平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

福島の子どもを殺すな(7)

2011-04-30 00:43:09 | 原発震災
福島の上に放射能という爆弾が投下されている。
敵は子どもをピンポイントで狙っている。
大人たちは、子どもを敵から守らなければならない。
敵は、東電だ。経団連だ。官邸だ。文科省だ。農水省だ。自治体だ。
これらの敵から子どもを守るのは、まず親だ。つぎに教師だ。
日教組はなぜ立ち上がらない。子どもを戦場に送るなと叫んでいたのはだれだ。
福島はまさに戦場じゃないか。今立ち上がらないでいつ立ち上がる。

福島の子どもを殺すな(6)

2011-04-30 00:29:29 | 原発震災
文科省は、内部被曝の影響が考慮されていない出鱈目の数値3.8μSv/hを暫定規制値に設定し、
さらにこんなことまで言っている。

>放射能のことを必要以上に心配しすぎてしまうとかえって心身の不調を起こします
http://www.pref.fks.ed.jp/sinsai/advice/rikai.pdf(放射能を正しく理解するために-教育現場の皆様へ-)

過剰に心配するなとは何たる言い草か。
経験のないこと対して細心の注意を払うのは、当然ではないか。

福島の子どもを殺すな(5)

2011-04-30 00:23:44 | 原発震災
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1305173.htm
(文部科学省|福島県内の学校の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について)

引用ここから

また,児童生徒等の受ける線量を考慮する上で,16時間の屋内(木造),8時間の屋外活動の生活パターンを想定すると,20mSv/年に到達する空間線量率は,屋外3.8μSv/時間,屋内(木造)1.52μSv/時間である。したがって,これを下回る学校では,児童生徒等が平常どおりの活動によって受ける線量が20mSv/年を超えることはないと考えられる。さらに,学校での生活は校舎・園舎内で過ごす割合が相当を占めるため,学校の校庭・園庭において3.8μSv/時間以上を示した場合においても,校舎・園舎内での活動を中心とする生活を確保することなどにより,児童生徒等の受ける線量が20mSv/年を超えることはないと考えられる。

ここまで


屋内(木造)の空間線量率1.52μSv/時間は、屋外(3.8μSv/時間)の40%を見積っているようだ。
1日のうちで8時間は屋外、16時間は屋内、それを1年間に換算すると20mSv/年になる。

(3.8μSv/時間×8時間+1.52μSv/時間×16時間)×365日=19973μSv/年≒20mSv/年

実に雑。いかにも役人好みの計算だ。
20mSv/年には、文科省の役人が明言しているように、内部被曝が考慮されていない。

福島の子どもを殺すな(4)

2011-04-30 00:17:32 | 原発震災
子どもの安全基準、根拠不透明~市民の追及で明らかに(後編)


動画後編11分43秒から

司会者>
それから、空間線量だけですね、今回の20ミリシーベルトについては。これが内部被曝については考慮していないという、この基準はそれでよろしいですか?

文科省役人>
今回の基準につきましては空間線量についてでございます。

司会者>
なぜ内部被曝については考慮しないんですか?

文科省役人>
内部被曝の問題につきましては、お子さんがたが、どういう、例えば外をですね、走ったりというようなことで、どのくらい内部被曝の影響が生ずるかということについて、シミュレーションをした結果、ほとんど寄与するものがないということで、今回の基準については入っていないというふうに伺っております。

司会者>
シミュレーションをして内部被曝の危険はないとこう仰いましたね。そのシミュレーションは、いつどこでやったのかその内容を公表していただけますか?

文科省役人>
それにつきましては持ち帰らせて…

司会者>
そのシミュレーションはどこがやったんですか?

文科省役人>
それにつきましても…

司会者>
それくらいは答えてください。

文科省役人>
私としてもそういうふうに伺っているので、それにつきましては改めてきちんと回答いたします。

質問者>
福島県産の野菜や牛乳や食べ物はもう県外では売れないんですよ。それを福島県の子どもたちの学校給食に使うんですよ。それを考慮しないで決めたんですか?ふざけないでください。どうやって決めたんですか。ちゃんと文書で回答してください。

司会者>
野菜とか食べ物は入っているのですか?そのシミュレーションの中に。

文科省役人>
その詳細につきましては、私も存じ上げておりませんので、もち帰らせていただいてきちんとお答えするようにいたします。

司会者>
でもね、これは本当に重要な問題ですよ。空間線量だけで内部被曝の問題について何も考慮しいていないと、こういうことでしたね。それについてはシミュレーションをやったから大丈夫なんだと。それが、土埃を吸うというかたちでの内部被曝や野菜なんかを食べるかたちでの被曝、このようなものについて、少なくともそのシミュレーションが考慮しているのかどうか、それくらい分かるんじゃないですか?どうなんですか。

文科省役人>
たいへん申し訳ありませんけれども、私は今お答えできないので、持ち帰らせていただいて…

(会場騒然)

福島の子どもを殺すな(3)

2011-04-30 00:15:47 | 原発震災
動画前編48分から

質問者>
1ミリシーベルトと20ミリシーベルトの幅、それはですね、1ミリというのは安全側に配慮したもの、20は危険側に配慮したもの、その幅ですよね。今まで、安全委員会も、厚生省も、労働基準局も、すべて安全側の選択をして、政策をとってきたはずです。原子力の安全をPRする時もそれでやってきたはずです。ところが、今回、文部科学省は危険側を選択したんです。そうじゃありませんか?今までとがらっと変えたんです。子どもたちには危険側を選べと強制したんです。

司会者>
お答えください。

文科省役人>
今の点につきましては、先ほどからちょっとご説明させていただいておりますけれども、まずその、住むこと自体が危険であるというところにつきましては、既に避難区域が別途設定されております。また、緊急時避難準備区域、それから、計画的避難区域も設定されることになっておりますので、そちらの方で、まず避難をしていただくということに政府としてはなっているというふうに認識をいたしております。で、それ以外の区域につきまして、学校をどのように利用するかということについては、まだその緊急事態・事故が完全に収束をいたしているわけではないわけですけれども、その事故収束後の基準である1から20ミリシーベルトと、緊急時の状況における基準である20から100ミリシーベルトの接点とは20ミリという数値で問題はないというご助言ご指示をいただいているということで、そこを設定している認識をもっております。

(会場騒然。「自分でしゃべっていておかしいと思うでしょう」という声があがる。失笑が漏れる。)

福島の子どもを殺すな(2)

2011-04-30 00:08:23 | 原発震災
動画前編28分20秒から

質問者>
20ミリシーベルトはどういうプロセスで決めたのですか?

文科省役人>
今回、そもそも、福島県内の学校の校舎・校庭等の利用判断における暫定的な考え方をお示しすることにつきましては、まず福島県のほうからご要請が政府のほうにありまして、福島県のほうで福島県内の小中学校につきましてモニタリングをしていただいて、そのあとに文部科学省のほうでも詳細なモニタリングを追加にしたと、そのデータを原子力災害対策本部、原子力安全委員会のほうにお送りをしてそちらの見解をお伺いをして、それを受けたかたちで、一昨日になりまして、当省のほうから通知をださせていただいたということでございます。

質問者>
原子力安全委員会は何回開かれてどういうメンバーだったか、いつ決まったのか、ということをもうすこし詳しく説明してください。

原子力安全委員会事務局>
4月19日に原子力災害対策本部から原子力安全委員会に対して、助言要請がございました。これは福島県内の学校の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について、これは重要事項ですね、いただいております。そこでその中で原子力委員会のほうで、会議自体は開催されておりませんが原子力委員会…

司会者>
原子力委員会?原子力委員会は推進…

原子力安全委員会事務局>
すみません、原子力安全委員会でございます。原子力安全委員会といたしましては、事前にお話をいただいていたということもございまして、実質的に十分な打ち合わせをさせていただきまして、原子力安全委員会としての総意として意思決定をして、19日の16時に原子力災害対策本部に助言しております。

司会者>
じゃあ確認しましょう。4月19日の14時に国の対策本部からこれについての助言がきたと、そして安全委員会として、それについてさしつかえないと、20ミリシーベルトと、その回答を出されたのが16時、だから言われて2時間でまず了承を出したということですかね。

原子力安全委員会事務局>
約2時間でございますが、事前にどういう方向でやるかと言うことについてはお話をいただいて、事前に打合せ等も…

司会者>
安全委員会は、これについては開かれていないと、いうことですか?

原子力安全委員会事務局>
安全委員会としての会議は開かれておりません。

司会者>
安全委員会としての会議を開かずにどうやって助言を出したのですか?委員長の了解のうえですか?

原子力安全委員会事務局>
いいえ、総意のもとでございます。原子力安全委員会には今全部で5名…

会場から>
メールによる稟議ですか?

原子力安全委員会事務局>
ほとんどの委員の方がその、同じ、あれっ、えっと、ちょっと待って…、あの公式の会議は開いておりません。

司会者>
なぜ公式の会議を開かずにこういう重要なことについて、問題ないなんて出すんでしょうか。なぜですか?

会場から>
持ち回り閣議だって正式な会議だぞ。文書に残ってないんですか。闇会議ですか。

司会者>
時間がないので早く答えてください。

原子力安全委員会事務局>
あっ、ちょっとそこは、私、その…

会場から>
その会議の議事録を公開しなさい。

司会者>
どうやって決めたんですか?さしつかえない、と。議事録はあるんですか?

会場から>
持ち回りの議事録があるんだろ?ないのかよ。

原子力安全委員会事務局>
そこは、私は、承知をしておりませんので、

司会者>
だからどうやって決めたんですか。正直にお願いします。

会場から>
ないんだろ?総意なんてうそだろ?

原子力安全委員会事務局>
それぞれ打合せ等があったものと思っておりますが…

(会場騒然)

福島の子どもを殺すな(1)

2011-04-30 00:00:01 | 原発震災
子どもの安全基準、根拠不透明~市民の追及で明らかに(前編)


要旨の引用

福島老朽原発を考える会をはじめ3団体の呼びかけで21日、文部科学省が児童の放射線許容量を年間20ミリシーベルトとする安全基準を出したことに関して、その数値を撤回するよう交渉を行った。出席した文部科学省と内閣府原子力安全委員会の担当者は、ほとんどの質問に対して回答することができず、子どもの安全基準の根拠が不透明であり、きちんとしたプロセスがとられていない可能性があることが明らかとなった。

交渉に出席したのは、文科省のスポーツ青少年局学校健康教育課や原子力安全委員会事務局などの係長クラス4人。文科省の担当者に対して、主催者側から「20ミリシーベルトが放射線管理区域よりはるかに上回るレベルであることを理解しているか」との質問に対し、「個人的に、放射線管理区域は存じていない」と回答。管理区域の線量レベルが年間-5ミリシーベルトであり、労働基準法上18歳以下が働いてはいけないことになっていることや、20ミリシーベルトは原発労働者が白血病になった際、労災認定されるレベルで-あることなどを知らなかったことから、会場からは「そんなことを知らずに決めていたのか」との声があがり騒然とした。
  
また、20ミリシーベルトという安全基準を誰が決めたのかとの質問に対し、内閣府原子力安全委員会の事務局担当者は、19日に内閣府原子力安全委員会が「問題なし」と決定し、助言したと回答。しかし、5人の委員が会合を開いた事実はなく、また議事録も見たことがないという。更に、国の設定した20ミリシーベルトには食物などや土ホコリなどによる内部被ばくなどは含まれてないことも判明し、再び会場は騒然とした。
 
1時間半近くにわたる政府交渉の結果、市民からは、子どもたちは既に校庭で遊び初めており、一刻も猶予がないとして、(1)20ミリシーベルトの基準を撤回して欲しい(2)少なくとも、20ミリシーベルトを安全とする根拠や審議の過程等が示されるまでは、20ミリシーベルトを撤回して欲しい、との提起がなされた。これに対し、政府交渉の調整にあたった福島瑞穂事務所は、すぐに入手可能な回答は今日21日の夕方までに、また新たに検討すべき回答は明日22日の午前10時までに回答を得るようにすると確約、政府交渉は終了した。制作:OurPlanet-TV

ここまで

無政府状態の日本

2011-04-06 12:14:21 | 原発震災
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000347-yom-soci
(妊婦と乳幼児、村外避難へ…飯舘村が独自方針)

引用ここから

福島第一原発事故で村内の一部が屋内退避区域(福島第一原発から20~30キロ圏内)となっている福島県飯舘村は、近く村内の妊婦と乳幼児を一時、村外に避難させる方針を決めた。
妊婦と3歳以下の乳幼児(付き添いは保護者1人まで)が対象。50人程度を見込み、滞在費を負担する方向で県と調整している。避難先は、福島市内の温泉宿泊施設などが候補にあがっており、準備ができ次第希望者を募る。
同村は、大部分が屋内退避圏外だが、村内の小中学校などの敷地内で3月28日、大気中の放射線量が1時間あたり13・2~17・7マイクロ・シーベルト観測されており、村民に安心感を与えるため、村独自の措置として行うことにした。

ここまで

菅、枝野、恥を知れ!!
政府が動かないから、自治体が独自に動かざるを得なくなる。
この国は無政府状態だ。

与党でも野党でもだれでもいい。
菅を引きずりおろせ。
こいつらには、国民を守る意思は寸毫もない。
政府を信じてはいけない。
「直ちに影響がない」とは「大変影響がある」という意味だ。
「冷静に行動して下さい」とは「急いで行動して下さい」という意味だ。
政府からの情報は真反対に解釈しよう。
ネット情報を頼りに、自分の命は自分で守るようにしよう。

放射性物質が西日本に飛来する

2011-04-04 18:49:47 | 原発震災
4月4日。今日の広島は空気が澄んで気持ちが良い。いつもは中国からの汚染物質の飛来のために、どんより濁っているのだが、今日は違う。遠くの山まではっきり見える。すこぶる爽快。ところで上空の風はどのように流れているのだろう、と思い、風向を調べてみた。なんと、東風が吹いている。福島原発から放射性物質が飛んでくる。私のような老人はよいけれど、乳児や幼児には対策が必要かもしれない。

ドイツ気象局は、放射性物質の移流拡散を次のように予測している。
http://www.dwd.de/wundk/spezial/Sonderbericht_loop.gif