平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

安倍首相は佐藤政務官を罷免すべきだ

2013-08-07 17:09:12 | 政治問題



昨日、安倍首相は広島平和記念式典でつぎのような挨拶を行いました。

広島市原爆死没者慰霊式、平和祈念式に臨み、原子爆弾の犠牲となった方々のみたまに対し、謹んで、哀悼の誠をささげます。今なお被爆の後遺症に苦しんでおられる皆様に、心から、お見舞いを申し上げます。
68年前の朝、一発の爆弾が、十数万になんなんとする、貴い命を奪いました。7万戸の建物を壊し、一面を、業火と爆風にさらわせ、廃虚と化しました。生きながらえた人々に、病と障害の、また生活上の、言い知れぬ苦難を強いました。
犠牲と言うべくして、あまりにおびただしい犠牲でありました。しかし、戦後の日本を築いた先人たちは、広島にたおれた人々を忘れてはならじと、心に深く刻めばこそ、我々に、平和と、繁栄の、祖国を作り、与えてくれたのです。セミしぐれが今もしじまを破る、緑豊かな広島の街路に、私たちは、その最も美しい達成を見いださずにはいられません。
私たち日本人は、唯一の、戦争被爆国民であります。そのような者として、我々には、確実に、核兵器のない世界を実現していく責務があります。その非道を、後の世に、また世界に、伝え続ける務めがあります。
昨年、我が国が国連総会に提出した核軍縮決議は、米国並びに英国を含む、史上最多の99カ国を共同提案国として巻き込み、圧倒的な賛成多数で採択されました。
本年、若い世代の方々を、核廃絶の特使とする制度を始めました。来年は、我が国が一貫して主導する非核兵器国の集まり、「軍縮・不拡散イニシアチブ」の外相会合を、ここ広島で開きます。
今なお苦痛を忍びつつ、原爆症の認定を待つ方々に、一日でも早くその認定が下りるよう、最善を尽くします。被爆された方々の声に耳を傾け、より良い援護策を進めていくため、有識者や被爆された方々の代表を含む関係者の方々に、議論を急いで頂いています。
広島のみたまを悼む朝、私は、これら責務に、倍旧の努力を傾けていくことをお誓いします。
結びに、いま一度、犠牲になった方々のご冥福を、心よりお祈りします。ご遺族と、ご存命の被爆者の皆様には、幸多からんことを祈念します。核兵器の惨禍が再現されることのないよう、非核三原則を堅持しつつ、核兵器廃絶に、また、恒久平和の実現に、力を惜しまぬことをお誓いし、私のごあいさつとします。

平成25年8月6日
内閣総理大臣・安倍晋三


安倍首相は「確実に核兵器のない世界を実現していく責務がある」と述べています。これは政府の方針でしょう。
しかし一方では、政府の一員である佐藤正久政務官が、同じ日に広島市に来て「ヒロシマ反核平和の終焉」と題する講演を行っています。
また、講演の最後に田母神俊雄氏が特別ゲストとして登壇し、核兵器を肯定するスピーチをしています。
佐藤政務官の行為は政府の方針に背くものです。安倍首相は佐藤政務管を即刻罷免すべきです。