秒針は明るさに反応していたのだ。確認のために居間の灯りをつけると、動き出す。消すと12時の位置で止まる。な~んだ、そうか。明るさだったのか。しかし、そうだとすると、どれくらいの明るさで動いたり止まったりするのだろう。それが気になりだした。そこで今夜は、寝室と居間の電灯をすべて消して懐中電灯で確かめることにする。結論がでたら報告します。

「精神文化を学べ」―内館牧子―

2013-08-29 12:30:43 | 将棋
将棋ファンの皆様、こんにちは。食後のコーヒーを飲みながらくつろいでおられることでしょう。今日は将棋世界7月号に掲載された内館牧子氏による「精神文化を学べ」と題する連載記事を紹介しましょう。なお、食事中の方は読まないほうが良いです。吐くかもしれません。

『週刊新潮』(13.4.25号)に、次の記事があった。
<入玉でコンピュータと引き分け「塚田九段を泣かせた非礼感想戦」>
これはご承知のように、現役棋士五人と五種類の将棋ソフトが対戦した「電王戦」の第四局である。この団体戦は、早くから話題になっていた。同誌によると、入玉で引き分けた塚田九段の涙した理由のひとつは、今回のソフト「Puellaα」を開発した五十代男性のひと言だったという。「入玉への対策はしていましたが、なおざりだった。名局と言われた前の2戦と比べて、つまらない将棋になってしまった。勝ちを逸したけど仕方ないです」
同誌はこの言い方に対し、「ベテラン棋士」の言葉として
「棋士は、自分が指した悪手を″つまらない手″だと言うことはあっても″つまらない将棋″だとは絶対に言いません(中略)やはり、それは相手に対して、尊敬の念を持って戦っているからです」と書いている。うなずく人は多かろう。
私は開発者の発言を読んだ時、「五十歳にもなって、教養がないんだなァ。相手にするだけ無駄だわ」と思った。
むろん、開発者としては、人間に圧勝するソフトを開発することは第一義だ。しかし、衆目が集まる中で戦う以上、少なくとも将棋界の精神文化を、ザッとであっても学んでおこうと思うのがその人の教養というものだ。この五十歳男性は、「将棋」という相手の舞台で開発の仕事をしながら、その文化や伝統、歴史などにはまったく無関心だったのだろう。とにかく、強いソフトを開発することに心血を注いで来たのだろう。だが、たとえそうであっても、相手への敬意として文化や精神を学ぶ姿勢が教養というものだ。
一方、4月19日の秋田魁新報に、比較すると面白い記事が出ていた。囲碁棋士の井山裕太さんが、張栩棋聖からタイトルを奪い、碁界初の六冠となった際の様子である。終局後、井山さんは張さんの気持ちに配慮し、喜びを表さないよう努めていたことに、周囲は気づいていたという。二十三歳の井山さんの態度に対し、五十歳の開発者は「つまらない将棋」と言った。これを「開発者は部外者だから」で看過してはなるまい。井山さんの態度について、同紙は書いている。
「自分には喜びでも相手にとっては悲しみであることを、若き天才はよくわかっているのだ」
こういう抑制の精神は、将棋、囲碁のみならず、柔道や相撲などの武道にも、日本独特の文化として共通する。「中高年」と呼ばれる年齢になってもなお、それさえ知らぬ人に腹をたてたり、泣いたりするのは無駄以外の何ものでもない。


私はこれまで、このように呪われた文章を読んだことがありません。内館牧子(以下著者と呼ぶ)という人は、魔界の住人なのでしょう。近寄らないのが良さそうです。うっかり近寄ると祟りがあるかもしれません。とはいうものの、せっかくキーボードから手打ちで書き写したので、少し感想のようなものを述べることにします。

「Puellaα」を開発した五十代男性、という言い方は、嫌らしいですね。胸が悪くなりそうです。普通に伊藤英紀氏と書けばいいのにね。訴えられることを心配したのでしょうか。
ところで、将棋界の精神文化って何ですかね。私には何のことかさっぱりわかりません。まあ何だっていいや。七十歳にもなって教養がない人、が書いた文章ですから、深く考えるだけ無駄ですね。
さて、ここから本題です。
著者は、伊藤氏が記者会見で述べた次の一言を激しく憤っています。
「入玉への対策はしていましたが、なおざりだった。名局と言われた前の2戦と比べて、つまらない将棋になってしまった。勝ちを逸したけど仕方ないです」
私は何度読んでもおかしいとは思いません。伊藤氏の誠実な人柄がそのまま表れているように感じます。
この将棋は正直つまらないです。どんなに取り繕ってもつまらない将棋としか言いようがありません。つまらない将棋にした責任は、第一に伊藤氏にあります。9五銀とした時点で大差だったのですから、そのまま勝ちきれば何の問題も起きなかったのです。Puellaαの入玉対策が不完全であったために、鑑賞に堪えない将棋になってしまいました。そのことを、伊藤氏は素直に詫びているのです。どこがいけないのでしょうか。
著者は最後の方で、『これを「開発者は部外者だから」で看過してはなるまい』と書いています。大きな間違いです。伊藤氏は部外者ではありません。伊藤氏はソフトを通じて塚田九段と戦ったのです。伊藤氏と塚田九段はともに対局者であり、対等の立場です。著者は、伊藤氏が対局者の塚田九段に敬意を示さなかったことを理由に、もう一人の対局者である伊藤氏を罵倒しているのです。彼女はその矛盾に気づかないのでしょうか。
それにしても、誹謗中傷満載の文章を掲載する日本将棋連盟はどういう団体なのでしょう。このような非常識極まりない団体は早く消滅してほしい。心からそう思います。

北極の海氷面積など

2013-08-27 12:28:34 | 地球温暖化


北極の海氷、過去最小に 気象情報会社が予測(日経2013/07/24)
気象情報会社ウェザーニューズ(東京)は24日までに、北極の海氷面積が最も小さくなる9月に、観測史上最小だった昨年の約350万平方キロメートルをさらに下回る可能性があると明らかにした。1980年代は最小の時期でも700万平方キロメートル以上あったが、地球温暖化の影響で減少している。同社によると、7月7日現在、海氷面積は約870万平方キロメートルで、例年と同様、9月に最小となる見込み。北極の海氷に詳しい東京大の山口一教授の解析によると、冬から春にかけて氷の動きが大きかったため今年は氷が薄く、今後解けやすい状況にあるという。

1ヶ月前の記事です。海氷面積の推移をみると、ウェザーニューズ社の予測は外れそうですね。ウェザーニューズ社はどのような方法で予測したのでしょうか。おそらくつぎのようなやり方で予測したと思われます。
図の矢印の位置が7月7日で、その2週間前から急な下り勾配になっています。ウェザーニューズ社は、このままの勾配で推移すると判断し、エイヤと直線を引いたのでしょう。これは外挿とよばれるやり方です。内挿はよいけれど外挿は絶対にしてはいけません。データ解析の鉄則です。ウェザーニューズ社の担当者はデータ解析の基本を知らなかったので、このような誤報が生じたのでしょう。

江守正多氏の温暖化予測も同じようなものです。未来予測は基本的に外挿です。だから当るわけがないのです。しかも100年後です。今生きている者は誰も検証できません。金を湯水のように使っても誰からも咎められないのです。彼は確信犯です。CO2温暖化説は間違っているかもしれないと思いながら研究を行っているはずです。詐欺師のような生き方をしてそれで彼は満足なのでしょうか。

8月15日付記事「武田邦彦さんにメールを送りました」に書き込まれた全コメント

2013-08-26 19:27:02 | 武田邦彦
クマゼミについて書くつもりでしたが、急遽内容を変更します。
ブログをやっている人には解かっていただけると思うのですが、ブログを毎日更新するのはけっこう大変なのです。今日は、8月15日付記事「武田邦彦さんにメールを送りました」に寄せられたコメントへの対応にエネルギーを使いすぎたので、新しいことを書く気になれません。そこで今日のブログは、そこに書き込まれたコメントとそれに対する私の返答をそのままコピペして、記事に代えたいと思います。
ところで、コメントを下さる方に守っていただきたいことがあります。コメント欄は、住宅でいえば縁側のようなものです。縁側は家の内部と外部との接点で、そこで人と人が交流します。「縁側は一期一会の花盛り」(魔法使い氏作)と歌われているように、ほのぼのとした楽しい空間にしたいものです。そのためには乱暴な言葉遣いはできるだけ避けるようにしてください。よろしくお願いします。

(自民党はそんなにおかしいですかね?)
個人的にはこの程度の認識で政治を語るのはやめていただきたい、大体平和活動するなら中国でも北朝鮮でもいくらでも批判すればよろしい。
それをしないでなぜ日本を叩くのか?
日本にいながらそんなことするあなたは卑怯者ですね。
戦争に負けるのもあなたみたいな人がいるからだ、みたいには考えないんですか?


(平ねぎ)
>個人的にはこの程度の認識で政治を語るのはやめていただきたい
自民党はそんなにおかしいですかね?さん、
あなたの「この程度でない認識」を教えてください。
長くなっても構いません。
あなたのために、コメント承認をしばらく外しておきます。
素晴らしい歴史認識を期待しています。


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
いやあなたの文章読んでレベルが低いと思っただけ。
大体アメリカとの戦いは確かに難しいところがあるからあなたの言い分もよくわかるけど、理由づけが幼稚すぎるのでね。
大体あなたはアメリカが強いから云々というけどそれなら日本も軍事増強で強くなれって結論になるのが普通だが結局あんたみたいな人は軍事反対なんだろ?しかも日本だけ?
承認はどうでもいいよ、別に期待してないし。
それと元寇のこともそうだが昔のロシアや中国はめちゃくちゃ強くて恐ろしい存在だったわけでアメリカも基本はそうだったんだけど・・・それを説明する必要があるわけ?


(平ねぎ)
何を言ってるのかわかりません。
頭を整理して、
レベルが低くなく、幼稚でない、あなたの歴史認識を書いてください。


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
ああそれとどうせ承認外すなら最初に投稿したやつも載せといてくれる?
読んでる人が誤解するのは本意じゃないんで。

(自民党はそんなにおかしいですかね?)
ははは、やはりそうきたか?
こちらの反論の意味すら解らないのかい?
じゃあそれは読解力の問題ですね。
政治の話をしても無駄でしょう。


(平ねぎ)
コメント承認とは、ブログ作成者がチェックして、公開に適しているもののみコメント欄に表示する機能です。
あなたが最初に書いたコメントはすぐには見れなかったでしょ。
私があなたのコメントを見て承認したから見ることができるようになったわけ。
承認機能を外してコメントを書いたら無条件に見れるようにしたんです。あなたのために。こんなこともしらないの?

(平ねぎ)
>ははは、やはりそうきたか?
>こちらの反論の意味すら解らないのかい?
>じゃあそれは読解力の問題ですね。
>政治の話をしても無駄でしょう。
言い訳はやめてあなたの素晴らしい歴史認識を書いてください。何度も同じことを言わせないでくれ。

(平ねぎ)
>いやあなたの文章読んでレベルが低いと思っただけ。
>大体アメリカとの戦いは確かに難しいところがあるからあなたの言い分もよくわかるけど、理由づけが幼稚すぎるのでね。
>大体あなたはアメリカが強いから云々というけどそれなら日本も軍事増強で強くなれって結論になるのが普通だが結局あんたみたいな人は軍事反対なんだろ?しかも日本だけ?
>承認はどうでもいいよ、別に期待してないし。
>それと元寇のこともそうだが昔のロシアや中国はめちゃくちゃ強くて恐ろしい存在だったわけでアメリカも基本はそうだったんだけど・・・それを説明する必要があるわけ?
こんなものは反論になっていない。
日本語にもなっていない。


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
お前頭悪すぎだろ、まず最初のコメント載せろよ。
俺はお前みたいな売国奴いくらでも見てきたから何言っても無駄なのは解ってるけど相手してほしいなら最初のコメント載せろよ、それが戦いのルールだ。


(平ねぎ)
>お前頭悪すぎだろ、まず最初のコメント載せろよ。
>俺はお前みたいな売国奴いくらでも見てきたから何言っても無駄なのは解ってるけど相手してほしいなら最初のコメント載せろよ、それが戦いのルールだ。

未承認のコメントはないのだがね。
何か勘違いしてない?

(平ねぎ)
おかしいなぁ。
そのコメントは、いつ書いたの?


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
お前みたいなカスはいくらでもいる、別に驚かない、しかし一度もこちらの反論に答えず嫌がらせをしたやつは初めてだ、承認機能は知ってるから最初のを載せろと言ったんだよマヌケが。
まあ売国奴って時点で性格が最悪なのはわかりきっているんで相手するまでもないんだが、便所の落書きもいい加減にしろよカス!!


(平ねぎ)
だから、それはいつ書いたのかと訊いているでしょ。
未承認のコメントは無いんだよ。
>しかし一度もこちらの反論に答えず嫌がらせをしたやつは初めてだ、
ここは公開掲示板じゃない。私のブログのコメント欄だ。
おかしなことを言うなよ。


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
いいだろう、どっちにしてもお前がまともに答える気がないのは明らかなのでもう構う必要もないんだが、見てる人間が誤解するのも嫌なので、一問一答形式だ、これで通じないなら終わりだ。
まずアメリカが強いから日本が防衛戦争に当たらないとはどういうことか?私は相手の強弱に関わらず防衛戦争に当たると考えている、君は弱いからダメという考えなのか?


(平ねぎ)
>まずアメリカが強いから日本が防衛戦争に当たらないとはどういうことか?
あれは防衛戦争じゃない。
日本が仕掛けた戦争だ。
本文をよく読んでくれ。

(平ねぎ)
未承認コメント云々はどうなったの?


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
いきなり終わりか?
それとも牛歩戦術かい?

(Unknown)
おおきたか


(平ねぎ)
あなたのネット環境はどうなってるの?
レスポンスが悪そうだけど。
承認コメントを見ることができないのも、
そのせいでは?


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
君の本文は読んだよ、勿論。
日本が先というんは物理攻撃、つまり真珠湾攻撃のことだろ。
しかし君ね、昔の国と国の存亡をかけた戦いと今の日本の民法の正当防衛を同じに考えていないかい?
まず同じかどうかを聞くとする。
先に攻撃したというだけで防衛という考えの可能性はないんか?

(自民党はそんなにおかしいですかね?)
やっぱり時間がかかるようだね、まあ定期的にチェックするからよく考えなよ。
悪意の引き伸ばしでなければ必ず答えると約束しよう。


(平ねぎ)
>しかし君ね、昔の国と国の存亡をかけた戦いと今の日本の民法の正当防衛を同じに考えていないかい?

馬鹿だな。こんなことは勝ったときに言えよ。戦争を仕掛けたために300万人が殺されたのだよ。あの戦争はやるべきではなかったのだ。玉音放送に「耐えがたきを耐え忍びがたきを忍び」というのがあるだろ?日本は耐えがたきを耐え忍びがたきを忍んで、開戦を思い止まるべきだったんだ。

ここで、衝撃の未公開記録昭和天皇の独白八時間:文藝春秋12月号、平成2年、から昭和天皇が東條を総理大臣に任命した箇所を引用してみる。昭和天皇はつぎのように語っている。

東條という人物はさきに陸軍大臣時代に、大命に反して北仏印進駐をした責任者を免職して英断を振った事もあるし、又宮中の小火事事件に田中東京警備司令官、田尻近衛師団長、賀陽宮旅団長以下を免職した事もあり、克く陸軍部内の人心を把握したのでこの男ならば組閣の際に、条件をさへ付けて置けば、陸軍を抑へて順調に事を運んで行くだろうと思った。
それで東條に組閣の大命を下すに当たり、憲法を遵守すべき事、陸海軍は協力を一層密にする事及時局は極めて重大なる事態に直面せるものと思ふと云ふ事を特に付け加えた。時局は極めて重大なる事態に直面せるものと思ふと云ふ事は、九月六日の御前会議の決定を白紙に還して、平和になる様、尽力せよと云ふ事なのだが、之は木戸をして東條に説明させた。そしてこの条件書の写を岡海軍軍務局長に渡させた、及川を別に呼んで、極力陸軍海軍協調を頼んだ。東條は私の意を汲んで組閣した、そして、来栖を華府の野村大使の許に送った<略>総理になった東條は、九月六日の御前会議を白紙に還すべく、連日連絡会議を開いて一週間、寝ずに研究したが…<略>

天皇から組閣を命じられた東條は、

田原総一朗:日本の戦争、小学館、より引用
***
天皇に「首相をやれ」といわれたとき、東條は足がふるえて、何がなんだかわからなくなった、と秘書官の赤松貞雄に洩らしている。東條は控え室に戻ると、赤松に車を用意させて、明治神宮、東郷神社、靖国神社を次々に回り、深く長く礼拝した。その間、一言も口をきかなかった。帰途、赤松に緊張し切った口調で「この上は神様の御加護により組閣の準備をするほかなしと考えて、このように参拝している」と語った。
陸相官邸に戻った東條は、武藤章・軍務局長、佐藤賢了・軍務課長、石井秋穂・軍務課高級課員、そして富永恭次・人事局長など陸軍省の有力な将校たちを呼んだ。そして、「天子様が…」という言葉を何度も使って、従来の路線を白紙還元し、日米交渉に全力を尽くすのだと、緊張と興奮のあまり、言葉を途中でとぎらせ、あるいは同じ言葉を何度も繰り返しながら伝えた。
<中略>
開戦前夜、東條は寝室に正座して泣いた。隣室の家族が異様に感じるほど泣いた。
<後略>
***

つまり、昭和天皇も東條も対米戦争を避けたかったのだよ。わかる?
アメリカと戦争をすれば酷い目に遭うことは、軍事のプロならだれでも解かっていた。戦争指導者の多くは内心では戦争に反対していた。だけど言えなかった。言うと、君のように売国奴・国賊と罵る輩がいるし、それだけならいいけれど、2.26事件のように暗殺される恐れがあった。それを心配したんだ。

東條由布子編:大東亜戦争の真実 東條英機宣誓供述調書、WAC、から最後の供述部分を抜粋してみよう。

***
戦争が国際法上より見て正しき戦争であったか否かの問題と、敗戦の責任いかんとの問題は、明白に分別できる二つの異なった問題であります。第一の問題は外国との問題でありかつ法律的性質の問題であります。私は最後までこの戦争は自衛戦であり、現時承認せられたる国際法には違反せぬ戦争なりと主張します。私はいまだかつてわが国が本戦争をなしたことを以って国際犯罪なりとして勝者より訴求せられ、また敗戦国の適法なる官吏たりし者が個人的の国際法上の犯人なり、また条約の違反者なりとして糾弾せられるとは考えた事とてはありませぬ。
第二の問題、すなわち敗戦の責任については当時の総理大臣たりし私の責任であります。この意味における責任は私はこれを承諾するのみならず真心より進んでこれを負荷せんことを希望するものであります。
***

東條は敗戦の責任は総て自分にあると認めているだろ?責任が天皇に及ばないようにしたのだがね。
ところで、東條の敗戦責任とは何か。何だと思う?
それはね、開戦を止められなかったことだよ。それしかない。
納得いった?


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
じゃあ君は日本は悪くはないし自衛のための戦争なのは認めるが日本国内の問題として戦争はやるべきでなかった、なぜならアメリカが強いから、てことでオーケーか?


(平ねぎ)
戦争を悪い悪くないで判断するのは子供。
負け戦はどんな大義があってもやらないのが大人。
東條は自衛戦争だと供述しているが、自衛に失敗し国が滅んだ。
だからあの戦争は自衛戦争ではない。結果がすべて。

>戦争はやるべきでなかった、なぜならアメリカが強いから、てことでオーケーか
それには同意。


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
いやそこが大事なことだろ、そこがどうしてどうでもいいんだ?日本がやった戦争がどうでもいいなら賠償する必要もないし、自立した国になれる。
しかし悪人扱いされてるから今だにまともな国になれない。
勿論どの道軍事力がないから無理っていうなら日本も早く軍事化しなきゃいけないのにお前みたいな奴はそれは妨害する。
だから売国奴だっての、
しかも日本はまだ滅んでないけど・・・論理破綻ひどいですよ。

(自民党はそんなにおかしいですかね?)
少なくとも自民党を批判する理由が意味不明だね

(自民党はそんなにおかしいですかね?)
ちなみに戦争をやるべきかどうかは意見述べてないからね、実はここからが本当の政治の話になるんだけどかみ合わないからやめとくよ。
でも君が一生懸命なのはわかった、意見が違うのは残念だ


(平ねぎ)
>いやそこが大事なことだろ、そこがどうしてどうでもいいんだ?日本がやった戦争がどうでもいいなら賠償する必要もないし、自立した国になれる。
しかし悪人扱いされてるから今だにまともな国になれない。

意味不明につき、ノーコメント。

>少なくとも自民党を批判する理由が意味不明だね
高市早苗を批判したが、自民党を批判してはいない。
自民党にはこんなのが多いとは言った。
稲田朋美も高市早苗と同じようなことを言っているので、そう書いた。

(平ねぎ)
これで終わりですか?
それでは、終りということで、このコメント以降は
承認機能を復活させます。


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
お前がそうするの予想どおりだから別にかまわんよ、結局論点ずらしてはいおしまいだろ、最初に書いてることと全然違うくせに虚勢張ってトンズラ、今まで一人の例外もなくそうだったよ、お前ら売国奴はね。
もう一回自分文章読み返してから偉そうなこと言えよ。

(自民党はそんなにおかしいですかね?)
稲田達は村山談話を否定しただけだろ?
よく読めよ、なんで非難するのか意味不明だね。
もしかして内容知らないんじゃないのか?
もし他に凄いことしゃべってたなら君もそれを引用した上で批判するべきだね、前回の文章承認してあったから追加でコメントサービスだ。

塚田九段の悲惨な戦い―これはプロの将棋とは言えない―

2013-08-25 14:09:08 | 将棋


ひふみんファンの皆様、コンピュータ将棋ファンの皆様、こんにちは。
休日のひと時、いかがお過ごしでしょうか。
今日は残念な将棋を紹介しましょう。電王戦第四局Puellaα対塚田九段の一戦です。
局面はPuellaαが8六の銀を9五に上り、玉の逃げ道を作ったところ。
Puellaαの入玉は確実であり、駒の点数に大きな差があるため、塚田九段はここで投了、の筈でした。
ところがそうはならなかったのは、皆さんご存知のとおりです。
Puellaαには24点ルールが組み込まれていませんでした。
塚田九段は、Puellaαの欠陥が生み出すミスに期待して指し続け、引き分けに持ち込むことに成功しました。
8六の銀が9五に上った時点で、Puellaαの代わりに私が指しても私が勝っていたでしょう。
駒を取られないようにしながら、すべての駒を敵陣3段目まで運べばよいのですから。
渡辺竜王は、加藤浩次の本気対談!コージ魂!!に出演した際、「プロの世界では、1手の差は大差である」と誇らしげに語っていました。
渡辺説が正しいとすると、9五銀の局面では数十手の差があるのですから、将棋は既に終っていることになります。
投げっぷりの良さで知られる故芹沢九段はつぎのように述べています。
「私は相手のミスに期待して指し続けるのがたまらなく嫌なのです」
塚田九段に聞かせてやりたい言葉です。彼は相手のミスに期待して指し続けてもそれを恥と思わない棋士なのでしょう。
人もいろいろ、棋士もさまざまですね。

第3回電王戦―腐敗しきった将棋連盟―

2013-08-23 12:53:16 | 将棋
ひふみんファンの皆様、コンピュータ将棋ファンの皆様、そして将棋連盟の解体を心から望んでおられる皆様、こんにちは。
昼休みのひと時、いかがお過ごしでしょうか。社弁は美味いですか?
さて、今日は社弁のお話ではありません。将棋連盟が卑劣千万なので書かずにいられないのです。
将棋連盟は谷川会長を筆頭に腐った奴らの集まりだ。まともな棋士はひふみんしかいないのか



すみません、怒りが爆発してしまいました。冷静になりましょう。そうしましょう。
先日第3回電王戦に関する記者会見が行われ第3回電王戦の概要が発表されました。
それは耳を疑うようなものでした。何から何まで、将棋連盟有利に仕組まれていたからです。
記者会見の内容を要約するとつぎのとおりです。

<第3回電王戦記者会見要約>
①5対5の団体戦
②出場ソフトは11月の予選で決める
③棋士の大将は屋敷九段(現A級、タイトル歴3期)
④残り4人は選定中、屋敷九段と同世代も含まれるかもとのこと
⑤タイトルホルダーと王将戦・棋王戦・名人戦の挑戦者は出ない
⑥持ち時間は未定(4時間をベースに検討)
⑦対局会場は未定
⑧時期は来年の春
⑨予選でも電王戦でも全てのソフトは同じハードで行う
ハードは主催者が指定する。クラスタではなく1台
⑪OSは自由
ハード・ソフトの本番環境を電王戦棋士に貸し出す
貸し出してからはバージョンアップせず、貸した出した環境と全くおなじ環境で電王戦を行う


将棋連盟は今年と同じルールで行うと誰が出場してもソフトに勝てないので、棋士に有利になるようルールを一方的に改変したのです。
クラスタはいけないとか、ソフトを貸し出せとか、極めつけは貸し出したソフトのバーションアップの禁止です。
ここまであからさまにやると、怒りを通り越して笑っちゃいますね。将棋連盟にプライドはないのか、そこまでして勝ちたいのか
第2回電王戦で唯一勝利した阿部光瑠四段は、対戦相手の習甦を借り受け、習甦の癖を徹底的に分析し勝利を収めました。それと同じことをやろうという訳です。
これは例えて言えば「試験前に試験問題を見せろ、見せたあと試験内容を変えてはいけない」という要求です。それとほとんど変わりません。
こんな非常識な言い分が通用するのは将棋連盟だけでしょう。将棋連盟がいかに非常識な団体であるかは、明石市で花火大会事故があったとき、
マスコミが「将棋倒し」と表現したことについて、二上達也将棋連盟会長が「将棋倒し」の表現を使用しないようマスコミ各社に要請したことからもわかります。
彼らの社会常識は一般人以下なのです。
将棋連盟の収入源の大部分は新聞社です。棋士がソフトに負けつづけると、棋士の存在意義がなくなり、そのうち契約を打ち切られるかもしれません。
彼らはおそらくそのことを心配しているのでしょう。でも、そうなるとしてもそれは時代の流れで、仕方のないことです。
自動車が普及すると人力車はなくなります。橋ができると連絡船はなくなります。技術の進歩には勝てないのです。
大河の流れを堰き止めようと思っても止められるものではありません。
棋士という職業はそのうち消えてなくなるでしょう。私はこのことを12年前に米長HPの掲示板に書き込み、掲示板を炎上させたことがあります。
そのとき私は掲示板の住人から袋叩きに遭ったのですが、12年後のいま図らずも私の予言が的中しつつあります。

さて、陰湿な将棋連盟とは対照的に、ponanza開発者の山本一成氏は、どこまでも爽やかです。そして、やる気満々です。
私は彼を応戦します。がんばれ山本、がんばれponanza、将棋連盟なんかに負けるな。









『「41度」日本記録への疑問』への疑問

2013-08-21 00:14:44 | 自然科学全般
平成25年8月12日、高知県江川崎アメダスで最高気温41℃を観測しました。気象予報士森田正光氏は、計測器の設置場所の状態が観測に適さなかった可能性があるとし、結果の信憑性に疑問を投げかけています。



「41度」日本記録への疑問
高知県・江川崎では、8月10日から13日まで4日間連続して40度以上という、とんでもない高温を観測しました。
もともと江川崎は高温の出やすい所で、参考記録ながら、委託観測所時代の1929(昭4)年7月20日にも、41度の気温を記録しています。
今回の高温は、直接的には高気圧圏内で良く晴れて、沈降昇温が起きたこと、またフェーン現象や谷沿いで風が収束したことなど、複合的な理由が考えられます。
マスコミなどでは高温の理由を一つに限定してしまいがちですが、41度というような突出した高温は、色々な条件が重なった時に起こるものといえるでしょう。
そしてその一因に、外部的な要因もあるのではないかというのが、私の考えです。
ところで2010年9月、京田辺(京都)で、39.9度を観測したことがあります。
この時、地元の京都新聞の記者がアメダスを取材にいき、温度計に雑草(つた)が絡まっていることを見つけました。その後、この気温は雑草による温度計の不具合ということで、記録からは削除されました。
さて掲題の写真は、昨日(13日)市役所の方に撮影していただいたものですが、よく見ていただくと、アメダス周辺部はアスファルトや踏み固められた土に囲まれています。しかも、このアスファルト(駐車場)は、二年半前の2011年1月に舗装されたばかりだそうです。このアスファルトが、今回の高温に何らかの影響を与えている可能性はないのでしょうか。
気温などの測器が設置してある場所を「露場(ろじょう)」といいますが、地上気象観測法には、この露場は「芝草を植えて風通しのよい柵で囲む。芝草は時折刈り込み、雑草を取り除き地面の状態を一定に保つように維持する。」となっています。その意味では江川崎のアメダスは、この条件を完全に満たしているようには見えません。
今回の江川崎の場合は、高温記録が出たあとに気象台職員が検分に出向き、測器の不具合はないということで、この高温記録も正式発表になりました。しかしアメダスの設置ポイントとしては、最良の条件とは言い難く、周辺のアスファルトが気温の上昇に影響を与えたことは否定できないでしょう。
ただアメダスというのは、無人観測所であるがゆえに管理も逆に大変で、メンテナンスには時間も労力もかかります。
おそらく全国には、江川崎のように条件の悪いアメダスはいっぱいあると思われます。
気象関係者は、突出した観測データを見たとき、こうした観測所の特性なども頭の片隅に置いて、適切な判断をすることが求められます。


森田氏は、沈降昇温、フェーン現象、谷沿いで風が収束したことなどの複合的な理由が考えられるとしながらも、外的要因もあるのではないかと述べています。その外的要因の一つとして、2011年1月に行われたアメダス周辺部のアスファルト舗装を挙げています。2011年1月のアスファルト舗装が原因であるか否かについては、2010年から2013年までの7・8月の気温を比較すればすぐに判ります。

というわけで、比較図を作ってみました。


グラフは、2010年~2013年の7・8月の日最高気温を示しています。グラフを見ると、2013年は2010年~2012年に比べ著しく高温であることがわかります。また、舗装前の2010年と舗装後の2011年・2012年を比べても顕著な差が見られないことから、2011年1月に行われたアメダス周辺部のアスファルト舗装は今年の異常な昇温に寄与していないことも明らかです。

つぎに、フェーン現象について調べてみましょう。



表は、過去に江川崎アメダスで観測された日最高気温のトップ10を降順にならべたものです。上位7番目まで北寄りの風が吹いており、四国山地を越えて吹き降ろす風によるフェーン現象の影響が示唆されます。

今年の異常な昇温は、森田氏が指摘しているようにフェーン現象などの様々な要因が複合的に作用して起きたと考えられますが、2011年1月に行われたアメダス周辺部のアスファルト舗装の影響については「ない」と言えるのではないかと思われます。