平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

武田邦彦さんにメールを送りました

2013-08-15 10:20:41 | 武田邦彦
つぎのようなメールです。

件名:先生のブログ平成25年8月13日付記事について
初めまして、平ねぎと申します。ハンドルネームにて失礼します。
私は先の対米戦争を全く評価しません。
第一に、戦争目的がはっきりしないからです。
第二に、陸軍も海軍も勝てると思っていなかったからです。
日本は目的もなく、勝てる見込みもないまま、対米戦争に突入しました。
東條英機は総理になって間もなく、日米交渉を継続する一方で、
開戦可能かどうか、陸海軍省の担当者たちに命じて、
基本となるデータをすべて出させたことがあります。
しかし、東條のもとに集まってくる数字はどれも絶望的な数字ばかりでした。
特に石油の備蓄は二年も持たないとの結論でした。
やっても勝てないのが分かりきっている戦争をなぜやったか。
先生は経済制裁をされたのでやむを得なかったと仰いますが、
ならば、なぜ北朝鮮は日本に戦争を仕掛けてこないのでしょうか。
それはいうまでもなく、戦争をすれば身の破滅になることを
熟知しているからです。
当時の日本は、理性のなさ、論理的思考力のなさ、においては、
北朝鮮以下であったと言わざるをえません。
また、当初の予測どおり敗色濃厚になったとき何故講和しなかったか。
衝撃の未公開記録昭和天皇の独白八時間:文藝春秋12月号、平成2年、
によると、降伏時期が延びたのはつぎの理由です。

領土を削られることは強硬論と雖も、余り問題にしないが、
国体護持、戦争犯罪人処罰、武装解除及保障占領の四点が問題になった。
軍人たちは自己に最も関係ある、戦争犯罪人処罰と武装解除に付て、
反対したのは、拙い事であった。(昭和天皇の独白)

せめて一ヶ月早く降伏していたら、広島と長崎への原爆投下はなかったのです。
① 国体護持、②戦争犯罪人処罰、③武装解除、④保障占領
このような馬鹿げたことを心配している間に、多くの国民の命が奪われたのです。
自民党の高市早苗議員はこう言っています。
「村山談話は、私自身はあまりしっくりきていない。
自存自衛のために決然と立って戦うというのが当時の解釈だった」。
バカじゃなかろか、自存自衛なら、なぜ300万人の国民が死んだのか。
自存自衛になっていないじゃないか。
自存にも失敗しているし、自衛にも失敗している。
日本が戦争を仕掛けなければ、ほとんどの国民は死ななかったのです。
こんな簡単な理屈がどうして分からないのでしょう。
自民党にはこんなのが多いです。
長文乱文失礼しました。


さっそく、つぎのような返信メールを頂きました。

まだ「普通の歴史」が大東亜戦争まで行っていないので、確たることは言えないのですが、ご見解を参考にさせて頂きます。ありがとうございました。
武田