墨の濃淡のかな文字に魅せられ、生け花の大作に圧倒された
朝夕は少し冷え込むものの、昼間は車のドアを開けて走らないと暑いくらいだった。桜が散って、館の中庭もピンクのジュウタンが出来ている。
そんな今日、館の「かな書道・実用書」のクラブ講師を務めていただいている井上玲玉先生が主宰された「白玲書道会展」が、天神山文化プラザで開催されており、遅ればせながら見に行かせていただいた。館で学ばれておられる方も受け付けにおられ、ご案内・解説をしていただいた。井上先生と高木聖鶴先生の書が並んで展示されていた。スゴイの一語だ。
私が以前働いていた市役所で、上司に「官吏ともあろう者が、こんな下手な字を書くな」と叱責された経験すらある悪筆だ。それ故に、書の世界とは無縁であり、諸先生方の作品には、「美しさ」を感じ魅入った次第だ。
その後、高島屋で開催されている「日本いけばな芸術 中国展」を見に行った。墨の濃淡の書の世界とは異なり、実に色とりどりの花が生けられており、会場は華やいでいた。どの作品も大作ばかりで、かつ花器などもとても魅力的で、どれも素晴らしかった。「花が生きていて、私に安らぎをもたらしてくれる」、そんな感じでとても楽しく、心癒される時間だった。
癒されると言えば、今日のお昼は心許す友と、私のお気に入りの「プチマリエ」で、ランチをいただきながら語り合った。深刻な話もあり、たわいのない話もありだが、話は弾み時間はすぐにたってしまう。食事は相変わらず美味しく、まさに心癒される時間だった。こんな日もある。