tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

富士CALMの富士

2007年04月03日 14時12分53秒 | インポート
富士CALMの富士山
 先日、山梨県富士吉田市の「人材開発センター:富士研修所」(通称 富士CALM)というところにいってきました。
 この研修施設は、日本経団連関係の企業の従業員のための研修施設ですが、研修の少ない週末などは、家族やグループのレジャー基地、ゴルフ基地などとしても使えるようです。
 着いた日は曇りでしたが、翌朝、朝早く窓を開けると、巨大な富士山が五合目あたりまで雪をかぶって眼前に迫ってきて、まさに圧倒される思いでした。富士山という山はこんなに美しかったのかと改めて感じた一瞬でした。
 富士CALMからの富士山の美しさは、知る人ぞ知る有名なもので、「今週の富士」「リアルタイム富士」などネット配信されていて、CDにもなっており、富士CALMで検索すれば出て来ます。
 ここからの富士山がなぜそんなに美しいかというと、それは左右に稜線がすっきりと延び、それが全く綺麗な対称形をなしているからのようです。まさにバランスの美しさです。
 この研修所をここに建てたのにはそれなりの由来があるそうで、昭和40年代の初め、この研修所の初代所長になった二宮尊徳(因みに本名)という方が、用地を探して富士山の周りを一周し、その結果、ここが一番美しいと感じて、地主の方々にお願いして、用地取得が出来、研修所が出来上がったとのことです。
 ところで、地図でみるとわかりますが、富士CALMの隣は、富士浅間神社で、この神社は富士山のご神体であるコノハナサクヤヒメ(木花咲耶姫)を祀り、昔は、富士山の登山道の吉田口はここが基点だったようです。
 その昔、千数百年前、われわれの先祖が、ここからの富士山を仰ぎ見て、その美しさに感動し、その場所にコノハナサクヤヒメを祀る神社を建てたのでしょう。富士山の美しさも、それを美しいと感じる日本人の心も、変わっていないようです。

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