tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

頑張れ日本、日本人

2011年03月20日 12時48分35秒 | 社会
頑張れ日本、日本人
 巨大災害から1週間余が過ぎましたが、日本人はその中でもまた沢山の勉強をしているように思います。第1次オイルショックから学んで、第2次オイルショックでは世界の注目を浴びる対応能力の高さを見せた日本人は、今回も、日々、災害対応、復旧への取り組み方を学び、日々改善を行い、短期間に目覚ましい対応力を発揮しています。

 桁外れの広域災害、地震だけではなく巨大津波の恐ろしい破壊力、これらは車を主要な生活手段にする社会にはまさに壊滅的な打撃です。
 車社会は、道路とガソリンで生きている社会です。水、電気、燃料といったライフラインの維持も、道路とガソリンによって維持されているという構造になっています。

 マスコミもあらゆる手段で、災害地域の生の情報を広く国民に知らせ、さらに、経験に即して現状に対応するノーハウを持った方々を登場させ、正確な情報が行き渡ることによって、チェーンメールや無責任は風評・伝聞といった社会的なウイルスの除去に大きく貢献しました。

 こうした多様なインフラの上に乗って、医療品、水、食糧、基礎的な生活物資、ほぼ1週間という素早さで、なんとか行き渡ることが出来たように感じられます。
 マスコミとネットからしか情報を得られない私にも、これは素晴らしい実績なのではないかと率直に感じられます。

 多少の買いだめもあったようです。買いだめというのは、1人が普段1個買うところを2個買うだけで、生産量が2倍にならないと対応できない状況を作りだします。すでに第1次オイルショックの時に経験済みですが、今回はあの何分の1の規模でしょう。

 我が家ではパンを買いに行かずに、非常袋の乾パンの缶詰を出してきました。賞味期限は2009年ですが、何も問題はありません、「1日に乾パン10個と味噌と少しの野菜を食べ・・・」などといいながらも、退職高齢者には特に不自由はありません。

 しかしまだ大きな問題が残されています。原発への対応です。こうしたものは作った人が一番よく知っているはずです。メーカーの積極的協力は何といっても心強いことですし、急を要する対症療法的な行動としての自衛隊、消防庁などなどの適切な判断と対応は偉大です、特に現場で体を張って事に当たるすべての方々には、ただ頭を下げ、深甚の敬意と感謝を表すのみです。

 自衛隊ヘリの測定による構造物の表面温度の安定と、外部電源工事の綿密な進展の様子に、素人なりによい兆しを感じながら、頑張る日本・日本人を実感しつつ、関係する皆様方にただただ感謝し、成功を祈っています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。