平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

日本人はワーッとなる

2019-08-30 10:44:40 | その他

日本人はワーッとなりやすい。
ワーッとなってみんな同じ方向を向いて同じ行動をとる。
何も考えないのでそれをおかしいと思わない。
日本人にはそういうところが昔からあります。
ワーッとなる日本人の習性は人間というより蛆虫のそれに近い。
つぎの画像をみてください。まるで赤い蛆虫の群れですよ。

気もち悪いですよね。
野球の本場アメリカでは絶対に見ることのできない光景です。
アメリカだけじゃなく、韓国でも台湾でもこんなことをする野球ファンはいないでしょ。

いま、国を挙げて韓国叩きをやっています。
私はTVをあまりみないので詳しくは知らないのですが、ワイドショーは酷いらしいですね。
八代や武田や東国原などはもともとゴロツキなのでまあしかたないとしても、
良識派を売りにしていたコメンテータや評論家までほぼ全員が喜々として韓国攻撃に参加しています。
NHKをはじめ各メディアが一斉に煽っているので、これはもう止まらないかもしれませんね。
このままいくと韓国人狩りが起きますよ。関東大震災のときのようにね。
日本人は本当にやるんです。赤い蛆虫の画像をみたらわかるでしょ。
ワーッとなると善悪の見境なくなんでもやる。それが今も昔も変わらない日本人の習性です。

皆さんは本庄事件を知っていますか?
北関東にお住まいの人はご存知かもしれません。
関東大震災の際に、東京での朝鮮人狩りから逃れてきた人たちを一般市民が集団で襲って虐殺した事件です。
本庄市だけでなく、熊谷市でも藤岡市でも同様の一般市民による朝鮮人に対する虐殺が起きました。
読む・考える・書く」から引用します。キーを打つのが辛いので画面をキャプチャーしました。


この事件は大正デモクラシーと呼ばれた比較的平和な時代に起きました。
しかも、虐殺を行ったのは一般市民です。軍人じゃないです。
平時における一般市民でもこんなことをするのだから、
日中戦争において日本軍が中国の民衆に対して何をしたかわかるでしょう。
日本人はワーッとなると善悪の見境なくなんでもやってしまうんです。
私たちはそのことをいつも自覚していなければならない。
忘れるとまたやってしまいますよ。

追記

関東大震災虐殺事件について詳しく知りたい人はこちらをどうぞ。


幻の絶妙手

2019-08-29 06:50:51 | 将棋

局面は本田四段が8一にいた銀を下げて7二に成ったところです。
ここでは7一金打が絶妙手で、成銀と飛車が動けません。
こんな手を指されたらアマチュアでも戦意を失くして投了するはずです。
でも、佐々木五段の指した手は5二銀打。見えなかったのですね。


流体力学と複素解析

2019-08-28 08:57:29 | 数学

この本は名著です。
私の座右の書で、これまで繰り返しボロボロになるまで何度も読んできました。
3月に現役を退いて自由(暇)になったのでまた読んでいます。
今井先生は複素関数と流体力学の関係について次のように述べています。

流体力学の色々な問題に関数論を利用しているうちに、
いつしか’渦無し流れ’が’正則関数’そのものではないかという気がするようになった。
それは、渦無し流れを支配する方程式が正則関数を条件づけるコーシーリーマンの
関係式と一致することから当然なのであるが、ふつうは、この一致によって正則関数論
の成果が流体力学に応用されるというように考えられている。
筆者は
むしろ、’渦無しの流れは正則関数のグラフである’と考えたい。
これによって、
関数論の諸定理の意味が直観的につかみやすこなるのである。

’渦無し流れは正則関数のグラフである’は大きなヒントですね。
このような観点で流体力学を学べば複素関数論がよく理解できるようになるし、
複素関数論が直観的にわかるようになれば、流体力学の理解はさらに深まります。

(つづく)




韓日軍事情報協定「状況により破棄検討の可能性も」(2019.07.31)⇒破棄確定(2019.08.22)

2019-08-25 08:57:34 | 安倍晋三

 追記 2019.08.25

「韓国が一方的にGSOMIAを破棄した」と猫も杓子もワーワー叫んでいるが、
日本人がいくら歴史修正が好きだといってもほどがある。1ヶ月も経っていないぞ。
韓国は破棄の可能性についてはっきり言ってるじゃないか。

北朝鮮は米韓演習終了後にミサイルを発射したが、これも予想どおり。
トランプの許可をもらったのでこれからどんどん飛んで来るんじゃないかな。
日本向けなのでこんどは領海にも届くでしょう。
そうなったら、またビックリしてあたふたするんだろうな。


初回 2019.07.31


【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官は30日、韓日の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の延長に関して
状況の展開によって(協定破棄を)検討する可能性もある」と明らかにした。

康氏はこの日午前、国会外交統一委員会の全体会議に出席し「政府は現在さまざまな状況について見守っており、
現時点では協定を維持する立場だ」とした上で、このように述べた。 
また、政府がすぐにでもGSOMIA破棄の意志を明確に公表すべきだとする野党「民主平和党」議員の要求に対しては、
「政府の意志は固く、確実だ」とした上で、「ただ、韓国政府の立場を状況によっていつどのように伝え、発表するかは戦略的思考が必要だ」と答えた。
軍事情報包括保護協定は韓日が北朝鮮の核・ミサイル関連情報などを共有するために締結したもの、2016年11月に発効。
効力は1年で、効力が切れる90日前に両国どちらかが協定を破棄する意思を通告すれば終了する。
8月中旬までに破棄を通告しなければ自動的に1年間延長される。
康氏はまた、日本の輸出規制強化が不当な措置であることは明らかだとし、「政府もこの措置に報復の性格があると規定した」と説明した。
日本が安全保障上の友好国として輸出上の手続きを簡素化する「ホワイト国」から韓国を除外する可能性が提起されていることについては、
「ホワイト国除外の決定が持つ重大性を持続的に日本に説明している」と述べた。

たぶん近いうちに北朝鮮のミサイルが飛んで来るだろう(もちろんアメリカの了解を得た上で)。
論理の整合性が一切通用しない中学生安倍にアメリカも手を焼いている。
言うことをきかない中学生は脅すのが一番。

追記

(ノ∀`)アチャー、もう撃ったの?

 

追記 2019.07.31

ほらね。韓国、北朝鮮、アメリカは裏でつながっている。日本は包囲されている。
日本はアメリカのATMだから、表立って韓国の味方になることはできないけれど、内心は苦々しく思っているんだろう。

 

追記 2019.07.31

防衛省、「ただちに砲」で反撃
2年前は、日本領空の遙か上を飛行したのにJアラートを鳴らし、国民にゴキブリ姿勢をとらせた。

 

追記 2019.07.31


菅が「そのような事実はない」と言ったのなら「そのような事実があった」のだろう。


福島第一原発は津波が来る前に壊れていたか?(2)

2019-08-17 18:54:17 | 原発震災

文芸春秋9月号,pp172-pp173

開示されたデータを分析したところ、過渡現象記録装置は、地震発生後、プラントの全計測データを百分の一秒周期で収集し、
計算機内に保存していました(一号機の場合で十分間)。
次ページのグラフを見てください。横軸は「時間」、縦軸は「時間当たりの炉心に流れている水の量」を表しています。

福島第一の原子炉圧力容器は、沸騰水型(BWR)で、炉心の中を水が流れ、核燃料を除熱します。
この炉心を冷却する水が、安全性を保つ役割を果しているのです。
グラフを見ると、地震が来る前は「一万八千トン/時」で水が流れていました。
そして十四時四十六分に地震が発生し、原子炉が自動停止すると、放物線を描いて流量が下がっています。
次に電源喪失によって計測値はいったんマイナスになっています。
これ自体は、計測指示計の設計上生じることで、問題はありません。
その後、数値はスパイク(瞬間的に上昇)して一旦上がっていますが、一分三十秒前後から炉心流量はゼロになっています。
BWRでは、水が原子炉圧力容器内で「自然循環」していれば、電源喪失でポンプが止まっても、
炉心の熱を約五十%出力まで除去できる仕組みになっています。
「自然循環」は、BRWの安全性を保障する極めて重要な機能を担っているのです。
逆に言えば、「自然循環」がなくなれば、BWRは危機的状況に陥ります。
「自然循環」による水流がなくなると、
炉心内の燃料ペレット(直径・高さともに一センチ程度の円筒形に焼き固めた燃料)が入っているパイプ(燃料被覆管)の表面に「気泡」がびっしり張り付きます。
この「気泡」が壁となり、熱を発している燃料被覆管と冷却水を隔離してしまい、冷やすことができなくなり、次々に燃料が壊れてしまう。
これを「ドライアウト」と言います。
過渡現象記録装置のデータを解析して分かったのは、地震の後、わずか一分三十秒後に「ドライアウト」が起こっていた可能性が高い、ということです。
ではなぜ「自然循環」が止まってしまったのか。
私が分析したデータや過去の故障実績を踏まえると、
圧力装置につながる細い配管である「ジェットポンプ計測配管」の破損が原因である可能性が極めて高い、と考えられます。
また事故当時、運転員が「自然循環」の停止を検知できた可能性は極めて低かったと言えます。
というのも、運転手順書には、「地震時に『自然循環』の継続と『炉心流量』を確認する」とは明記されていないからです。
つまり、「運転員の過失」というより、「設計・構造上の欠陥」なのです。
いずれにせよ、津波の第一波が到達したのは地震の四十一分後の十五時二十七分ですが、そのはるか前に炉心は危機的状況に陥っていた、ということです。
「想定外の津波によりメルトダウンした」という東電の主張は、極めて疑わしいのです。

(つづく)

ジェットポンプ

 

K-NET広野で観測された加速度波形

著者の木村さんは、メルトダウンの原因は地震動によるジェットポンプ計測配管の破損だと言っています。
そして、その証拠として炉心流量と時間の関係のグラフを示しています。

でも、どうなんでしょうね。
木村さんの推理は面白いのですが、炉心の中のことなので目視で確認できないですよね。
それと、炉心流量と時間の関係のグラフだけでは証拠としては弱いです。
ジェットポンプがカンチレバーになっているので地震動を受けて固定端に大きな曲げが発生するだろう、ということなのですが、
配管の内部と外部が水で満たされていれば水の質量は関係なくなり、曲げを発生させる荷重は配管の質量による慣性力だけになります。
これは大きなものじゃないと思います。

木村さんの推理が合っているかどうかは別にして、あのグラフは面白いです。
電源喪失(A)が発生したとき、どのような揺れが起きていたかをみてみます。
上の加速度波形は福島第一原発に比較的近いK-NET広野で観測されたものです。
NS波について見ると、14時48分18秒で最大値になっています。
この時刻は電源喪失(A)の時刻(14時48分25秒)にほぼ一致しています。
揺れが大きくなった時刻に何かが壊れたのはたぶん間違いないと思います。

炉心流量と時間の関係のグラフに加筆しました。
電源喪失(A)の直前では炉心内の流量は5000t/hでした。
給電が生きていたので、この値は強制循環と自然循環の和であると考えられます。
電源喪失(A)後は、強制循環がないので自然循環だけになって一定値に落着くはずですが、
グラフではゼロになっています。
したがって、電源喪失(A)直後に自然循環を失ったとする推理は妥当であると思います。
では、なぜ自然循環を失ったか?
そこがポイントですね。


(つづく)

ジェットポンプの曲げ応力を大まかに求めてみます。
ジェットポンプは等断面で、地震時慣性力は上から下まで一定であるとします。
大雑把な計算式ですが、固定端の曲げ応力度の算定式は次のようになります。

固定端の曲げ応力度は自由端の変位に比例します。
自由端の変位応答スペクトルはつぎのとおりです。

(つづく)


素人さんが木村さんの言うことを真に受けて拡散しているが、やっぱり主因は津波ですよ。
原子炉の中の配管が破損したというのは推理としては面白いけれど、構造力学的にみて、
少し無理があると思います。なにより証拠がない。
検証できないことを真実であるかのように言いふらすのはよくないです。