今日は旧暦九月六日、月齢4.9
ビルに沈もうとする月を慌てて撮った
地球の自転はとても速い
あっという間にビルの中に沈んでしまった
コンピュータ将棋ファンのみなさま、ひふみんファンのみなさま、こんばんは。
ホリデーブルーなひと時、いかがお過ごしでしょうか。
図は、電王戦タッグマッチAブロック中村六段-加藤九段戦に現れたたいへん珍しい局面。
▲4五桂、△同桂、▲同銀、△4四歩打、のように進行したのですが、▲同銀の前に△4四歩が打たれています。
今から150年前、スコットランドに、Scott Russelという人がいた。
船を作る仕事にたずさわっていた人で、技術者であると同時に流体力学者でもあった。
晩年は共同で事業をしていた出資者との間にトラブルがあり、また息子が破産したために不幸であったということである。
1834年のある日、Scott Russelが馬に乗って運河のふちを散歩していたときのことである。
運河の上を船が馬に引かれて動いていたが、急にとまったときに船のへさきに盛り上がっていた水が船をはなれて運河に沿って前進しだした。
これに興味を引かれて盛り上がった水の波を追っていったところ、波は2マイルも形を変えないで進み、運河の曲がったところで消えた。
(戸田盛和:ソリトンの歴史、ソリトン-非線形波動の不思議-、数理科学、1980)
昨夜、いつものように川土手を歩いていると、川岸に不思議な波が立っていた。
あれは、ソリトンではなかろうか、と思ってよく見ると、まさしくソリトンだ。
180年前Scott Russelが見た波を私は見た。
昨夜見たソリトンを模式図で示す。
ソリトンは、反射→衝突→分離、を何度も繰り返していた。
私は立ち止まったまましばらく見とれていた。
今夜はカメラを持って歩いたが、残念ながらソリトンはできていなかった。
潮位が高すぎたのが原因らしい。
浅瀬の水深が適当に浅くなければできないようだ。
サンデーブルーなひと時、いかがお過ごしでしょうか。
久しぶりに「大学への数学」の問題を解いてみましょう。
(ⅰ)は簡単ですが、(ⅱ)は少し難しいですよ。
解けた人はコメント欄に答えを書いてください。
ツクツクボーシ明日無キヤウニ鳴キニケリ
(正岡子規)
空にはヘリコプター、壁にはツクツクボウシ。
広島はすっかり秋めいてきました。
ツクツクボウシは鳴くのをやめていますが、まだとまっています。
わが家を終の棲家にするつもりでしょうか。