平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

第3回電王戦―腐敗しきった将棋連盟―

2013-08-23 12:53:16 | 将棋
ひふみんファンの皆様、コンピュータ将棋ファンの皆様、そして将棋連盟の解体を心から望んでおられる皆様、こんにちは。
昼休みのひと時、いかがお過ごしでしょうか。社弁は美味いですか?
さて、今日は社弁のお話ではありません。将棋連盟が卑劣千万なので書かずにいられないのです。
将棋連盟は谷川会長を筆頭に腐った奴らの集まりだ。まともな棋士はひふみんしかいないのか



すみません、怒りが爆発してしまいました。冷静になりましょう。そうしましょう。
先日第3回電王戦に関する記者会見が行われ第3回電王戦の概要が発表されました。
それは耳を疑うようなものでした。何から何まで、将棋連盟有利に仕組まれていたからです。
記者会見の内容を要約するとつぎのとおりです。

<第3回電王戦記者会見要約>
①5対5の団体戦
②出場ソフトは11月の予選で決める
③棋士の大将は屋敷九段(現A級、タイトル歴3期)
④残り4人は選定中、屋敷九段と同世代も含まれるかもとのこと
⑤タイトルホルダーと王将戦・棋王戦・名人戦の挑戦者は出ない
⑥持ち時間は未定(4時間をベースに検討)
⑦対局会場は未定
⑧時期は来年の春
⑨予選でも電王戦でも全てのソフトは同じハードで行う
ハードは主催者が指定する。クラスタではなく1台
⑪OSは自由
ハード・ソフトの本番環境を電王戦棋士に貸し出す
貸し出してからはバージョンアップせず、貸した出した環境と全くおなじ環境で電王戦を行う


将棋連盟は今年と同じルールで行うと誰が出場してもソフトに勝てないので、棋士に有利になるようルールを一方的に改変したのです。
クラスタはいけないとか、ソフトを貸し出せとか、極めつけは貸し出したソフトのバーションアップの禁止です。
ここまであからさまにやると、怒りを通り越して笑っちゃいますね。将棋連盟にプライドはないのか、そこまでして勝ちたいのか
第2回電王戦で唯一勝利した阿部光瑠四段は、対戦相手の習甦を借り受け、習甦の癖を徹底的に分析し勝利を収めました。それと同じことをやろうという訳です。
これは例えて言えば「試験前に試験問題を見せろ、見せたあと試験内容を変えてはいけない」という要求です。それとほとんど変わりません。
こんな非常識な言い分が通用するのは将棋連盟だけでしょう。将棋連盟がいかに非常識な団体であるかは、明石市で花火大会事故があったとき、
マスコミが「将棋倒し」と表現したことについて、二上達也将棋連盟会長が「将棋倒し」の表現を使用しないようマスコミ各社に要請したことからもわかります。
彼らの社会常識は一般人以下なのです。
将棋連盟の収入源の大部分は新聞社です。棋士がソフトに負けつづけると、棋士の存在意義がなくなり、そのうち契約を打ち切られるかもしれません。
彼らはおそらくそのことを心配しているのでしょう。でも、そうなるとしてもそれは時代の流れで、仕方のないことです。
自動車が普及すると人力車はなくなります。橋ができると連絡船はなくなります。技術の進歩には勝てないのです。
大河の流れを堰き止めようと思っても止められるものではありません。
棋士という職業はそのうち消えてなくなるでしょう。私はこのことを12年前に米長HPの掲示板に書き込み、掲示板を炎上させたことがあります。
そのとき私は掲示板の住人から袋叩きに遭ったのですが、12年後のいま図らずも私の予言が的中しつつあります。

さて、陰湿な将棋連盟とは対照的に、ponanza開発者の山本一成氏は、どこまでも爽やかです。そして、やる気満々です。
私は彼を応戦します。がんばれ山本、がんばれponanza、将棋連盟なんかに負けるな。