平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

黄砂の季節です

2008-02-29 21:38:18 | 環境問題
黄砂の飛来が予測されています、気をつけましょう。
黄砂情報は、つぎのHPから入手できます。

http://soramame.taiki.go.jp/dss/kosa/(黄砂~環境省黄砂飛来情報)
http://www.jma.go.jp/jp/kosafcst/(気象庁|黄砂情報)
http://www-cfors.nies.go.jp/~cfors/index-j.html(東アジア域の黄砂・大気汚染物質分布予測)

本紙は暴言横綱と「全面対決」します!!(苦笑)

2008-02-28 21:05:23 | 雑談
東スポって、朝青龍の人権は平気で踏みにじるけれど、自分の権利となると、細かいことをあれこれ言うんですね。

http://www.tokyo-sports.co.jp/copyright.html(東京スポーツ新聞社)

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百発百中の砲一門は百発一中の敵砲百門に対抗し得るか

2008-02-27 23:18:25 | 数学

阿川弘之:「井上成美」、新潮社、から引用

ここから-------

「来年こそ『決勝』の年/持ち場職場で頑張らう」と、スローガンめいた大きな記事が大晦日の新聞に出た。
兵学校も、年末年始の休暇返上で昭和十九年の正月を迎えた。
護雅夫学生の専攻は東洋史だが、新年早々から国史の講義を担当させられることになった。
-中略-
半人前の武官教員になった彼は、兵学校の教室で平泉史学と皇国史観の批判をした。
日本の歴史を、ああいふ神話から始めるのはまちがひであって、
考古学を基礎にした自由な研究が進まなくては駄目なんだと話すと、
さすがにもう、軽蔑的態度を見せる生徒も見当たらなかった。
皆おとなしく聴いてゐるけれど、あとで彼らは作業簿に感想を書きこむ。
それを点検した分隊監事の大尉少佐たちがけしからんと言ひだし、「あんなことを言ってくれては困る」と、
何度か彼のもとへ苦情が持ちこまれた。
それでもやめなかった。
ある日、井上校長が突然彼の教室へ入って来て、空いた席に坐り、三十分ばかり授業参観をして行った。
校長の前だけ取繕ふのがいやで、護はいつも通りの講義を続けたが、
翌日史学科の科長に「校長から御注意が届いてゐる」と言われて、ギクリとなった。
それはしかし、護教官の講述のテンポが速すぎるといふ注意で、皇国史観については言及が無かった。
そのうち彼は、この学校に学問上の自由が存外温存されてゐるのを感じ始めた。
校長の意図が反映するのか、昔の伝統が尾を曳いてゐるのか、多分両方であらう。
図書館に柳田国男や折口信夫の本がたくさんあるし、
白鳥庫吉博士の著作を借り出して読むのにも、制限なぞ全く無かった。
これは学者の卵の予備学生教官たちが、大なり小なり皆気づいてゐることであった。
二期の物理学教官清野節男少尉は、教官昼食会の席上、井上から雑談風に、

「百発百中の砲一門は百発一中の敵砲百門に対抗し得るといふ東郷元帥の言葉を、一つ数学的に証明して見給へ」

と言はれた。確率論からすると、あの命題は誤りでありまして、数学上の証明は出来ません。
正しくないといふ証明ならできますが、さう答えたら、井上がにやッとして頷いた。

ここまで-------

さて、前置きが長くなりました。
東郷元帥の言葉を清野節男少尉に代わって一つ数学的に証明してみてください。
正しくないという証明でもかまいません。
ただし、砲弾は両者とも100発とし、百発一中の敵砲は1門につき1発しか撃てないものとします。

ロンヤスさん、どうです?


浜岡原発(2)

2008-02-26 22:29:26 | 原発震災
東海地震が発生したら日本は終わりです。
東海地震の想定震源域の真上に浜岡原発があるのだから。

プレート間地震とよばれる海洋型地震と内陸直下型地震が同時に起きる、それが東海地震です。
M8クラスの逆断層型の直下型地震が起きたら、原発であろうと、何であろうと、クシャクシャです。
神戸の震災なんか比べ物になりません。大人と子供の違いがあります。
浜岡原発は停止すべきです。原発震災が起きる前に。できるだけ速やかに。
原発震災の影響から逃れるには日本は狭すぎます。

トップの写真は、中越地震の際に見られた跳石です。
石がジャンプしてひっくり返っています。

震源の真上ではこのようなことが起きるのです。
神戸の地震では、煙突の先が輪切りになって飛んでいって遠くに落ちていた、というのがありました。

原発は上下の振動に弱いのです。上下動を真面目に考えて設計していないからです。

東海地震は典型的な逆断層型地震ですから、上下動は大きいはずです。
そのとき、原発で何が起きるか…、考えたら嫌になります。

浜岡原発(1)

2008-02-25 21:53:29 | 原発震災
日本は世界有数の地震国です。

地球全体で1年間に発生する地震の1割が日本で発生しています。
このような地震国に原発を建設することがそもそも無理なのです。
日本には53基の原発が稼働していますが、中でも最も危険なのが中部電力浜岡原発です。

浜岡原発は、東海地震の想定震源域の真上にあります。
東海地震が発生すれば、マグニチュードは8.0程度になると予想されています。
浜岡原発はそのとき相当なダメージを受けると思われます。

炉心がメルトダウンして、炉内の放射性物質が外部に放出されれば、最悪の場合、十数キロ圏内の90%以上の人が急性死し、風下側が長期居住不能になる、という予測もあります(神戸大学石橋教授による)。

浜岡原発はできるだけ早く稼動を停止すべきです。

注)貼付画像(浜岡原発)は、中部電力HPからダウンロードしました。

プロの眼から見た耐震偽装事件(3)

2008-02-24 22:29:55 | 耐震偽装
姉歯元建築士の刑が確定しました。この事件の責任を彼一人が負うことになり、事件は終息しました。

私は、この結末は蜥蜴の尻尾切りだと考えています。

彼は確かに建築基準法に違反し、現行耐震規準を満足しない建築を設計しました。
しかし、彼が設計した違法建築がどれだけ危ないかについては、実はよくわからないのです。

「違法建築は危険な建築である」とは言えません。また同様に、「適法建築は安全な建築である」とも言えません。兵庫県南部地震では、現行耐震規準で設計されたのに崩壊した建物もあり、逆に、旧規準で設計されていたのに倒れなかったケースも数多く見られました。

「違法か適法か」の議論と、「危険か安全か」の議論は別物です。耐震偽装事件では、それらがごっちゃに議論されていました。そして、彼が設計した違法建築がどれほど危ないかについて十分な検証が為されないまま、国土交通省による行政措置(使用禁止命令→退去命令→耐震強度指標値Qu/ Qunが0.5に満たないものは解体)が執行された結果、マンション住民は住処を失い多額のローンに苦しむことになりました。さらに、マンション住民にとって気の毒なことは、建替マンションが、解体されたマンションよりも安全であるかどうかについては本当のところは判らないという点です。現在の耐震設計は精度において、その程度のレベルなのです。

この事件の核心部分は、国土交通省の行政措置が適切であったかどうかです。この点がうやむやになり、姉歯元建築士一人の処分と建築基準法の改定にすり替えられました。これは、被害に遭ったマンション住民と建築業界にとって、たいへん残念な結末です。

小田晋は朝青龍に謝れ!

2008-02-23 22:21:33 | 雑談
今週号(2月28日号)の週刊文春「阿川佐和子のこの人に会いたい」からの抜粋です。ゲストは、相撲の高砂親方です。

抜粋ここから…

阿川 「昨年の八月に朝青龍関が自宅に引きこもり状態になったとき、あんなに強い横綱がそこまで精神的に参っちゃうものなのかと、ちょっと信じられなかったけど。」
高砂 「あの時はね、朝青龍本人も記憶がないんだそうですよ。自分がどうしていたのか、周りはどうなっていたのか、ほとんどわからない状態だったって。」
阿川 「サッカー問題が浮上して、急遽日本に戻ってくるまでは普通だったんですか?」
高砂 「当初はちゃんと謝って夏巡業に出るつもりで帰って来たのに、『夏巡業に出なくていい』『出場停止処分だ』と、いきなり言われて、自分がやったことがすぐには分析できなくて、あの当時の二、三週間は、今でもほとんど記憶にないらしい。私が会いに行っても、呆然としてて反応がなかったり、まったく本人じゃないようで、確かにおかしかったんです。会話できる時もあったんですが、『親方、自分はなんで相撲をやっているの?』というような質問をする。『なんで相撲を一生懸命やっているのに怒られてしまうんだ』というニュアンスだなあ。」

抜粋ここまで…

かわいそうに、辛かったでしょうね。日本とモンゴルの友好のために、モンゴル政府に頼まれて、ほんの数分間グランドに立っただけなのに、あんなに叩かれて。
マスコミの悪意に満ちた誹謗中傷は本当にひどいものでした。文春が今頃になって手のひらを返し、高砂親方に真相を語らせるのも節操がないですが、まあマスコミはこんなものです。ヤクザと同じです。ヤクザに文句を言っても始まらないように、報道被害の被害者は諦めるしかありません。

マスコミには今さら何を言ってもどうにもならないけれど、小田晋氏(精神科医)には、専門家としての責任を果たしてもらいたいと思います。

小田晋氏は、「たかじんのそこまで言って委員会」で、朝青龍は不貞腐れているだけだ、と言いました。彼は朝青龍を一度も診察していません。モンゴル航空機に乗り込むときの表情を、TV画面を通じてちらっと見ただけです。それだけで「不貞腐れてる」と診断できる神のような医師なんているのでしょうか。

小田晋氏はもう一度番組に出て、誤りを認め謝罪すべきです。それをしないのであれば、医師免許を返上すべきです。専門家の責任は重いのです。

日本沿岸の海面水位の長期変動

2008-02-22 22:33:05 | 地球温暖化
画像は、日本沿岸の海面水位変化の長期変化傾向を示しています。
http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/shindan/a_1/sl_trend/sl_trend.html
(気象庁|海洋の健康診断表日本沿岸の海面水位の長期変化傾向)

上昇傾向ではありませんね。

診断(2007年)、によると
--------------------------------------------------------------
ここ100年の日本沿岸の海面水位には、世界全体の海面水位にみられるような明瞭な上昇傾向はみられません。1950年ころに極大がみられ、また約20年周期の変動が顕著です。一方で、1980年代半ば以降(1985~2007年)の上昇率は年あたり3.2mmとなっています。
--------------------------------------------------------------
だそうです。

「ここ100年の日本沿岸の海面水位には、世界全体の海面水位にみられるような明瞭な上昇傾向はみられません。」

ほらね、心配無用です。

ただし、
「1980年代半ば以降(1985~2007年)の上昇率は年あたり3.2mmとなっています。」
は、なんとかとして地球温暖化説に結び付けようとする気象庁の姑息な印象操作です。
周期変動しているのだから、変化率の大きい期間もあれば、変化率の小さい期間もあります。

南極は温暖化していない

2008-02-21 21:39:26 | 地球温暖化
画像は、アムンゼン-スコット基地(南極点)の年平均気温の推移です。
http://data.giss.nasa.gov/gistemp/station_data/
(Data@NASA GISS)

変動幅が大きくなっているようですが、温暖化傾向はみられません。
南極の氷が溶けて海水位が65m上昇するというのは全くのデマです。
南極の内陸部は年平均気温マイナス50°~60°の極寒の地ですから、少々気温が変動したところで氷はびくともしません。

無駄について考える

2008-02-20 22:02:34 | 雑談
政治家もマスコミも、無駄を排除せよ!の大合唱です。特に公共事業は、無駄の代名詞のように、いつも槍玉あげられます。無駄な道路をつくるな、無駄な橋をつくるな、等々。「無駄」を広辞苑で調べると、【役に立たぬこと】とあります。公共事業が、役に立つか、役に立たないか、についてはひとまずおき、そもそも世の中に、これこそは必要不可欠というものはあるのでしょうか。
職業について考えてみると、農業・漁業などの第一次産業は必要でしょう。食糧がなければ人は生きていけません。それでは、エンターテイメント産業と言われているものはどうでしょう。テレビは必要でしょうか?毎日毎日、おもしろくもない無能な芸人の馬鹿騒ぎを観て何かためになることがあるでしょうか?カメレオンのようにころころ色を変える無責任キャスター「みのもんた」は必要でしょうか?「みの」の番組に寄生している、偉そうに見えるだけで、内容空疎なことしか言わない、まとめてなんぼのコメンテーターは、必要でしょうか?無駄を排除せよというのであれば、世の中の何の役にも立たない、それどころか日本文化にマイナスの効果しかもたらさないTV関係者を真っ先に排除すべきでしょう。ついでに言うと、パチンコは無駄でしょうか?私はパチンコをしないので、あってもなくてもどうでもよいけれど、毎日球を打たなければ生きている気がしない、三度の飯よりパチンコが好き、という人もいるでしょうから、そういう人には、パチンコは無駄なものではなく、ひょっとすると人生そのものかもしれません。
「無駄」「無駄でない」の議論を始めると、あーだこーだの末、結局「無駄とは自分に関係のないもの」に収斂してしまうのです。このように、無駄の概念は、実にいい加減なものであって、自分に必要なものに対しては、誰もそれを無駄とはよばないのです。日本は一億以上の人々の集まりで、人々が必要とするものは多種多様ですから、「自分に必要なものは無駄ではない」を認めると、世の中に無駄なものは一つもないことになります。それに、無駄か無駄でないかを突き詰めて考えると、存在論の領域に踏み込んでしまって収拾がつかなくなりそうです。例えば、働かずに年金をもらって生きている老人は、存在そのものが無駄です。深沢七郎の「楢山節考」が世の中に衝撃を与えたのは、踏み込んではならない領域のことを小説にしたからでしょう。
まとまりのない文章になってしまいましたが、要は、世の中から無駄をなくすことに力を入れすぎると、息(生き)苦しくなるので、まあ、ほどほどにしましょうや、ということです。