馬追は庭に来啼けり心ぐし溜りし為事いまだはたさず
馬追はつひに来啼けりさ庭べの草むらなかに雨ふるおとす
馬追のすがしきこゑはこのゆふべ変りはてたる庭より聞こゆ
馬追の鳴く夜となりぬ紀のくにの高野の山に七日へしかば
馬追のとほれるこゑを聞くときぞ山のみ寺はさびしかりける
(齋藤茂吉)
馬追は庭に来啼けり心ぐし溜りし為事いまだはたさず
馬追はつひに来啼けりさ庭べの草むらなかに雨ふるおとす
馬追のすがしきこゑはこのゆふべ変りはてたる庭より聞こゆ
馬追の鳴く夜となりぬ紀のくにの高野の山に七日へしかば
馬追のとほれるこゑを聞くときぞ山のみ寺はさびしかりける
(齋藤茂吉)
追記 2024-08-26 08:53:51
南海トラフ地震臨時情報は不発に終わりました。
地震に寄生して飯を食っている連中は「地震少年」になりました。
いざと言う時に誰も信用しなくなるので今回のような誤情報垂れ流しはやめてほしいですね。
記録に残っている南海トラフ地震は、白鳳地震(684年)から昭和南海地震(1946年)まで13回起きています。
13回のうち最大の地震は宝永地震(1707年)でした。
この地震では神奈川県から九州まで広範囲で大きな被害がでています。
大阪については、つぎのような記録が残っています。
寒川旭:日本人はどんな大地震を経験してきたのか、平凡社新書、2011より、
南海トラフ地震にもいろいろありますが、宝永地震規模の地震が起きると、WTCビルは間違いなく倒れます。
耐震工学を専門とする技術者の端くれとして、これは断言できます。
昭和南海地震規模だと、うーんどうですかね、倒れないまでも相当傷むはずですよ。
追記 2024-05-30 09:15:46
TMDは効くんじゃないですかね。
TMDは、渦励振やガスト応答など風よる振動の低減目的で用いられることが多く、地震による揺れの抑制には不向きでした。
地震動は一般的に継続時間が短く、TMDが作動する前に収まってしまうので、効き目が悪いのです。
でも、3.11の時の揺れのように、共振状態にあって3分も4分も揺れる場合は効くはずですよ。
つぎの動画は多段振り子式TMDの動作確認試験です。
記 2024-01-14 08:40:50
WTCビルは南海トラフ地震が起きるとおそらく倒壊します。
なぜ、倒壊するか?
理由は二つあります。
(1)地盤の卓越周期と建物の固有周期が合っているからです。
(2)大阪平野の地盤の特性上、表面波が長時間継続し減衰しないからです。
2011年東北地方太平洋沖地震の際にWTCビルの近くで得られた波をみてみましょう。
■ 観測点
KiK-net此花(OSKH02)
■ 震度
計測震度= 3.19 震度3
たかだか震度3ですよ。
揺れの大きさは全然たいしたことない。
■ 地表面加速度
240秒までしかデータが採れていない
大阪平野では240秒は不十分
■ 変位応答スペクトル
スペクトルが尖ってますね。
なんだか嫌な感じです。
卓越周期は6.5秒。
これに当たったらOUTです。
■ シミュレーション
1次の固有周期が6.5秒程度になるように適当なモデルを作ってシミュレーションしてみましょう。
仮想モデルの固有振動特性はこんな感じです。
3次までの固有振動モードを使って応答解析を行いました。
減衰定数はh=1.0%、入力波はNS波を使いました。
こうなりました。
最上階の変位応答です。
うわっ、1783mm
地表面の震度は3なのに最上階では2m近く揺れるんだ
なにもしなかったら、WTCビルは南海トラフ地震に耐えられませんよ。
ほぼ間違いなく倒壊します。
なにか耐震対策してるのかなと調べてみると、制震ダンパーを取り付けていました。
でも、どれだけ効くかねぇ。
制震ダンパーで2%の付加減衰が期待できるとして、h=3.0%で計算したらこうなりました。
計算上は効くけれど、実際はたぶん効かないと思います。
■ 大阪平野の揺れの特徴
大阪平野は北に六甲と北摂、東に生駒・金剛、南に和泉、と壁のような山地に取り囲まれていて、
これらの壁で表面波が反射を繰り返すのでなかなか減衰しないのです。
大阪平野の地下構造
長周期の波が長時間継続するのが大阪平野の揺れの特徴です。
さらに、人工地盤なので堆積層が厚いことも長周期の波が作られる原因になります。
また、これも重要ですが、規模の大きい地震は規模の小さい地震に比べ長周期の波を多く含むのです。
港湾の施設の技術上の基準・同解説(上巻)平成19年7月pp.332-333、につぎのように書かれています。
つまり、地震の規模が大きくなるにつれて、とりわけ長周期成分が大きくなることがわかる。
地震動の長周期成分の影響を受けやすい長周期構造物(高層建築物や長大橋梁、石油タンク、免震構造物等)
を検討の対象とする場合は、特にマグニチュードの大きな地震に注意する必要がある。
大阪平野の人工島にWTCビルを作ってしまったのがそもそもの間違いなのですが、でも作ってしまったので
いまさら悔やんでも手遅れです。南海トラフ地震が起きないよう祈るしかありません。
■ 東北地方太平洋沖地震 WTC osaka、社内は地震パニック!!
ミズノクリスタ(地上31階147m高)が窓の外にみえるので、揺れている部屋は中間層なのでしょう。
最上階では、片振幅1.3mの揺れが5分以上続くので、最上階にいた人は生きた心地がしなかったはずです。
書庫が滑っていましたね。それをみると周期は5秒~6秒ですかね。中間層なので2次3次も混じっているかもしれません。
夕日影町一ぱいのとんぼ哉
トンボウが焼どの薬ほしげ也
蜻蛉の尻でなぶるや角田川
御祭の赤い出立の蜻蛉哉
御仏の代におぶさる蜻蛉哉
遠山が目玉にうつるとんぼ哉
町中や列を正して赤蜻蛉
(小林一茶)
新型コロナ感染者・増加中 前週の1.5倍に増え青森県が感染対策呼びかけ
地域差が大きいですね。
なぜでしょうね。
■ 北海道・東北
■ 東京
■ 九州・沖縄
北海道・東北以外はとっくにピークアウトしています。
追記
よくみると、去年の8月も同じ動きをしていますね。
追記 2024-08-16 08:41:44
直近の南海トラフ地震は、昭和東南海地震(1944)と昭和南海地震(1946)です。
これらの地震の震度と被害は概略つぎのとおりです。
・昭和東南海地震(1944)
・昭和南海地震(1946)
気象庁の被害予測より小さいです。
記 2024-04-23 10:22:31
>この被害想定によれば、南海トラフ巨大地震がひとたび発生すると、
静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、
それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。
四国、紀伊半島、東海エリアは全域震度6弱以上です。
とくに、高知県は全県震度7 高知県全滅です。
西日本造山運動でも起きない限りこんなことにはなりません。
赤下線をよく読んでください。
「強震動生成域を陸域寄りに設定した場合」と書いてあるでしょ。
四国の直下、紀伊半島、東海直下に広い面積の固着域(アスペリティ)があり、それらが一斉に滑ることを想定しています。
このような地震は過去一度も起きていないし、将来も起きません。
想定される強震生成域4ケース(基本、東側、西側、陸域)のうちあり得ない陸域ケースを選んで国民を脅迫しているのです。
気象庁はそれ(あり得ないこと)を認めていて、つぎのような言い訳をしています。
>また、南海トラフ巨大地震は、
千年に一度あるいはそれよりも発生頻度が低く、
次に発生する南海トラフ地震を予測したものではない
ことにも留意が必要です。
「千年に一度よりも頻度が低い」「次に発生する南海トラフ地震を予測したものではない」ので留意が必要だと?
何を寝ぼけたことをほざいているのだ。そう思っているのなら、こんな情報を出さなければよいじゃないか。
誤解されるに決まってるだろう。むしろそれ(誤解されること)を期待して(狙って)出しているのだろう。
この一文は、誤情報が流布されてもそれは気象庁のせいではないと言い訳するためのアリバイ工作なのだ。
地震が起きるたびにこのようなTV番組の垂れ流しだ。
想定震源域を見ていただきたい。陸域ケースがはっきり表示されている。
「千年に一度あるいはそれよりも発生頻度が低い」と気象庁が書いていても、
あり得ない地震が今後30年以内に確実に起きるかのように誤解され誤情報が一人歩きしている。