tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

この巣の主は?

2012年04月19日 15時56分38秒 | 環境
この巣の主は?



 一昨年でしたか、「小鳥の巣箱をかけよう」という運動があって、私も参加し、巣箱を一つ作りました。それからタオルの入っていた木箱を改造してもう1つ巣箱を作り、2つとも庭のに木に架けました。

 巣箱づくりの専門家の方のお話では、
 「わたくしたち人間の感覚では、こんな巣箱は小鳥にとって最高の環境なので、すぐ入ってくれるかと思いますが、小鳥には小鳥の事情があるようで、なかなか入ってくれません。気長に待つことが肝要です」
ということでした。

 そんなもんかなと思って架けておいたのですが、昨年秋になって、庭に来る雀が時に、巣箱に入ることがありました。秋ですから、巣作りの様子はなく、単に遊んでいるようなので、そんな話をしたら、その専門家のお弟子さんが 
 「来年の下見をしているんかもしれませんよ。よくあることです。」と教えてくれました。

 今年の春になって、出入りの回数も増えた様で、そろそろ巣作りを始めるかな、などと思って見ていると、先週の暖かい日、突然、2羽のシジュウカラがやってきて、1羽が巣箱の周りで見張りをし、もう1羽は、下に降りて庭の苔をはがし、一生懸命巣箱に運び始めました。
 我が家の庭には、スズメ、ヒヨドリは毎日のように来ますが、シジュウカラは時折しか来ません。

 確か昨年秋、シジュウカラが一度巣箱に入るのを見ましたが、それでもちゃんと覚えていたのかな、など思って眺めていると、巧み地面からにコケをはがし、巣箱に運びます。スズメやヒジヨドリが来ると飛び去り、いなくなるとまた始めます。  
 翌日は雨が降りました。そして少し寒くなりました。心待ちにしているのでが、雨以来、今週になってもシジュウカラは来ません。家内は「ほかの鳥が脅かすからやめたんじゃないの」などと言っています。私は期待してまだ待っています。

 ところで、話はもう1つあります(スティーブ・ジョブズの口癖ではありませんが)。
 上に掲げた写真です。
 昨年暮れ、なかなか落ちなかった葉がやっときれいに落ちた後ですが、玄関脇のアメリカハナミズキに「何かあるな」と気が付き、2階の窓からよく見ると、明らかに小鳥の巣です。

 地上2メートル半ぐらい、繊維状のものをきれいに巻いて、直径6~7センチ、深さも同じくらいですから、まさに小鳥のものでしょう。せっかく住み心地の良い巣箱を用意してやっているのに、こんな目の下を車も人も通るところに、知らぬ間に巣作りをしていたのです。
 たぶん去年の春か夏には、ここで雛が育って、飛び立っていったのでしょう。
 それにしても、この巣の主はどんな鳥だろう、もしも今年もこの巣を利用するのだったら、是非確かめてみたいと思っているのですが、首尾よく行くでしょうか。

 ということで、この写真をご覧なって、「あ、これは何々の巣!」とご存知の方がいらっしゃいましたら、是非、教えていただきたいと思います。
 シジュウカラの方は、またの折に、顛末をご報告させていただきます。

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