今年の夏もまた格別に暑かったですね。台風一過なのにまだまだ暑いような予報です。
台風10号は列島各地に大きな爪痕を残しました。下水道などの設計は、降雨量1時間50㎜が基準になっているなどと聞きますが、ニュースを聞いていますと100㎜などというケースがいくらでも出てきているように思われます。
日本列島に住んでいる限り地震と台風とは共存する覚悟で生活することが必須だということは解っていますが、台風と集中豪雨は近年ますます強烈になってきて、巨大地震の懸念もあるというのですから、国土強靭化の方も格段に進めていく必要があるようです。
ところで、今日は朝から快晴で、日差しは強いですが、風は何となく涼しく、やっぱり秋の気配だなと思わせるような朝でした。
我が家の狭い庭でもススキが先日から穂を出し始め、ちょっと強めの風に、数本の穂が揺れる様になりました。
今日は好天ですから、昼近くになりますと、日影になっている隣家のサイディングとフェンスを背景に、真っ青の空からの日光の直射がススキの穂を浮き立たせることになります。
窓ガラスのむこうに、逆光を受けて銀色に輝いて風に揺らぐススキの穂を眺めて、「やっぱりもう秋の気配だな」と感じるところです。
マスコミでは、「今年の秋は10月から」などという見出しがあったりしますが、それでも秋は確り来るでしょう。四季のはっきりしている日本列島は、そこに住む人の心を長い時間をかけて繊細にしてくれたのかななどと考えてみたりします。
こうした自然の変化は大変大事だと思うので、地球温暖化で、日本の四季はいいな、などと言っていられないような事になってしまっては大変ですから、温暖化防止策の一層の徹底と、合わせて国土強靭化には大いに力を入れなければと思うところです。
日本人が自然との心身の交流を安心して楽しめるような環境が、これからもずっと維持されることを願っています。