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難局打開に必要な「政府の信用」:前回の続き

2018年05月07日 21時37分20秒 | 政治
難局打開に必要な「政府の信用」
 前回、閣僚や官僚は『嘘』をつかいないでほしい、と書きましたが、政府が国民から信用されなければ、民主主義は機能しないでしょう。
 裏を返せば、政府が本当に国民に信用されていれば、不可能と思われるようなことでも可能にすることもできるということになります。

 今迄の様な事をやっていたら、恐らく財政再建は不可能でしょう。しかし、政府が国民の信頼を得れば、この程度の財政再建は容易に可能と私は考えています。何と言っても日本は世界トップクラスの経常黒字国・債権国なのですから。
 大事な事は、早く、日本国民が信用出来る政府を持つことです。

 今、多くの人は「それが一番難しいんだよ」と言われるでしょう。その通りかもしれません。しかし、こんなに真面目で頑張り屋の日本人に、信頼できる政府が持てないなどということはないはずです。
 
 「どうせ政府なんか信用できないんだから、国民は、政府など宛てにしないで、自分で頑張る」というのが最近の風潮のようですが、それでは政府のベクトルと、国民のベクトルが違う方向に向いてしまい、効率が悪くなるのは当然です。

 今度いつ選挙があるかわかりませんが、選挙を通じてか、あるいは今の政権の内でも、今後は「嘘」を許さない厳しい目で、政府に嘘をつき通させないように厳しく監視する気概を国民が本気で持つことが必要でしょう。諦めてしまってはいけません。

 10日の元総理秘書官の国会喚問(参考人という所にまだ隠したい気持ちがあるのでしょうか?)辺りがきっかけになりうるかもしれません。
 政府が、本当に、国民が何を思っているかを知ろうとし、国民の思いを掬い取って、政策を打つようなまともな状態にならない限り、財政再建は無理のように思われます。

 もしそういう体制が出来るならば、日本としてやれることは沢山あります。このブログでも、問題点や対策は種々論じてきたつもりですが、国民は言いたいことを山ほど持っているはずです。それが大事なのです。

 安倍さんも、最後には「自分の考えより、国民の考えの方を大事にするのが民主主義だった」と解ってくれればいいのですが、どうでしょうか。

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