tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

「のうぜんかずら」と「甘草」妍を競う

2024年08月08日 14時08分59秒 | 環境

我が家の狭い庭の東の端には毎年ご紹介する「おおむらさき」がありますが、その隣に「のうぜんかずら」があります。幹は剪定できる範囲のところで止めて、毎年そこから何本もの花枝が出て、たれ下がり、左右交互に蕾がついて上から順に花が開き、下の方の花が咲くころに、花が落ちるのも上から順で、最後は一番下の花が2、3輪頑張っているのも健気です。

晴天で暑いとよく咲くのですが、雨が続くと蕾はポロポロと落ちてしまうのが残念です。

今年は初夏の暑い日に花枝がぐんぐん伸びて楽しみにしていたところ、豪雨型梅雨で殆んど蕾が落ちてしまい残念な年と思っていました。

ところが7月下旬から晴天と酷暑で残った先端近くの蕾が元気になり開き始めて、これはよかったと思った途端、三多摩にも集中豪雨で蕾はほぼ壊滅状態になりました。

今年はこれで終わりか、伸びた枝もそろそろ伐ろうかと思っていました。ところがそう思って見ますと最後の2,3輪が頑張っている枝があります。そのうえ、そのあたりが少しにぎやかになっているのです。

歳のせいで眼も悪くなっているので、老眼鏡を外し、カーテンを開けてよく見ますと、のうぜんかずらの花と同じような色の花が咲いています。

甘草が咲きだしたのか。こんな所まで甘草の根が伸びて来たのかとびっくりしました。

この辺りは元々蛍の上陸地で、石で囲って藪にしてあります。季節によって、ばいも、しらゆきげし、つりがねずいせん、はなにらなどが毎年陣取り合戦をしているところですが、甘草は、毎年オオムラサキの根元、雨水タンクの塀際に咲いていたので、あまり元気のなかった甘草がここまで出て来たとは気づいていませんでした。

のうぜんかずらの花と甘草の花は黄・橙・に赤みもかかるというところで、花の形は違っても、老眼鏡をかけたまま見れば、みんなだいだいいろの塊にみえてしまいます。

よく見ればのうぜんかずらは平たい花弁、甘草はスカシユリのような細長い花弁、せっかく一緒に咲いているので、しっかり 見たよと言えるように、接写もしてみました。

二つの原爆忌に挟まれた日ですが、偶々庭に咲く花をのんびりと見られるのも、日本が平和な国になったからと、つくずく思うところです。