平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

勇者よ胸を張れ

2016-10-30 08:56:48 | ニュース


限られた戦力のなかで選手と監督は最善を尽くし立派に戦った。
広島カープは広島市民の誇りである。
弱点を強化してもう一度ファイターズと戦いたい。
最後に、日本ハムファイターズ優勝おめでとう。

三浦スペシャル炸裂

2016-10-29 08:13:37 | 将棋
三浦スペシャルの威力は凄まじい。渡辺竜王に続き二番目の犠牲者が出た。畠山七段だ。
10月27日に行われたB1級順位戦(糸台対畠山戦)で、
糸谷八段は、先のA級順位戦(三浦対渡辺戦)で三浦九段が指した4五桂跳ねを採用し、添付図の局面になった。
三浦対渡辺戦と同一局面である。



対三浦戦では渡辺竜王はここで4四歩と指し、以下一方的に攻められ敗れた。
畠山七段は「渡辺竜王の轍は踏まじ」と、技巧の推奨手4二角打を採用した。
しかし、その甲斐なく一手違いにもさせてもらえず無残な敗北を喫した。
研究手順に嵌るとこんなひどい目にあうのだ。

4五桂から7一角打、5三桂不成の一連の手順は三浦九段が技巧を使って発見したと思われるが、
それは三浦九段の研究成果であり、カンニングとは無縁のものだ。
素晴らしい手順の発見は、褒められこそすれ不正の誹りを受ける謂れは全くない。
考えてもみるがいい。
A級棋士が順位戦で事前に何の研究もせずに対局に臨むだろうか。
何も準備もせず出たとこ勝負でスマホのリモート操作で得たソフトの推奨手を頼りに指し続ける棋士などいるはずがないのだ。
三浦九段は求道者の異名をもつほど人一倍研究熱心な棋士として知られている。
4五桂からの手順は三浦九段の研究範囲であったはずだ。
研究ツールとして技巧を使ったかもしれないがそれはルール違反ではない。
技巧を使った研究はほとんどの棋士が行っており、ソフトに頼る研究はいまや常識なのだ。

次図をみて頂きたい。糸谷対畠山戦の投了図と評価値の推移である。
評価値推移は右肩上がりであり、途中から急勾配になり最後はオーバーフローしている(目盛の最大値が±2500なので)。
研究手順に嵌ったら一方的な展開になりやすい、それだけのことだ。
カンニング疑惑など見当違いも甚だしい。



次に、三浦対渡辺戦の投了図と評価値推移をみる。
一方的な展開であるが、糸谷・畠山戦に比べると、評価値グラフの勾配が緩やかであり、デコボコの少ない滑らかな曲線になっている。
それは、渡辺竜王が疑問手や悪手を指さなかったからであろう。



渡辺竜王は研究に敗れたのだ。
三浦九段の研究手順に嵌ったために敗れた。渡辺竜王はそれを素直に認めるべきである。

余談であるが、一致率なる何やら得体のしれない指標がカンニングの根拠に使われているが、
こんなものをいくつ集めても何の足しにもならない。
理系の仕事をしている者はこのようなよくわからない代物は端から相手にしない。
一致率を有難がる連中はたいてい文系だろう。

未知の断層?

2016-10-23 13:35:15 | 地震
http://mainichi.jp/articles/20161023/k00/00m/040/057000c
政府の地震調査委員会は22日、臨時会を開き、鳥取県中部の地震は「これまで知られていない長さ10キロ以上の断層がずれて起きた」とする見解を示した。 
調査委は今年7月、中国地方の活断層を対象に、今後30年以内にマグニチュード(M)6.8以上の地震が起きる確率を公表。
同県など北部区域の確率を40%と高く算定していた。
北部区域にはM7以上の大地震を起こす恐れがあるとされる長さ20キロ以上の主要活断層はないが、
M7級の鳥取県西部地震も同様に地震前に断層の存在が知られていない場所で起きた。
委員長の平田直・東京大地震研究所教授は「地表に活断層が現れていなくても、被害を及ぼす地震が起こる可能性は全国どこでもあるが、
中国地方の北部区域はその典型的な例といえる」と話した。【飯田和樹】


未知ではない。
政府の地震調査委員会が無知なだけ。
2002年9月16日に同じ場所でM5.3の地震が起きている。
同じ場所で過去何度も地震が起きているので、ここに活断層があるのは前からわかりきったことだ。



■ 震源
北緯  35.4度
東経 133.8度
深さ   10.0km

2016年10月21日の地震と同じ震源

■ K_NET倉吉の揺れ
NS  174.3gal
EW 79.1gal
UD 47.7gal
3成分合成 183.0gal
震度 計測震度4.04 震度4

■ 加速度波形


■ 加速度応答スペクトル







鳥取県中部の地震

2016-10-21 15:53:46 | 地震


9月28日の3連発地震は今回の地震の前駆活動だったのかもしれない。
これからさらに大きな地震が起きる可能性も考えられる。

■ 震源の比較

・10月21日の地震

北緯  35.4度
東経 133.9度
深さ 10.0km

・9月28日の地震

北緯  35.4度
東経 133.8度
深さ 10.0km

同じ場所で起きている。

■ K_NET倉吉観測点の揺れ

NS   732.2gal
EW   1381.4gal
UD   386.8gal

3成分合成 1494.1gal

震度 計測震度5.80 震度6弱

加速度波形



加速度応答スペクトル


将棋連盟必至、もはや受けなし

2016-10-20 10:02:20 | 将棋


日本将棋連盟の棋士はそろいもそろってなぜこんなにバカなんだろうか。
将棋はずいぶん先まで読めるのに今回は(伊藤さんの件を含めると今回も)1手先も読めていない。
竜王戦は予定通り三浦九段で行くべきであった。
文春や新潮が何を書いても、①証拠不十分、②竜王戦はソフト使用できないよう万全の対策を講じて臨む、と言えば何事も起きなかったはずだ。
しかし、証拠不十分でありながら三浦九段を出場停止処分にしてしまった。大悪手である。
三浦九段は名誉も社会的信用もすべて失ったのだ。無事に収まるわけがない。
さらに、渡辺の大暴走である。よくもこれだけ悪手を連発できるものだ。ある意味感動的だ。
渡辺は三浦九段との直近三戦で全敗し、特に10月3日の順位戦で惨敗したので、相手がソフト指しをしていると確信し連盟幹部に直訴した。
そして、谷川、羽生らは事態を重大視し、読売新聞への配慮から挑戦者を据え替えた…。
六枚落の初心者でも指さないような大ポカである。スポンサーに気を遣っているようで結果的にスポンサーの顔に泥を塗っているのだ。
考えてもみるがいい。
「直近三戦で全敗した、だから技巧を使っていると確信した」では、竜王よりもフリーソフト(技巧)の方が圧倒的に強いことを
対戦した当人が実体験を通じて証明したことになるではないか。
読売は、なぜ連盟に三億円もの大金を支払っているのだ。
竜王が「オレよりフリーソフト(技巧)のほうが強いモンね」と言い、連盟幹部もそれを認めたら、読売は立つ瀬がない。
読売は早晩連盟との契約を解除するだろう。
そもそも、新聞に将棋欄は不要なのだ。要らないと思いつつも惰性で継続していただけなのだ。
読売が契約解除を行えば、他紙は雪崩を打って読売にならうだろう。
将棋連盟は頓死筋に嵌ってしまった。破滅への流れを止めるのはもはや不可能だ。
自業自得であるから仕方ないが、すこし気の毒な気もする。

追記

週刊文春2016年10月27日号より抜粋

渡辺竜王が続ける。
「竜王戦七番勝負が始まってから疑惑が公になれば、シリーズは中断される可能性が高いと考えました。
それだけでなく、タイトル戦を開催する各新聞社が“不正“を理由にスポンサー料の引き下げや、タイトル戦の中止を決めたら連盟自体の存続さえも危うくなると思ったのです。
そんななかで最悪のシナリオは『疑惑を知りながら隠していたという事が発覚する事だ』と判断しました」
渡辺竜王は内部告発の覚悟を決めた。


わっはっは、藪をつついて蛇を出し、毛を吹いて傷を求め、飛んで火に入る夏の虫か。いやはや、ちゃんちゃらおかしくって臍が茶を沸かすぞ。
渡辺という男、天然記念物級のバカである。馬鹿野郎の口車に乗って、軽はずみな処分を下した執行部も同じようなものであるが。
スポンサーにとって不正疑惑など痛くも痒くもないのだ。
真に痛いのは、竜王よりも只で手に入るソフトの方が強いという事実、が世の中に知れ渡ることだ。そのときが将棋連盟の最期だ。

ponanza優勝

2016-10-10 20:45:41 | 将棋


去年の電王戦バージョンに9割勝つのだそうです…

追記

叡王戦、誰が勝ちあがっても悲惨な戦いになる。
ポナとの対局はアラスカヒグマと素手で闘うようなもの。
肉を食いちぎられ骨を粉々に砕かれるだろう。
私はコンピュータ将棋のファンであり、一刻も早い将棋連盟の解体を願うものだが、
残酷な見世物などみたくもない。
羽生三冠が挑戦者にならないことを切に願う。

ところで、羽生理恵さんは文章うまいな。
140字の中に紡がれる言葉はとても美しい。
コピー↓もたいへん上手。