司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

迫る大廃業時代

2018-08-21 15:51:17 | 会社法(改正商法等)
日経記事(有料会員限定)(1)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO34315370Y8A810C1PE8000/

同上(2)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO34315400Y8A810C1EA1000/

 日経の連載。

「日本企業の99%を占める中小企業の多くが廃業危機にある。中小企業経営者の平均引退年齢は70歳だが、これを超える245万人の約半数は後継者が未定だ。経済産業省はこのままでは黒字企業の廃業が相次ぎ、2025年までに約22兆円の国内総生産(GDP)が失われると懸念する。」

というわけで,「大廃業時代」がキーワードになりつつある。

 しかし,

「ただ順調に進んでいた交渉には、完了直前に思わぬ障壁が立ちはだかった。銀行から想定を上回るM&A手数料を請求されたのだ。最終的に請求額の半額で折り合い破談は逃れたものの、渡辺は「手数料が重荷になってM&Aをためらう企業がないか」と心配する。」(上掲記事)

ということもあるんですね。

 また,

「大阪シティ信用金庫は21日、中小企業の後継者問題についての調査をまとめた。大阪府内の取引先1336社のうち、後継者が未定の企業は51.8%あった」(後掲記事)

という記事も。

cf. 日経記事
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34391730R20C18A8LKA000/

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