司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

会社設立時の定款認証の手数料,引下げを検討へ(続)

2021-05-28 19:05:09 | 会社法(改正商法等)
河野大臣閣議後記者会見(動画)
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg22727.html?t=182&a=1

 法務省で検討し,パブコメ(※政令の改正)を経て,令和3年度中に措置をする,ということらしい。

 そもそも,起業の選択肢としては,「個人事業」や「合同会社等」もあり,株式会社の定款認証の手数料が起業の妨げになっているとは思われない。現に,合同会社の設立件数は,増加の一途である。

 また,株式会社の設立登記の登録免許税(最低15万円)が高過ぎる。こちらの方が,起業家にとっては,迷惑であろう。

「税」は,アンタッチャブルで,叩き安いところを叩きにかかっている感である。

 大局的,かつ,合理的な政策判断を期待したい。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 消費者庁,パブコメで提出さ... | トップ | 定款認証の手数料額の推移 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
京都市の会社登記がおかしいです。 (みうら)
2021-05-28 19:07:10
年二割累積非参加優先株
としか登記してない。なんの2割かも書いていない。
Unknown (yoshi)
2021-05-30 08:57:21
う~ん、公証人を食わせるためだけに
面倒臭い定款認証制度を維持するというのは、
国民の理解を得られるのでしょうか?
公証人のほとんど(以前はすべてか)が、
裁判官・検察官・法務局長のいわば天下りで、
ほとんどが弁護士にもなれる方々。
(一部ながら横柄な方もいらっしゃる。)
また、定款自体、後日の株主総会でいくらでも変更できるもので、
公証役場で長期保存する意味も乏しいし、
合同会社との均衡もある。
それならもっと、公正証書や遺言にメリットを与え、手数料も若干値上げしても良いのでは。
あるいは、法務局での公証事務をより積極的に行うことも。
登録免許税15万円の引き下げももちろんやるべきで、
どちらか、という発想はおかしい気がします。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

会社法(改正商法等)」カテゴリの最新記事